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【旅行記】波照間島にアクセスする3つの方法と高速船フェリー3種類を比較!船酔いしにくい方法を解説

沖縄 石垣島から波照間島に行く方法をレポートします。

「ガイドブックに載ってた船と違う!」
「定期船が欠航なんて聞いてない!」
なんていう経験はないですか?

そこで、実際に現場に行って、リアルに体験したことだけを記事にしました。

なので、この記事を読めば行ってガッカリすることはなくなります。

この記事はこんな人におすすめ!

  • 波照間島に行く方法と船の種類による違いを知りたい
  • 船酔いするか知りたい
  • 実際に波照間島に行ったことのある人からの情報を知りたい

波照間島に行く方法は3つ

波照間島に行く方法は次の3つのみです。

  1. 貨物船で行く
  2. 西表島の大原港から高速船で行く
    ※不定期運航で予約必須
  3. 石垣港の離島ターミナルから出ている高速船で行く

これ以外の方法では行くことはできません。
日本最南端の空港の波照間空港もありますが、定期便の運航はなく、利用できません。
※急患用として稼働はしています。

③以外の方法は手間と時間がかかるので、
実際には波照間島に行くには石垣港の離島ターミナルから出ている高速船で行く方法しかありません。

とはいえ、③の高速船は外海を通るので、海の状況に影響を受けやすく波が高い日は欠航します。
なんと7月の高速船の平均欠航率は約50%です!
※2017年10月に大型双胴船の「ぱいじま2」が運行したので現在の欠航率は改善しています。

波照間島に行く貨物船「フェリーはてるま2」

①の貨物船で行く方法について説明します。
貨物船は海が荒れて高速船が欠航しているときによく利用されていた、裏技的な方法だったのですが、今ではではかなり知られています。

貨物船も高速船フェリーも安栄観光が運行しています。
八重山観光フェリーには波照間島間航路はありません。

波照間行き貨物船の運航スケジュール

  • 石垣発 09:00 ⇒ 波照間着 11:00
  • 波照間発 14:00 ⇒ 石垣着 16:00

波照間行き貨物船の運航日と料金

  • 毎週、火・木・土のみ運行
  • 1日1便のみ
  • 片道2030円 ※往復運賃の設定はなし

※2021年4月の情報です。

滞在時間3時間でも、ニシ浜と日本最南端の碑のある高那崎(たかなざき) に行くだけなら、日帰りで往復貨物船を利用して波照間島に行くことも十分可能です。

波照間行き貨物船の乗船時間

  • 高速船:60分
  • 貨物船:120分

貨物船の料金は片道2030円。
高速船フェリーは片道4070円(往復は7830円)なので貨物船で行くと半額ですが時間が2倍かかります。

波照間行き貨物船の乗船券購入場所

貨物船の乗船券を購入する場所と乗船場所は離島ターミナルではないので要注意です。
乗船券は離島ターミナルから少し離れた場所にある安栄観光の貨物事務所で購入します。

なお、波照間島での乗船券売り場は高速船と同じ場所です。乗場は異なります。

西表島の大原港から高速船で行く

島間航路として西表島(大原港) ⇔ 波照間島 の高速船があります。

  • 西表島(大原港)発 12:30 ※要予約
  • 波照間港発 13:15 ※要予約
  • 料金はどちらも片道1570円

なお、乗船には予約が必要です。
電話予約しかできません。

TEL 0980-83-0055
営業時間 6:00 ~ 20:00 年中無休

石垣港の離島ターミナルから出ている波照間島行き高速船

石垣港の離島ターミナルから出ている高速船は波照間島にいくのに最も多く利用されている移動方法です。

波照間行き高速船の料金

波照間島行の定期船(フェリー)は毎日運航しています。
料金は次の通りです。

  • 大人1名 片道4070円、往復7830円
  • 小人1名 片道2040円、往復3930円

中学生以上は大人料金、小学生までは小人料金です。

波照間行き高速船の運航時刻

波照間島行の定期船(フェリー)は毎日運航しています。
時期によって出発時刻は変わります。

石垣発:
08:00
11:45
15:30 ※8/21~9/30は15:00 だったり冬季は14:30になる

波照間発:
10:00
13:15
17:20 ※8/21~9/30は16:50

  • 毎日運行
  • 1日3便
  • 片道3610円、往復6910円
  • 乗船時間:小型船は約60分  ※ぱいじまは約75分、ぱいじま2は約90分

「ぱいじま」と「ぱいじま2」は中型と大型の船のため75~90分ほどかかります。
「ぱいじま」と「ぱいじま2」は始発便と最終便に運航しています。
船が大きいので小型船と比べると揺れにくいです。

高速船の乗船券購入場所

石垣港にある離島ターミナル内の安栄観光のカウンターで購入します。

八重山観光のカウンターでは波照間島行の乗船券は購入できません。
波照間島行の船はすべて安栄観光だけが運行しているからです。

↓安栄観光のカウンターは乗船券購入の列ができていました。石垣港にある離島ターミナル内の安栄観光のカウンター石垣港にある離島ターミナル内の安栄観光のカウンター

乗船券購入にはPayPayなどの各種電子決算で清算できます

波照間島に行く高速船(フェリー)の種類は3つ

石垣島の離島ターミナルから波照間島に行く定期船フェリーの種類は下記の3つです。
船体のサイズの一番大きなものから順に上から並べています。

  1. ぱいじま2 大型高速船
  2. ぱいじま  中型高速船
  3. 小型高速船 日替わりで変わる

2017年に就航した①のぱいじま2 大型船だけは波照間港の着岸場所が異なり、貨客フェリーと同じ渡航ターミナルの前に着きます。

船の種類によって乗船時間が違う

船の種類とサイズによって下記のように乗船時間が異なります。

船の種類と乗船時間
船の種類船体サイズ乗船時間
ぱいじま2大型双胴船約90分
はいじま中型単胴船約75分
小型高速船小型船約60分

出発時刻によって船の種類が違う

波照間島に行く定期船フェリーは出発時刻によって船の種類が変わります。

出発時間と船の対応表
石垣発波照間発船の種類
08:0009:50はいじま or ぱいじま2
11:4513:15小型高速船
14:3016:20はいじま or ぱいじま2

海の状況によっても船の種類が変わる

海が荒れて波が高い日の始発と終発は揺れにくい大型双胴船の「ぱいじま2」が運行されます。
それにくわえて、小型高速船の真ん中の便は欠航になります。

いっぽう、海が穏やかで波が低い日の始発と終発は中型単胴船の「ぱいじま」で運行されます。

これらにプラスして船の整備でドックに入っている可能性もあるので必ずしも上記のとおりに運航されるわけではありません。

さらに繁忙期で利用者が1艇に全員乗れない場合は始発便と終発便は「ぱいじま2」と「ぱいじま」のダブル運航の可能性もあります。

波照間島行の高速船フェリーは、波が高い場合は船酔いしにくいが乗車時間の長い「ぱいじま2」が利用され、それ以外の日は乗車時間の短い「ぱいじま」で運行されます。

高速船フェリーは揺れて船酔いしやすい?

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高速船フェリーの「ぱいじま」を利用したときには、ほとんど揺れなかったので、酔い止めは不要でした。

もちろん、他の周りにも船酔いしている人は誰一人いませんでした。
ただし天候の悪い日や冬季などの海が荒れている日は凄い揺れるかもしれませんが、そんな日は高速船フェリー自体が欠航になるか、より揺れにくい双胴船の「ぱいじま2」で運行されるはずです。

船酔いのしやすさ:小型船 > ぱいじま > ぱいじま2
欠航のしやすさ:小型船 > ぱいじま > ぱいじま2
乗船時間:ぱいじま2 > ぱいじま > 小型船

船が揺れて船酔いしやすいのは船の種類よりも海の状況次第!

船酔いしたくないなら小型高速船は避けましょう

始発と終発以外の真ん中の便に運航される小型高速船は揺れるので船酔いしやすい体質の場合は利用は絶対に避けましょう。

なぜなら八重山諸島の内海は穏やかで波が低くても、波照間島はその外側の外洋の海域を通るので波が高くうねりがあるため、小型船だとより揺れやすくなるからです。

小型高速船は波の上をジャンプするような状況になるので縦揺れが酷くお尻が浮くような感じで船酔いしてしまいます。

一番確実な船酔い対策は始発か終発便に乗ること

「ぱいじま」と「ぱいじま2」は船外に出れない

高速船フェリーの「ぱいじま」と「ぱいしま2」は航海中は危険なので船外に出れません。
※小型船は出れます。

なので船酔いで嘔吐する場合は船内で吐くことになってしまいます。
それ専用の袋が船内に設置されています。

波照間島の高速船フェリーで船酔いしにくい方法 まとめ

波照間島に行く船で船酔いしにくい方法は始発便か終発便で「ぱいしま2」に乗船することです。

波照間島に行く高速船フェリーのなかでは「ぱいしま2」が最も大型で新しい双胴船のため揺れにくいので船酔いしにくいです。海の状態が穏やかなら「ぱいじま」でも船酔いしにくいです。

言い換えると「小型高速船フェリー」に乗らないことが船酔いしない最も効果的な方法です。

高速船で石垣島から波照間島に行ったときのようす

波照間島行の高速船フェリーは離島ターミナルの5番乗場から出発します。

波照間島行きは大人気で朝8時出港の高速船の乗場には出発前から列ができていました。
この日は2020年9月22日(火)の祝日で4連休の最終日でしたが人は多かったです。

高速船フェリー「ぱいじま」↓

波照間行き高速船「ばいじま」波照間島行き高速船フェリー「ぱいじま」

波照間島行き高速船「ぱいじま」船内のようす

結構前から並んでいて行列の先頭のほうだったので、余裕で座れましたが、あっという間にほぼ満席に。完全に満席ではなくところどころ空席はありました。

この高速船は他の定期船と違って船外の席はありません。
ちなみに完全に満席の場合は、西表島に行った時のようにもう一隻高速船を出すのかもしれません↓
>>【旅行記】沖縄・石垣島から船で移動して西表島をレンタカーで一周したレポート

とはいえ、追加の船が小型船だったら揺れやすいので最悪です。
つまり、早く並んで最初の船に乗るのがもっとも無難です。

波照間行き高速船フェリー「ばいじま」の船内前方波照間行き高速船フェリー「ばいじま」の船内前方
波照間行き高速船フェリー「ばいじま」の船内最後尾波照間行き高速船フェリー「ばいじま」の船内最後尾

石垣島から波照間島への移動のようす

外洋を通るので波が高く船が揺れると聞いていて心配していましたが、
利用したときは、ほとんど揺れませんでした。

他の離島行きの高速船のほうが揺れていたぐらいです。

今回乗ったのは”小型高速船”ではなく、「ぱいじま」なので揺れ対策をしている船からなのかもしれません。

朝8時に石垣島を出発して、9時15分位に波照間島に到着しました。

波照間島沖の海のようす波照間島沖の海のようす
波照間港に到着波照間港に到着
波照間港の桟橋波照間港の桟橋

波照間島に行く高速船の乗船券は前売りしている

高速船フェリーの乗船券はWebサイトからも購入できます。
しかも2021年10月1日~2022年3月31日の期間はWeb割引が適用され1割安く購入できます。
割引後の価格は片道3760円、往復7230円です。

波照間島行き高速船の乗船券前売の詳細情報

乗船券の事前(前売り)購入をするには安栄観光のWebサイトで新規会員登録する必要があり、個人情報を登録しないといけません。

乗船券の前売り事前決済については下記のとおりです。

  • 事前決算でクレジットカード決算のみになる
  • Webサイトで購入した場合はWebサイトに表示されるQRコードを船の乗場で提示するだけで乗船できる
  • 事前予約で決済済みの乗船券の払い戻しはWebサイトのマイページからのキャンセルで可能
  • 当日キャンセルする場合は離島ターミナル内の窓口か電話で手続きが必要

これらが面倒な場合は当日に乗船券売場に並んで乗船券を購入するしかありません。

繁忙期の連休中などはWebサイトから事前購入しないと一番人気のある波照間島行きの高速船フェリーは全便完売してしまう可能性があります

安栄観光のWebサイト乗船券予約検索のリンク

安永観光の乗船券予約Webサイトページからは波照間島以外の八重山諸島の離島の定期船も事前決済購入できます。

とはいえ、乗船券完売の可能性があるのは波照間島だけです。

安永観光の高速船フェリー乗船券予約ページはこちらです↓
安永観光の乗船券予約検索

まとめ

大人気の波照間島に行く定期船は高速船フェリーと貨物船の2つです。

それ以外にも島間移動として西表島と波照間島の間の航路がありますが、
石垣島発ではないので、現実的な移動手段ではありません。

まとめると次のようになります。

高速船:

  • 移動時間は60分~90分
  • 料金は片道4070円
  • 運航は毎日

悪い点:

  • 貨物船と比較して料金が片道2000円程高い
  • 海の状況次第で欠航する可能性がある

良い点:

  • 毎日運航していて、1日3便ある
  • 離島ターミナルから乗れるのでアクセスが良い
  • Webサイトで事前予約と支払いができる

貨物船:

  • 移動時間は120分
  • 料金は片道2030円
  • 運航は毎週、火・木・土のみ

悪い点:

  • 高速船と比べて時間は60分余計にかかる
  • 毎日運航していない
  • 1日1便のみ

良い点:

  • 高速船と比べて約2000円安い
  • 高速船欠航時にも運航している可能性大
要点まとめ

高速船がおすすめ!高速船の欠航時のみ貨物船を検討!

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