群馬県の利根郡みなかみ町にある宝川温泉 汪泉閣に行ったときのようすを気づきや感想をまじえて写真多めでレポートします。
この記事はこんな人におすすめ!
- 宝川温泉 汪泉閣の内部のようすが知りたい
- 宝川温泉 汪泉閣に関する情報を知りたい
当記事は2020年1月11日(土) に1泊2日で利用したときのようすです
宝川温泉 汪泉閣 旅館の詳細情報
群馬県利根郡にある 宝川温泉「汪泉閣」は1923年に創業した水上温泉郷の宝川温泉にある温泉宿です。
昔から有名な旅館でしたが、映画『テルマエ・ロマエ2』に出てきたことでさらに有名になりました。
渓流沿いに広がる3つある日本最大級の広さの混浴露天風呂が有名で、
男女ともに湯浴み着を着て入浴します。
宿ではツキノワグマを飼育していて、
昔は子熊を露天風呂に入浴させていたそうです。
日帰り入浴もできる
日帰りで温泉の利用も出来ます。
日帰り入浴施設の宝川山荘から露天風呂を利用できます。
営業時間は10:00~17:00
料金は大人(中学生以上)1500円 小学生1000円
※宝川温泉専用湯浴み着付きの料金です。
宝川温泉 汪泉閣は3つの建物がある
王尖閣は3つの建物で構成されています。
- 1936年築の木造2階建ての汪泉閣第一別館
- 1957年築の木造3階建ての汪泉閣本館
- 1966年築の鉄筋コンクリート造の汪泉閣東館
宝川温泉 汪泉閣の宿泊プラン
宝川温泉 汪泉閣の宿泊プランは大きく別けて次の2項目に別けられています。
- 部屋 (本館 or 東館 or 第一別館)
- 食事場所 (食事処竹庭 or レストラン)
第一別館は昭和11年築の木造2階建
本館は昭和30年築の木造3階建
東館は昭和41年築の鉄筋コンクリート造5階建
食事処竹庭は半個室で会席料理の食事です。
レストランは会場でのハーフバイキングになります。
おすすめは「竹庭」で食事をするプラン
事前調査で夕食のハーフバイキングの評判があまり良くなかったので、
個室風のお食事処「竹庭」の夕食プランを探しました。
楽天トラベルで空きのあったプランは東館の夕食ハーフバイキングで
1人1泊18000円と割高だったので他の旅行サイトを探してみることに。
汪泉閣の食事処「竹庭」の夕食の記事はこちらです↓
⇒【口コミ実体験】宝川温泉 汪泉閣 「竹庭」夕食編
日本旅行のサイトが安かった
日本旅行のサイトで探したところ、部屋は本館で夕食は竹庭で1人1泊15500円というプランがありました。
どこのプランよりも安く、竹庭での夕食だったので、迷うことなく直ぐに申し込みと清算を済ませました。
色んなサイトに分散して掲載しているようなので、有名サイトが満室になっていても他のサイトでは空きはあるので諦めずに探してみることをおすすめします。
宝川温泉 汪泉閣へのアクセス方法と場所
汪泉閣までの行き方は自家用車と電車の2つです。
電車で行く場合は上越新幹線の「上毛高原駅」から、
在来線だとJR上越線「みなかみ駅」から宿の無料送迎が利用できます。
要予約 TEL:0278-75-2121
自動車で行く場合は国道291号線から分岐した63号線を道なりに進んで突当りに汪泉閣はあります。
アクセス方法 電車と自動車どちらで行くべきか
汪泉閣に行く方法の電車と自動車それぞれのメリットデメリットをまとめてみました。
電車(東北新幹線)を利用した場合
行き:上越新幹線「上毛高原駅」を利用した場合
出発13:00 到着13:45
出発15:00 到着15:45
の2便しかありません。
帰り:宿からの出発時刻は9時30分の1便のみ。
途中「みなかみ駅」に寄るので、上越新幹線「上毛高原駅」に到着は10時30分。
メリット:雪の心配が無い
デメリット:宿発が9時30分と早い。(宿のチェックアウト時刻は10:00)
自家用車を利用した場合
メリット:宿の送迎利用時と比較して時間の制約が無い
デメリット:冬は道の凍結が心配
ですが道中は除雪されていたので心配は不要でした。
注意点として冬に訪れる場合だけになりますが、汪泉閣のある場所は途中にスキー場がある山奥なので道路に必ず積雪があると思ったほうがいいです。
今回利用した2020年の冬は記録的な雪不足だったので道路上に積雪はありませんでしたがチェーンは携帯していました。
おすすめは車
自動車で行く方法をおすすめします。
電車は運転しないので移動が楽ですが時間の制限などで自由がありません。
金銭的にもレンタカーを借りてでも自動車で行った方が安上がりです。
宝川温泉 汪泉閣の場所
宝川温泉 汪泉閣は群馬県北部の新潟県に近い、道中にスキー場もある山深い場所にあります。
宝川温泉 汪泉閣の施設外観
宝川温泉 汪泉閣は川沿いに施設が建てられおり、道路の近い側に日帰り温泉施設が、さらに川側に斜面を下ると宿泊施設の建屋があります。
日帰り温泉施設
↑ この建物は日帰り温泉用の施設。
駐車場の手前に門(大手門)があります。
↑ こちらは日帰りのお客さん用の駐車場。時刻は14時20分。
3連休の初日だったので8割ほど埋まっていました。
宝川温泉 汪泉閣への道のり
↑ 日帰入浴施設の右側に汪泉閣への道があります。
宝川温泉 汪泉閣 東館の外観
↑ 「汪泉閣」の東館は一番最近に建てられた建物です。
↑ 「みこと橋」の上は山影で日が当たりにくいので雪が沢山残っていました。
宝川温泉 汪泉閣 本館の外観
↑昭和30年代に造られた本館です。
宿泊者用の駐車場
汪泉閣の宿泊客用の駐車場は宝川沿いにあります。
↑ 宿泊客用の駐車場は二階建です。
汪泉閣の前を流れる宝川
↑ 宝川の水は非常に綺麗で透き通っていて川底が見えています。
宝川温泉 汪泉閣(東館)の入り口
↑「汪泉閣」の入り口は東館にあるこの一か所だけです。
宝川温泉 汪泉閣の構造
受付フロントのある東館、今回宿泊する本館、さらに奥には第一別館があります。
全体の構造は横に細長く、入り口(受付)の階が東館の3階です。
建物が川の上流から下流の傾斜地に沿って立っているので、各棟の階と実際の高さは他の棟とは一致していません。
今回宿泊する本館(1階の技芸)へは東館のエレベータで1階に降り、渡り廊下を通って、本館に行き、さらに本館の階段を使って1階に降りないといけません。
汪泉閣の全館案内図
↑受付でもらった「汪泉閣」の案内図にはすべての建屋の部屋名と位置関係が載っています。
宝川温泉 汪泉閣 東館の内観
東館の入り口に会計をするフロント、休憩できるラウンジ、お土産の売店があります。
東館の端にあるエレベーターで本館と繋がっています。
宝川温泉 汪泉閣 東館のエントランスとフロント
↑ 凄い数のスリッパがきれいに並べられています。
↑ これは朝10時ちょうどのフロントの様子。
お客さんで混雑しています。
チェックイン時間の14時から30分ほど過ぎていたからなのか、
フロントで受付していたのは私たちだけでした。
宝川温泉 汪泉閣のお土産売店
↑ 入口横にあるお土産の売店。
近辺に他のお土産屋さんがまったく無いので、ここで買うしかありません。
汪泉閣東館のラウンジ
汪泉閣入り口の奥には広いラウンジがあります。
↑ 自分がどこから来たかをピンで示す地図が壁に掛かっています。
タイが一番多いです。
次点でヨーロッパ。
汪泉閣の湯浴み着
↑ 今回宿泊する本館に行く途中、フロントの横に「湯浴み着」と浴衣が置いてあったので、適当にピックアップして部屋へ。
熊ツキノワグマのはく製
↑東館から本館へ移動する途中にある剥製の熊。
ツキノワグマなので小さいです。
屋外に熊の檻がありますが、積雪があったので見に行きませんでした。
汪泉閣のエレベーター
↑ 東館の端にあるエレベーターは本館と繋がっています。
宝川温泉 汪泉閣東館のエレベーター内の注意書き
↑ エレベーター内の注意書きです。
「河川の水位によっては予告なく露天風呂を閉鎖することがある、飲食や酔っぱらっての入浴はご遠慮ください」と書かれています。
宝川温泉 汪泉閣 本館の内観
エレベーターを降りると本館です。
↑左には本館1階に降りる階段があります。
東館と比べると本館は築年数が古いので照明が暗いです。
本館の2階と1階の間にある階段
↑ 東館と本館の間の渡り廊下の先にある、本館の2階と1階を昇り降りするための階段
↑ この階段の角度が急で、よく見ると本館の2階部分の廊下に続く手前部分にも段差の形跡があります。
階段が急な原因は元々の階段の上に被さるように階段の踊り場(廊下)が付け加えられているからです。
昔はこの本館だけでしたが、後から東館を作ったときに建設コストが低い方法で建物間の高さの調整(建物同士の接続)をはかった結果、このような階段になったようです。
↑ 本館1階部分から2階に昇る階段です。
昔の2階は石組みの高さだったことがよくわかります。
本館の真反対側にも階段がありますが、そちらは普通です。
川の上流から下流に地形が傾斜している場所に旅館が立っているため、後から上流側に東館が出来た時に、高低差の調整のため写真のような変な階段になってしまったようです。
本館の2階と3階の間にある階段と廊下
↑ 階段踊り場の大きな絵。空を飛んでいるように見えます。
本館1階の廊下
本館1階の廊下の壁側には調度品が並べられています。
宝川温泉 汪泉閣 本館2階 技芸の部屋のようす
↑ 今回宿泊した214 技芸の部屋の玄関です。
1階ですが、部屋番号の頭には”2”が付いています。
部屋の入口の扉がネジ式鍵だったので、穴が合わずに閉めるのが大変でした。
ウォシュレット付きトイレ
↑ 部屋に入って直ぐ左側にあるトイレ、ウォシュレット付き便座です。
居間のようす
群馬県なので、都会と比べてテレビに映るチャンネル数は少ないです。
↑ 床の間横のくり抜きは防寒対策のガラスで埋められています。
洗面台
↑ 洗面台の蛇口は水道管の凍結防止のため、水が流れっぱなしになるよう調整されています。水は鉄分を多く含んでいて錆臭かったです。
部屋からの眺め
部屋の窓からは宝川が見えます。
窓は木造ですがいちおう二重窓になていて川の流れの音は近くに行かない限りほとんど聞こえません。
↑ 窓は二重窓ですが木製サッシなので隙間が多く隙間風を感じます。
↑ 川の流れが心地良く聞こえます。
寝る時には川の音は全く気にならなかったです。
部屋の備品
↑ 内線用の黒電話。風情を感じます。
↑ この暖房が非常に暖かったです。
動力は電気なのかガスなのか謎。
↑ 天井を見ると鉄筋コンクリートになっています。
部屋の壁も薄くなくしっかりとしています。隣や上階からの騒音はまったく聞こえません。
※この部屋が1階だからかもしれないので、他の部屋も同様かはわかりません。
↑ 夕食から帰ってきたら部屋に布団が敷いてありました。
この布団の敷いてある畳の下には床暖房が通っていて非常に温かいです。
↑ 布団が敷かれるのと一緒に冷水もテーブルに置かれていました。
部屋の案内冊子
↑ 部屋にあった冊子の最初には汪泉閣敷地内の庭園の案内が書かれています。
↑部屋にあった冊子の2ページ目には宝川温泉厳選について書かれています。
↑部屋にあった冊子の3ページ目には汪泉閣の各建屋の部屋名などの案内図が書かれています。
↑部屋にあった冊子の4ページ目には露天風呂の注意点と浴衣の着方が英文で書かれています。
↑部屋にあった冊子の5ページ目には汪泉閣のお土産の売店の人気商品ランキングが書かれています。
宝川温泉 汪泉閣 旧館の内観
汪泉閣の旧館は築100年以上の1階建てで宿泊はできません。
食事処の竹庭があります。
宿泊者用の露天風呂に行く玄関口にもなっています。
↑ この先は汪泉閣 第一別館です。
宝川温泉 汪泉閣 まとめ
旅館内の廊下の置物や絵画の雰囲気が古い時代の日本感満載なので温泉情緒に浸れます。
そういった歴史を感じることができるのも汪泉閣の魅力です。
汪泉閣は増設を繰り返して造られた旅館なので建物全体が横に長く階層が建屋毎に違うため慣れるまでは迷うかもしれません。
築100年以上の歴史のある旧館などは昔の面影が残っているので見学がてらに一度散策すると全体の構造が良く分かると思います。
本館も昭和初期の雰囲気が充満しているので一通り見学してみるのも楽しいです。
今回宿泊した本館の部屋は雪の積もる真冬に利用しましたが暖房がよく効いて非常に温かいです。川床の近くの部屋でしたが暑いぐらいでした。
部屋内の寝床の場所だけ床暖房になっていたので寝るときは汗がでるほどの温かさでした。
- 本館は和の風情があり、とても良かった
- 本館1階の寝床は床暖房で暖かい
露天風呂と内風呂、夕食と朝食のようすは別の記事にしています。
露天風呂の記事はこちら↓
⇒【口コミ実体験】宝川温泉 汪泉閣 露天風呂編
内風呂の記事はこちら↓
⇒【口コミ実体験】宝川温泉 汪泉閣 大浴場 内風呂編
夕食の記事はこちら↓
⇒ 【口コミ実体験】宝川温泉 汪泉閣 「竹庭」夕食編
朝食の記事はこちら↓
⇒ 【口コミ実体験】宝川温泉 汪泉閣 朝食編