マックスのシリコン耳栓を実際に使ってみた感想や良い点と残念な点などをレビューします。
この記事はこんな人におすすめ!
- Amazonや楽天などで販売されているマックスのシリコン耳栓の良い点と悪い点を知りたい
- 当たり障りのない情報ではなく真実を知りたい
- 実際に使用してみた感想を知りたい
マックスのシリコン耳栓のレビュー
Amazonや楽天でMack’s Pillowから発売されているマックス ピロー ソフト シリコン耳栓をレビューします。
シリコン耳栓のなかでもマックスピローソフトは最強の遮音性能を誇ることで人気があります。
マックスピローソフト シリコン耳栓の主な特長は下記の2つです。
- 素材が柔らかい粘土状のシリコン製
- どんな形の耳穴にでも装着できる
マックス ピロー ソフト シリコン耳栓の外観
実際にAmazonで購入したマックス ピロー ソフト シリコン耳栓のパッケージです。
付属の収納ケース
↑付属の収納ケース内にシリコン製耳栓が団子状態に収められています。
一般的なタイプの耳栓とシリコン耳栓の比較
一般的な防音保護具は下記の2種類があります。
- 耳栓 (イヤープラグ)
100均など何処でも手軽に購入できる - イヤーマフ (頭部に取り付けるヘッドホン形状で耳全体を覆い隠す)
工場や飛行場などの騒音が発生する場所で使用
耳栓は2種類
耳栓は大きく別けると素材によって下記の2種類あります。
- 一般的な耳栓:ウレタン製
- シリコン製の耳栓
これ以外にも一般的な耳栓にはゴム製だったり、シリコン製ではなく粘度だったり様々なバリエーションが存在します。
遮音性能
耳栓には遮音性能値として「NRR」という表記があります。
このNRRの数値は高いほど遮音性が高くなります。
では2種類の耳栓のNRR値を比較してみます。
- ウレタン製の耳栓 NRR:38 ※NiceNite ウレタン製では最高値
- シリコン製の耳栓 NRR:22 ※マックスピローソフト シリコン耳栓
このようにウレタン製の耳栓のほうがNRR値は高くなっています。
ところが、実際にシリコン耳栓を使ってみるとこの数値の信憑性には疑問が生じるはずです。
シリコン耳栓の色・ペア数
マックスピローソフトのシリコン耳栓には3種類の色があり、ペア数も下記のようなラインナップがあります。
シリコン耳栓の色
- ホワイト
- オレンジ
- ベージュ
シリコン耳栓のペア数
- 6ペア (12個入)
- 2ペア (4個入)
ホワイトは透明と表記されている場合があります。
マックスピローソフト シリコン耳栓の感想
マックスピローソフト シリコン耳栓の残念な点と良い点を解説します。
シリコン耳栓の残念な点
残念なのは2点です。
- ゴミが混入するので汚れやすい
- 野外で気軽に使用できない
汚れやすい
マックスピローソフト シリコン耳栓は粘度のように柔らかく粘着性があるので周囲のものに引っ付くと取れ難い性質があります。
なのでホコリや髪の毛などが混入すると取り出すのは大変です。
使う頻度が高くなるたびに汚れが蓄積するので色が黒くなります。
自分一人で使用する環境で周囲に誰もいない場合は良いのですが、屋外などで他の人がいる環境では汚れた状態のまま使い続けるのは抵抗があります。
気軽に利用できない
シリコン耳栓は粘土のように重量があり、汚れを吸着しやすいので収納ケースに入れないと持ち運びはできません。そのため野外で気軽に使用するのには向いていません。
シリコン耳栓は家の中で長時間利用する用途のほうが向いています。
野外で使用する場合は一般的な形状のウレタン製耳栓のほうが気軽に持ち運びができて直ぐに使用できます。
シリコン耳栓の良い点
良い点は多く次の3点です。
- 耳穴が狭くてウレタン製耳栓が痛い場合でもシリコン製耳栓だと平気
- 耳栓の中で最強の遮音性
- 重量衝撃音にも効果がある ※最大の長所
耳穴が狭くても装着できる
シリコン耳栓は耳の穴に押し込んで密着させる必要は無く、耳穴の入り口の周囲に密着させて使うので、耳穴の奥まで挿入する必要はありません。
そのため耳穴が狭くて、一般的なウレタン製素材の耳栓だと痛くなる人でも、シリコン耳栓を利用しても耳が痛くなることはありません。まったく問題なく使用できます。
耳栓最強の遮音性
いままでに数多くの低反発ウレタン素材の耳栓を利用してきました。
NRR値38の最強と評判の良い、一般的な形状の耳栓も試しましたが、マックスピローソフト シリコン耳栓のほうが段違いに遮音性は高いです。
無理やり耳の穴にねじ込むタイプの耳栓と比べて、シリコン耳栓のほうが密着性が高く、隙間が無くなるので遮音性は高くなります
重量衝撃音にも効果がある
一般的な形状のウレタン素材耳栓では防ぎにくかった重量衝撃音にもシリコン耳栓は効果があります。
シリコン耳栓は耳の穴に密着させることができるので重量衝撃音が耳から入ってきません。
耳以外の身体の部位から感じるような振動を伴うレベルの重量衝撃音はさすがに防ぐことはできませんが、上階のドアの開け閉め程度なら聞こえなくなります。
重量衝撃音とは重量のある物体が発生させる音です。
例えば、集合住宅の上階で子供が走り回る音や、重いものを床に落とした時に発生する音のことです。
重量衝撃音は音波というよりも衝撃波として人体に伝わるため耳以外の部分からも知覚されます
100均の収納ケースがおすすめ
付属の収納ケースは多き過ぎるため百均のダイソーで売っているケースがちょうど良いサイズなのでおすすめです。
低反発ウレタン素材の一般的な耳栓と併用
マックスピローソフト シリコン耳栓と一般的な低反発ウレタン素材の耳栓を併用したほうが遮音効果は高まるかどうかですが、結論は否です。
両方のタイプの耳栓を併用しても防音効果は高まりません。
一般タイプの耳栓を小さくして、いくら奥に押し込んでも耳の穴の外側に耳栓がはみ出ます。その状態でシリコン耳栓を装着しても、耳の穴の隙間が埋まらないため、効果は無いどころか、逆に併用したほうが防音効果は低くなります。
シリコン耳栓は耳の穴を密封できるのがウリですが、他の耳栓と併用すると耳の穴が密封されません。
一般的な低反発ウレタン素材の耳栓が耳の穴に存在していると邪魔をして、シリコン耳栓で耳穴の隙間を密封して塞ぐことができないからです。
シリコン耳栓 まとめ
なにより、シリコン耳栓は重量衝撃音にも効果があるので、上階の騒音が気になる場合や集中力を維持したい場合、睡眠時に利用すると効果抜群です。