GoPro VOLTAを実際に購入して使ってた感想とメリット・デメリットを実体験レビューする。
この記事はこんな人におすすめ!
- GoPro VOLTAの購入を検討している
- 実際に使った感想を知りたい
GoPro VOLTAとは
GoPro VOLTAはバッテリー、グリップ、三脚、リモコンが一つになったGoPro製のアクションカメラ用ハンドグリップ。
GoPro VOLTAの特長
GoPro VOLTAには下記の特長がある。
- 標準バッテリー3個分の容量の4900mAhバッテリー内蔵
- Bluetooth接続でGoProカメラ本体の電源オン/オフやモード切替、撮影開始/停止のリモート操作ができる
- ハンドグリップに三脚と格納式マウンティングフィンガーを内蔵
標準バッテリー3個分の容量の4900mAhバッテリー内蔵
VOLTAのハンドグリップは4900mAhのバッテリーを内蔵しているので、カメラ側のバッテリーを含めると4K/30fpsの動画を4時間以上撮影することができる。
Bluetooth接続でGoProカメラ本体のリモート操作ができる
Bluetooth接続することで、GoProカメラ本体の撮影開始、電源オン/オフ、撮影モード切替をVOLTAのハンドグリップ部分に付いているボタンで最大30m離れた位置から遠隔操作できる。
ハンドグリップに三脚と格納式マウンティングフィンガーを内蔵
ハンドグリップ先端と、中程にある格納式マウントフィンガーの2か所にGoProカメラをマウントできる。
GoPro VOLTA レビュー
GoPro VOLTAのレビュー。
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GoPro VOLTAの仕様
製品型番 | ACVT1 日本正規品:APHGM-001-AS |
---|---|
接続方式 | 無線方式(Bluetooth) |
接続距離 | 30m |
バッテリー容量 | 4900mAh |
バッテリー充電時間 | 2.5時間 GoPro Supercharger (別売) を使用 |
バッテリー入力 | 5V/3A (最大15W) |
バッテリー出力 | 5V/2.4A (最大12W) |
バッテリー入出力端子 | USB Type-C |
重さ | 約240g |
付属品 | VOLTA本体、充電用USB Type-Cケーブル、USBパススルードア、サムスクリュー、ユーザーガイド |
GoPro VOLTAの外箱
GoPro VOLTAの付属品
↑付属品はハンドグリップ本体、USB Type-C充電用ケーブル、USBパススルードア、スクリュー、取扱説明書などの冊子類。ハンドストラップは最初からグリップ本体に結びつけられている。
取扱説明書
↑付属の取扱説明書は全ページ英語で書かれている。日本語表記は無い。
GoPro VOLTAの外観
GoPro VOLTAの使い方と機能
ここからは実際のVOLTAに備わっている機能と使い方を説明する。
360度回転フィンガー
↑ハンドグリップ先端に付いているフィンガーマウントは360度回転する。
任意の角度で止めることも可能。
格納式マウンティングフィンガー
↑マウンティングフィンガーの上のボタンを押すと展開する。
格納する時もボタンを押す必要がある。
三脚
↑三脚の先端部に磁石がついているので使用中に勝手に開いたりはしない。
1/4ネジ穴
1/4ネジ規格の穴がハンドグリップ底面に備わっている。
このネジ穴を使って他の自撮り棒などのアクションカメラ用アクセサリーと接続できる。
カメラ操作用ボタンとLEDランプ
↑右上のバッテリーステータスボタンを押すとバッテリー残量を5つのLEDランプの点灯で確認できる。5つすべて点灯だと満充電状態。
↑Bluetoothペアリング状態と接続時はLEDランプが青色に点灯する。
GoPro VOLTAの各ボタンの名称と用途:
- Bluetoothボタン:
4秒間押し続けるとペアリングモードになる - バッテリーステータスボタン:
VOLTAの起動とバッテリー残量確認 - シャッターボタン:
撮影の開始と停止 - モード&電源ボタン:
GoProカメラ本体の電源と撮影モード切替
カメラUSBケーブル
このケーブルをGoProカメラ本体に接続することでVOLTAのハンドグリップのボタンでGoProカメラ本体を操作できる。
それと同時にVOLTAの内蔵バッテリーからGoProカメラ本体に給電される。
- VOLTAのハンドグリップのボタンを利用するのにBluetooth接続は必須ではない
- このUSBケーブルはカメラ本体操作と給電用ケーブルを兼ねている
USB充電ポート
↑防水用のゴム製の蓋をめくると、USB Type-Cの充電用ポートがある。
このポートを使ってVOLTA内蔵バッテリーを充電する。
カメラUSBケーブルが邪魔な時は、このUSB充電ポートに挿しこむと解決する
USBパススルードア
↑このパススルードア(蓋)をGoProカメラ本体標準のドア(蓋)と換装することで、ドアを開きっぱなしにしなくても、ハンドグリップ内蔵バッテリーから給電できる。
↑USBケーブル保護とガイドのため、穴が深い構造になっており、かなり横に出っ張ってしまう。
GoPro VOLTAにカメラ本体を取り付けた状態
重量
↑GoPro VOLTA単体の重量は240g。
バッテリーが内蔵されているのでかなり重い。
↑GoPro VOLTAにGoPro 11を取り付けた状態だと404gになる。
GoPro VOLTAのメリット・デメリット
GoPro VOLTAを実際に使用した感想とメリットとデメリットを書く。
デメリット
GoPro VOLTAのデメリットは2つ。
- カメラUSBケーブルのテンションが強いのでカメラ本体側USBポートに負担が掛かる
- 重いので気軽には利用できない
カメラUSBケーブルのテンションが強いのでポートに負担が掛かる
VOLTAから出ているGoProカメラ本体操作と給電用のUSBケーブルが硬く張り過ぎていてテンションが強いので、付属のUSBパススルードアに換装しないと、GoProカメラ本体側のUSBポートが破損する可能性がある。
USBパススルードアはUSB端子に斜め方向に力が掛からにように、ガイド(ガード)も兼ねている。
付属のパススルードアに換装しない状態でVOLTAのUSBケーブルを接続すると、受け(ガイド)がないので双方の端子が曲がる可能性がある
重いので気軽には利用できない
VOLTA単体だけでも240グラムと重いので、外出時に気楽にカジュアル的に利用するのには不向き。
ガッツリ撮影する場合や野外での長時間撮影に向いている。
メリット
GoPro VOLTAのメリットは下記の1点。
- バッテリー内蔵なので長時間撮影できる
- マウント箇所が2軸
バッテリー内蔵なので長時間撮影できる
VOLTAは容量4900mAhのバッテリーを内蔵しており、GoPro 11標準添付のEnduroバッテリーの容量1720mAhの約3倍の容量がある。
少なく見積もっても最低3時間は撮影可能になる。
- GoProカメラ側にバッテリーを入れても入れなくてもどちらでも利用できる
- GoProカメラ側のバッテリーも併用する場合は約4時間の撮影ができる
マウント箇所が2軸
GoProカメラ本体をマウント(接続)する箇所が2つあり、それぞれ先端部の垂直軸と、その手前側の横軸の2方向の向きに取り付けることができるので柔軟性が高い。
先端部のマウントフィンガーは360度回転できるので、無段階に向きを調整できる
まとめ
GoPro VOLTAは標準バッテリーと比較して約3個分の容量のバッテリーを内蔵しているので長時間撮影に最適なハンドグリップだ。
さらに、マウント箇所が2つあるので様々なアングルで撮影でき、活躍できる場面が多い。
グリップ部分が三脚にもなるし、手元操作と遠隔操作もできる。
とにかく多機能なので1本所持していると何かと便利で応用が効く。
海外GoPro公式サイトだと16000円、Amazonなどの国内ショッピングサイトで買える国内正規品は2万円と高価だが、本気で動画撮影したい場合や、長時間撮影が多い場合は購入する価値のあるハンドグリップだ。
一方、デメリットは持ち運びに重くてかさばるので、気軽に動画撮影する用途には不向きなことになる。
長時間撮影をしない場合で、動画のクオリティを高めたい場合はDJIのジンバルのほうが適している可能性が高い。
VOLTAが真価を発揮するのは長時間撮影の時。
なによりバッテリー交換の手間が掛からないのは非常に助かる。
だが、GoPro 11は4K/60fpsなどの最高画質設定だと発熱が原因で強制シャットダウンしてしまう。
画質を相当下げないと長時間連続撮影はできないことが難点なので、VOLTAが活躍する場面は限られそうだ。
- バッテリー内蔵なのでカメラ側のバッテリー交換不要
- 内蔵バッテリーの容量的に長時間の連続撮影が可能だが、画質を相当下げないと実現は難しい。
- 重いので携帯性は良くない
- USBケーブルが硬くテンションが強いので端子に負荷がかかる
- スマホなど他のデバイスにも給電可能