沖縄県のおきなわワールドにある玉泉洞(鍾乳洞)を実際に利用した体験を基にレポートします。
この記事はこんな人におすすめ!
- 玉泉洞(鍾乳洞)の実態が知りたい
玉泉洞(鍾乳洞)の詳細情報
おきなわワールドの敷地内にある玉泉洞は約30万年の年月を掛けて造られた全長約5キロの鍾乳洞で、一般公開部分の全長は約890メートルあり、沖縄県にある鍾乳洞では最大です。
項目 | 情報 | 詳細 |
---|---|---|
公開年 | 1972年 | 全容解明は1967年 |
営業時間 | 9:00~17:30 | おきなわワールドに準じる |
入場料 | 2000円 | おきなわワールド入場料に含まれる |
入洞口 | 人工 | コンクリート製 |
出入口 | 入口と出口は別 | 洞内は一方通行 |
全長 | 約4.5km | 沖縄県で最長 |
一般公開部の全長 | 約890m | – |
高低差 | 約40m | – |
洞内気温 | 21℃ | – |
鍾乳石(つらら石) | ◎ | 鍾乳管が成長したつらら状のもの |
鍾乳管 | ◎ | 洞窟の天井にある中空状の細長い鍾乳石 |
石筍 | ◎ | 洞床面から上に向かって成長するタケノコ状の鍾乳石 |
石柱 | ◎ | 天井部のつらら石と洞床面の石筍が連結して柱状になった鍾乳石 |
幕状鍾乳石 | 〇 | カーテン状の鍾乳石 |
畦石(プール) | 〇 | 洞底に形成された水溜まり |
洞内の川 | ◎ | 入水不可 |
エスカレータ― | 〇 | 出口に有り |
エレベーター | × | – |
ベンチ | 〇 | – |
照明 | ◎ | 洞窟内の照明のこと |
間接照明 | ◎ | 洞窟内の空間を演出する照明のこと |
水滴 | 少ない | 洞窟内天井から落ちてくる水滴 |
歩道(見学ルート)の湿潤 | 濡れている箇所あり | 濡れているが滑り易くは無い |
玉泉洞(鍾乳洞)の所要時間
玉泉洞の見学に要する時間は約30分です。
ゆっくり見学する場合でも60分程です。
料金
おきなわワールドの入場料金に玉泉洞の入場料金は含まれています。
営業時間
おきなわワールドの営業時間に準じるので、9:00~17:30です。
場所とアクセス
玉泉洞がある、おきなわワールドまでは那覇空港からタクシーやレンタカーで約40分ほど掛かります。おきなわワールドの入口から玉泉洞の入口までは徒歩1分程です。
玉泉洞(鍾乳洞)のようす
玉泉洞(鍾乳洞)を利用したときのようすです。
玉泉洞の入口
↑おきなわワールドの入口から直ぐの場所に玉泉洞に続く階段があります。
↑玉泉洞入口の手前でレクチャーがあります。
5分ほどのレクチャー内容は洞窟内の注意事項や生息動物などです。
入洞口
↑レクチャーが終了したら集団で入洞口に向かうことになるので混み合います。
↑階段は濡れていて滑りやすいので要注意です。
↑階段を下り切ると分厚い扉の入洞口があります。
東洋一洞
東洋一洞の空間のサイズは天井高20m、幅20m、奥行80mです。
写真の右側には秀麗峰と名前が付いた石筍が広がっています。
銀柱
銀柱は天井と地面が繋がった大きな石柱です。付近には大きな石筍もあります。
昇龍の鐘
↑銀柱の直ぐ左側には昇龍の鐘(しょうりゅうのかね)と名前の付いているライトアップされた白い石柱があります。石筍に見えますが、上部が天井と繋がっているようです。
大仏御殿
↑大仏の姿形をした石筍です。
槍天井
天井に鍾乳石がびっしり生えています。
初恋広場
石柱
天井の「つらら石」と地面から延びる「石筍」は互いに成長して繋がり、柱になります。
鍾乳管
鍾乳管は細長い中空の管状の鍾乳石です。
化石の広場
約1万5千年前に絶滅した「リュウキュウジカ」の化石が観察できます。
地煙の滝
玉泉新洞
地煙の滝(じえんのたき)の奥には未公開エリアの玉泉新洞に接続しています。距離は約2kmもあり、最奥まで行くのには往復で8時間以上かかります。
ベンチ
↑玉泉洞の中間地点にあるベンチです。
青の泉
黄金の盃
黄金の盃(おうごんのさかづき)はリムストーンと呼ばれ、高さ2.5メートル、外周31メートルあり、このタイプの鍾乳石では日本最大です。
銀河街道
千人ぼうず
絞り幕
絞り幕(しぼりまく)は板状の鍾乳石が重なってできており、天井から下がるのは珍しく、大きくなるには数万年の年月が必要だそうです。
ひねくれ地蔵
ガジュマル並木
白銀のオーロラ
玉泉洞に棲む生き物
↑出口手前の水槽には玉泉洞に棲む生き物が展示されています。
オオウナギ
オオクチユゴイ
コンジンテナガエビ
ヨシノボリ
テンジクカワアナゴ
玉泉洞の出口
玉泉洞の地下水
↑エスカレーターを上がると熱帯フルーツ園の入口があります。
↑カウンターの上に玉泉洞の地下水が入ったタンクが置いてあり、飲水できます。
玉泉洞 まとめ
玉泉洞(鍾乳洞)は間接照明で鍾乳石を綺麗にライトアップしているので演出のセンスが良い印象が強いです。
鍾乳洞の距離も890メートルと長く、見学に30分程かかるので見応えがあります。
見どころは東洋一洞、青の泉、黄金の盃の3箇所です。
とくに、黄金の盃はサイズが大きくユニークです。
東洋一洞は秋芳洞のスケール感には到底敵いませんが、間接照明の演出との相乗効果で迫力はあります。
青の泉はブルーにライトアップされているので非常に綺麗です。
他の鍾乳洞と比べて玉泉洞のユニークな点は、槍天井のように、天井から生えている鍾乳石の数が多いことです。
難点は沖縄にあり、空港からも近いので、常に混雑していることです。
隣にあるガンガラーの谷や、おきなわワールドの施設内なので尚のこと混雑します。
なので、じっくりと見学するのには向いていないです。
- 鍾乳洞をライトアップして綺麗に魅せる演出が見事な鍾乳洞
- 天井の鍾乳石と、地面から生えているタケノコ状の石筍の数が多い
- 人が多く混雑しているのが難点
- 見学の所要時間は最低30分以上は必要
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