ロッテのパイの実はオリジナルとシェアパック(ファミリーパック)はどちらがお得なのかを比較してみた。
実際に両者を食べ比べた感想も書いている。
この記事はこんな人におすすめ!
- ロッテのオリジナルとシェアパックの違いが知りたい
- オリジナルとシェアパックはどちらが得?
オリジナルとシェアパックはどちらが得なのか?
大きな袋に入っているシェアパック(ファミリーパック)のほうが本当にお得なのか否か?
結論:シェアパックのほうが割高なことが多く、紙箱に入ったオリジナルのほうがお得。
ただし、シェアパックとオリジナルの販売価格によって逆になる場合もある。
実際に両者を購入し、数値化した表を作ったので参考にしてほしい。
項目名 | オリジナル | シェアパック |
---|---|---|
内容量 | 73g | 124g |
内容量比率 | 1 | 1.69 |
実際の入数 | 18個 | 30個 |
入数比率 | 1 | 1.66 |
実売最低価格 | 100 | 200 |
実売最高価格 | 150円 | 300円 |
価格比率 | 1 | 2 |
1個当たりの価格(実売最低) | 5.6円 | 6.6円 |
1個当たりの実売最低価格比率 | 1 | 1.18 |
1個当たりの価格(実売最高) | 8.3円 | 10円 |
1個当たりの実売最高価格比率 | 1 | 1.2 |
比率(実売最高) | 8.3円 | 10円 |
※内容量はロッテの公式サイトから引用
上の表は実売小売価格を基準に比較している。
そのため、実売価格に変動があれば、比率も変動するのでその点は留意してほしい。
シェアパックのほうが2割ほど割高
四角形の紙箱に入っているオリジナルパッケージのほうがシェアパックよりも2割ほど価格がお得という結果が出た。
大袋に沢山入っているシェアパックのほうが”常時”、割安でお得だと勘違いしている人が大多数ではないだろうか?
わざわざ、めんどくさい計算なんてする人は稀なので、それも当然なのだが、ロッテのパイの実に限らず、世の中には同じような購入者側の勝手な妄想でお得だと勘違いしている商品が溢れかえっているのが実情だ。
ようは物事を複雑化して判りにくいように意図的に施策されているということだ。
そんな基本的なことはマーケティングの世界では当たりという人も中にはいる。
パイの実とは
パイの実は1979年にロッテから発売されたパイ生地の中にチョコレートが入った菓子。
ロッテ パイの実の特長
ロッテのパイの実はコンビニや街のスーパーマーケット等、様々な場所で購入できることが最大の特長。
- コンビニやスーパーなど多くの場所で購入可能
- 六角形のパイ生地の中にチョコレートが入っている
- “深みショコラ”や”抹茶ティラミス”などの中身や生地の味が異なる商品ラインナップが存在する
ロッテ パイの実の種類
パイの実には内容量の異なる2つのパッケージがある。
- オリジナル:四角形の紙箱に入った昔ながらのパッケージ
- シェアパック:大型スーパーなどで販売されている大袋パッケージ
この2つの最大の違いは内容量でシェアパックのほう総容量は多い。
それ以外にも、オリジナルはトレイに中にパイが直に入っているが、シェアパックは2個づつ個包装されているという違いがある。
パイの実の食品表示と栄養成分
種類別 | 準チョコレート菓子 |
---|---|
原材料名 | 小麦粉(国内製造)、マーガリン、砂糖、植物油脂、カカオマス、麦芽糖、乳糖、全粉乳、ホエイパウダー、食塩/乳化剤(大豆由来)、香料 |
内容量 | オリジナル:73g、シェアパック:124g |
保存方法 | 28℃以下の涼しいところに保存してください。 |
販売者 | 株式会社ロッテ |
製造所 | 正和製菓株式会社 |
エネルギー | 23kcal |
---|---|
たんぱく質 | 0.3g |
脂質 | 1.3g |
炭水化物 | 2.5g |
食塩相当量 | 0.03g |
エネルギー | 396kcal |
---|---|
たんぱく質 | 4.5g |
脂質 | 22.8g |
炭水化物 | 43.1g |
食塩相当量 | 0.5g |
パイの実の実食
ここからはロッテのパイの実のオリジナルとシェアパックの両方を食べたようすになる。
パイの実 オリジナル
↑紙箱を開くと密封包装されているので、開封するとパイが現れる。
↑実際の入り数は18個(粒)で重量は78gだった。
メーカー公表値の73gよりも5g多い。
パイの実 シェアパック
↑シェアパックは2個(粒)ずつ個包装されている。
それが15袋(30個(粒))入っていた。
↑個包装を含んだ総重量は137gだった。
↑個包装を除いた総重量は129g。
2023年5月時点でのシェアパックの内容量はロッテの公式サイト上では124gとなっているので、内容量が減っているようだ。
1個(粒)あたりの重量
↑パイの実1個(粒)あたりの重量は、どれも4~5gの間に収まっていた。
メーカー側の標準値は4.3g。
パイの実 オリジナルとシェアパックの美味しさの違い
個包装されていないオリジナルのほうが容器に密封されて入っているからなのか、新鮮で風味が良く、パイにパリパリ感があって食感が良い。
いっぽう、シェアパックは2個づつ袋に入れられているが、気密性がよくないようで、オリジナルよりも風味が弱く、やや湿気ていて、美味しくない。
しかも、パイの破片が周囲に飛び散りやすい。
なので、昔からある、オリジナルのパイの実のほうが美味しい。
まとめ
ロッテのパイの実は昔からある四角形の紙箱に入ったオリジナルパッケージのほうが割安でお得だ。しかしこの計算は価格の比率がオリジナル1、シェアパック2の時に限る。
シェアパックのほうがオリジナルよりも1.66倍多く入っている。
価格に対する入り数は2÷1.66で1.2となるので、あくあまで価格比率が1:2(オリジナルのほうがシェアパックの半額)の時は1.2倍オリジナルのほうがお得ということ。
なので、もしオリジナルが150円で、シェアパックが250円の時(価格比率が1:1.66)はオリジナルもシェアパックも1個(1粒)当たりの価格が8.3円で同じになる。
なので、上記が損益分岐になるので、例えば、同じドラッグストアやスーパーでオリジナルが100円でシェアパックが250円で売っていた場合はオリジナルのほうがお得になる。
つまり絶対的にオリジナルのほうがお得ではなく、シェアパックの価格によって相対的に変動するということだ。
とはいえ、計算するのも面倒なので、個包装が良い場合はシェアパック、シェアパックよりも風味が良く、個包装されておらず食べやすいのが良い場合はオリジナルというふうに、金額や内容量を判断基準にしないほうが、幸せになれる。
- オリジナルがシェアパックの半額以下の時に限りオリジナルのほうがお得
例えばオリジナル150円、シェアパック300円のときはオリジナルのほうがお得 - オリジナルのほうが風味が良く美味しい