Bauhutte(バウヒュッテ)のゲーミング座椅子 GX-370を実際に購入して使ってみた感想とメリット・デメリットを実体験レビューする。
この記事はこんな人におすすめ!
- Bauhutte GX-370を実際に使った感想を知りたい
Bauhutte GX-370の発売は2021年9月
Bauhutte(バウヒュッテ)とは
Bauhutte(バウヒュッテ)とは、大阪に本社のあるアウトドア用品などを企画販売しているビーズ株式会社のゲーミング家具のブランド名。
Bauhutte GX-370の特長
Bauhutte GX-370には下記の特長がある。
- ソファタイプの座椅子
- 底面にキャスターが付いているので移動が簡単
- 色はブラウン、ブラック、ホワイトの3種類
- 表面素材はPUレザーとファブリックの2種類
- アームレストの高さと奥行きの位置調整が可能
- 座部クッションが取り外せる
Bauhutte GX-370の製品ラインナップ
Bauhutte GX-370は下記の種類がある。
表面素材がファブリック(布地)のタイプはカラーによって下記の3種類の型番がある。
- ホワイト:GX-370-WH
- ブラック:GX-370-BK
- ブラウン:GX-370-BR
表面素材がPUレザー(合成皮革)のタイプはカラーによって下記の3種類の型番がある。
- ホワイト:GX-370PU-WH
- ブラック:GX-370PU-BK
- ブラウン:GX-370PU-BR
座椅子ではなく、チェアータイプの型番は”G”の後に”X”が付かない
Bauhutte GX-370 レビュー
ここからはGX-370PU-BKのレビューになる。
Bauhutte GX-370の仕様
製品名 | Gaming Floor |
---|---|
型番 | GX-370PU |
寸法 | 幅68㎝×奥行63.5㎝(63.5~125㎝)×高さ92㎝(29.5~92㎝) 座部の高さ:約23㎝※床からの高さ |
構造部材 | 背もたれ部:合板 アームレスト:ポリウレタン、ポリプロピレン、ナイロン、金属 キャスター:ナイロン、金属 座部:金属 |
表面加工 | 座部:エポキシ樹脂粉体塗装 |
張り材 | 背もたれ部、座部、ランバーサポート、アームレスト:ポリウレタン |
クッション材 | 背もたれ部、座部:ウレタンフォーム/ランバーサポート:綿 |
原産国 | 中国 |
耐荷重 | 100kg |
重量 | 17.9kg |
座部クッション厚 | 約12㎝ |
シート取り外し | 可能 |
アームレスト | 2D(上下/前後)伸縮幅:75mm |
座面高 | 約43~49cm |
推奨身長 | 154~181cm |
Bauhutte GX-370の外箱
↑外箱のサイズは73㎝×63㎝×36㎝で、三辺合計は172㎝。
組立て時に使うボルトとレンチが入っている。
↑中敷きの段ボールを除けると、緩衝材に包まれた背もたれが収まっている。
↑背もたれを除けると、ランバーサポートが入っている。
↑中敷きの緩衝材を除けると、座部とアームレスト、キャスターが入っている。
Bauhutte GX-370の付属品
↑付属品は背もたれ部クッション、座部クッション、アームレスト(左右)、カバー(左右)、キャスター4個、ランバーサポート、取付用ボルト類一式、取扱説明書。
背もたれ部クッション
↑ファスナーが付いているが先端が埋まって取り出せない。
座部クッション
アームレスト(左右)
カバー(左右)
キャスター4個
↑すべて向きを変えて写しているが、4個ともまったく同じキャスター。
取付用ボルト類一式
↑ボルトと六角レンチが入っている。
取扱説明書
↑この取扱説明書は背もたれ部クッションの袋の中に入っていた。
ちなみに、まったく同じ内容のPDFファイルがBauhutte公式Webサイトから無料でダウンロード・閲覧できる。
GX-370 組み立て手順
Bauhutte GX-370の組み立て手順は下記の流れになる。
- 背もたれ部クッションと座部クッションを付属のボルトで接続する
- 背もたれ部固定パーツにカバーを取り付ける
- 座部底面にアームレストを取り付ける
- 座部底面にキャスターを取り付ける
①背もたれ部クッションと座部クッションを接続
↑座面クッションに金属製の背もたれ部固定パーツが付いている。
3つ穴があり、中央のタップ穴はカバー取り付け用。
上下の穴に付属のボルトを使って、背もたれ部クッションを連結・接続する。
↑8×25ミリの六角ボルトにワッシャーとスプリングワッシャーが予めセットされている。この4本のボルトで座部と背もたれを接続する。
↑背もたれ部のサイズが大きく重いので、この作業が一番の難所になるが1人でも作業可能。
②背もたれ部固定パーツにカバーを取り付ける
↑ピッタリとカバーを取り付けた後、中央の穴にボルトを通して固定する。
↑カバー固定用のボルトだけ六角ではなく、+ドライバーになっている。
↑柔軟性のある合成樹脂製のキャップを使って背もたれ部固定パーツの穴を塞ぐ。
③座部底面にアームレストを取り付ける
↑アームレストの底面にL(左)とR(右)のシールとFORNT(前面)のシールが貼られているので、向きを合わせて、座部の底面に開いている穴を使ってボルトで取り付ける。
↑片側に4穴あいているが、使うのは一番外側の縦2穴と、内側の1穴。
↑アームレスト側の穴は横長になっているが、調整できる幅は数ミリ程度。
④座部底面にキャスターを取り付ける
↑座部底面に4つキャスターを取り付けたら組み立て完了。
キャスター側の取付用のシャフトには抜け防止の輪留めが付いているが、後から取り外しできる。
GX-370の外観
座部クッション
座部のクッションは裏面のマジックテープで固定されているだけなので、簡単に取り外しできる。
リクライニングレバー
↑リクライニングレバーを引き上げると背もたれを倒すことができる。
最大180度のフルリクライニングが可能。
アームレスト
↑アームレストは前後に約3センチ可動する。
ストッパーやレバーは無く手動で調整する。
GX-370 アームレストの位置調整
アームレストは上下と前後方向に調整可能。
前後方向
↑通常はこの写真のように一番奥側にしたほうが肘がつけやすい。
↑真上から見ると、このぐらい前後方向にアームレストは調整可能。
上下方向
↑約7センチ高さを調整可能。
Bauhutte GX-370のメリット・デメリット
Bauhutte GX-370を実際に使用した感想とメリットとデメリットを書く。
デメリット
Bauhutte GX-370のデメリットは5つ。
- アームレストの位置が前に寄りすぎ
- アームレストの最低の位置が高すぎる
- アームレストが前後にズレやすい
- キャスターの荷重に差異がある
- 床に傷や痕が付きやすい
アームレストの位置が前に寄りすぎ
GX-370の最大のデメリットはアームレストの位置が前に寄りすぎていることだ。
体型にもよるが、細身の場合はアームレストの位置を最奥にしても肘が付けない状態になる。
アームレストの最低の位置が高すぎる
アームレストの位置を最も低い位置に調整しても高すぎるのだ2番目に大きなデメリットだ。
アームレストが高すぎるのでキーボードやマウスが操作し難い。
これは使用しているディスクの高さにも少なからず原因はあるが、それにも増して上下方向の調整範囲が狭すぎる。
アームレストが前後にズレやすい
アームレストの前後方向の位置はロック(固定)できない。
しかも、弱い力で前後方向に動いてしまう。
なので、意図していないときに、アームレストに体重を掛けただけで「カリカリ」という音と共に勝手にズレてしまう。そして、また元の位置に戻すという繰り返しを1日に数回は行うハメになる。
利用環境によってはこのアームレストの位置が直ぐに動いてしまう点が最大のデメリットになる。
キャスターの荷重に差異がある
座面底面とキャスターの精度が悪いのか、床に付くキャスター痕が3つになる。
もし、精度に問題なく、座面の平行が取れている場合は、キャスターの痕は均等に4つになるはずだが、そうはならないので、加工精度またはキャスターの精度は良くないようだ。
床に傷や痕が付きやすい
キャスターのストッパー用に金属製の突起物が付いているので、座椅子を倒して床の上を移動させると、キャスターの向きによっては金属の突起物で床を傷つけてしまう可能性が高い。
慎重に扱えば可能性は低くなるが、雑に扱うと床を傷つけてしまう可能性は高い。
メリット
Bauhutte GX-370のメリットは下記の2点。
- キャスターのおかげで移動させるのが楽
- アームレストのクッション性が良い
キャスターのおかげで移動させるのが楽
キャスターのおかげで移動がスムーズで楽。
約18キロも重量のある座椅子なのだが、重さを感じさせない。
アームレストのクッション性が良い
アームレストのクッション部分が肉厚なので、長時間にわたって肘をついていても、まったく痛くならない。このクッション性が良い点がGX-370の最大のメリットだ。
まとめ
Bauhutte(バウヒュッテ)GX-370は造りもしっかりしていて、ソファータイプなので窮屈感が無く、全体的な質感と表面の材質と感触が良いのが特長の座椅子だ。
組み立てるのに約20分ほど時間がかかり、面倒なのも難点だが、最大の難点はアームレストの位置調整幅が小さく、前に寄りすぎていることだ。
そして、アームレストの前後方向の位置は固定(ロック)できないため、体重を掛けると、直ぐに前後方向にズレてしまい、頻繁に所定の位置に戻す操作を繰り返すことになってしまう。
解決策としては、可動域が広く調整幅が大きいBauhutte(バウヒュッテ)アームレスト BAM-02に換装するという方法があるが、残念ながら現在は販売されていない。
なので、ディスク側で高さを調整する方法が現実的だ。
とはいえ、アームレスト前後方向のロック機能がないため、頻繁にズレてしまうという問題は残ったままになる。
どうしても気になる場合は、元の状態には戻せなくなってしまうが、アームレスト底面の可動域の溝(レール)を、パテやホットボンドなどで埋めて可動しないようにすれば改善できる。
Amazonだと3万5千円前後だが、Yahooショッピングだと還元率の高い日はポイント差引価格2万円台後半で購入することができる。
キャスター付きの座椅子でゆったりとしたソファーのような座り心地の商品はGX-370以外にないので、数多くのデメリットがあることを承知の上で購入するのは悪くない選択になる。
- アームレスト前後方向はロックできないのでズレやすい
- 頑丈な造りで質感は良い
- アームレストの位置が前に寄り過ぎている
- アームレストのクッション性は良いが、調整幅が狭すぎるの肘がつき難い
- 床に傷や痕がつきやすい