ブルーライトカットメガネ(PCメガネ)の効果とおすすめを紹介します。Amazonで買える格安商品とZoffのPCメガネの両者の掛心地や軽さの違い、見やすさなどの比較レポートもしています。
先に結論を言います
ZoffのPCメガネよりもAmazonの格安ブルーライトカットPCメガネのほうがおすすめ!
なぜなら、ZoffのPCメガネとAmazonで格安販売されているPCメガネの効果に大きな違いはないからです。
この記事はこんな人におすすめ!
- ブルーライトカットメガネ(PCメガネ)って意味ないのか意味あるのかが疑問
- Amazonで販売している格安PCメガネとZoffのPCメガネの違いを知りたい
- Amazonの格安品とZoffのPCメガネのどちらがおすすめなのか知りたい
- ZoffのPCメガネの購入を考えている
AmazonのブルーライトカットPCメガネがおすすめなワケ
ZoffとAmazonのPCメガネの両方を実際に利用してみた経験から、次の理由でAmazonの格安ブルーライトカットPCメガネをおすすめします。
- ZoffのPCメガネと比較してAmazonで販売している格安PCメガネのほうが安価(半額以下)
- Zoff PC (ブルーライトカット率約50%) ウエリントンのレンズは傷が付きやすい
ブルーライトカットPCメガネを選択するポイント
様々なPCメガネを選択するには何を基準にすればいいのか疑問だと思います。
そこで、実際に様々なPCメガネを利用してきた経験から以下の点を挙げてみました。
- レンズのタイプ
- ブルーライトカット率
- レンズの大きさ
- 実際の眩しさ低減率
- 重量
- 価格
日本のメガネブランドからは主にJinsとZoffがブルーライトカットPCメガネを販売していますが、価格が高いので、度が入っていない素通しのPCメガネであればAmazonで販売している格安PCメガネで十分です。
①レンズのタイプ
ブルーライトカットPCメガネに採用されているレンズのタイプは次の2種類あります。
- 反射タイプ
- 吸収タイプ
反射タイプはレンズの色が透明なクリアレンズです。
吸収タイプのレンズは色が黄色や茶色です。
反射タイプ
Amazonで販売されている安価なものはほとんどが反射タイプでレンズの色が透明です。
Jinsで販売されているブルーライト25%カットのレンズもこの反射タイプです。
反射タイプのレンズはどれほどブルーライトカット率が高くても見た目は透明です。
なので、効果があるのかどうか半信半疑になることが多々あります。
とくに、Amazonで販売されている安価なものは、値段が安いだけに余計に「本当にブルーライトカットしているのかな?」と疑ってしまいます。
吸収タイプ
Jinsのブルーライトカット率40%以上のレンズやZoffのPCメガネのレンズは吸収タイプです。
吸収タイプのレンズを採用している、JinsやZoffのPCメガネはカット率と比例して色も濃くなるので、他の人から見ると若干黄色に見えます。
利用時も視界が暗く感じます。
おすすめのレンズタイプ
ブルーライトがカットされている効果を実感したい場合は、色の付いている吸収タイプのレンズを採用したPCメガネを買うことをおすすめします。
値段が高い程ブルーライトカット率が高いとは限りません。
JinsやZoffはブルーライトカット率が違っても価格は同じです。
それはAmazonで販売しているPCメガネも同じです。
ブルーライトカット率が高い=値段も高いとはなりません。
②ブルーライトカット率
ブルーライトカット率は25%~60%ぐらいの幅があります。
カット率に左右されずにレンズの色が常に透明な反射タイプであれば高カット率のものがおすすめです。
しかし、反射タイプで高いカット率のレンズは効果が見えないだけに、体感できるものではありません。
あまりカット率にはこだわらずに他の要素を基準に選択したほうがいいです。
③レンズの大きさ
レンズの大きさは重要です。
他人の目を気にしないで一人作業をするだけならレンズ面積の広い「ウエリントン」型がおすすめです。
いっぽう、外出時に利用したり、Zoomなどを利用して他の人に自分の姿が映るような環境で、オシャレさを求めるのならレンズが小さいスクエア型も選択肢に入るかもしれません。ですが、スクエア型はレンズが小さいため、フレームが視界に入るのでおすすめしません。
横長レンズのスクエア型はおしゃれだがフレームが視界に入る
④実際の眩しさ低減率
PCメガネで一番重要なのが眩しさ低減率です。
目の疲労に直接影響があるためです。
これは個人差が大きいので実際に購入して使用する以外に確認する方法はありません。
とはいえ、実際に利用した時の眩しさの低減率はPCメガネを選択する上での最重要部分になることも確かです。
なので、各製品ごとのレビュー内で利用した時の眩しさ低減具合を述べていますので参考にしてください。
⑤重量
PCメガネは長時間利用することがほとんどです。
そうなれば、出来るだけ重量が軽いのPCメガネを選択したほうが良いと思ってしまうはずです。
ですが、実際は重量が軽いから使い勝手が良いかというと実はそうではありません。
なぜなら、軽すぎると落としたり、ズレやすいからです。
例えば、軽すぎると少し屈んだだけ落下することになります。
ある程度重量がないと安定しません。
なお、顔から落下しやすいことや、外れやすさについては、重量よりも、ホールド感といったテンプル(つる)の形状のほうに原因があることのほうが多いです。
重量が重いPCメガネを長時間、例えば1日に18時間つけていたとしても、ホールド感が良い場合は疲労感はほとんどありません。
ある程度重量がないと安定しないので、軽すぎるのは×
だが、重量よりもホールド感のほうが大切
⑥価格
価格が安い=悪いとはいえません。
これはPCメガネに限っての話かもしれませんが、
経験上、Zoffの高価なPCメガネだからといって品質が高いとは必ずしも言えません。
なので、価格重視な場合はAmazonで安価なものでも十分満足感が得られると思います。
ただし、レビュー件数が少ない商品は避けた方が無難です。
とはいえ、良いレビュー件数は多くてもサクラである可能性があるので事前にチェックすることをおすすめします。
ブルーライトカットPCメガネ レビュー
実際に半年以上使用したPCメガネを4点紹介します。
他のレビューなどではあまりお目にかかることのない耐久性なども書いています。
Zoff PC (ブルーライトカット率約35%) スクエア
型番は「ZA201P02-14E1」です。
実際に利用と比較検証したのは旧型番(ZA61PC1H B-1)になります。
メリット・デメリット
非常に軽くて使いやすいので2年近く利用しました。
レンズに目立つ傷が付くこともなく綺麗な状態のままを保てています。
レンズが小さいためフーレムが目に入るのがデメリットです。
現在はサブとして保管しています。
- メリット:軽くて使いやすい
- デメリット:レンズが小さくしフレームが視野に入る
レンズのタイプ:吸収タイプ(色付き)
ブルーライトカット率:35%
レンズの大きさ:スクエア型
重量:13グラム
価格:税込4400円
ホールド感:★★★★☆ 4点
実際の眩しさ低減率:★★★★☆ 4点
耐久力:★★★★☆ 4点
Zoff PC (ブルーライトカット率約50%) ウエリントン
型番でいうと「ZC201P01-14E1」になります。
メリット・デメリット
非常に使いやすく気に入っていたのですが、
購入して半年ほどで両レンズの中央に傷が出来ました。
メガネ用のクロスを使ってレンズを拭いているのに、傷ができたので非常に不思議です。
ちなみに、この傷は極細コンパウンドで磨いても取れない傷です。
品質の悪いプラスチック製レンズを採用しているのが原因だと思われます。
購入価格は5500円だったので高い勉強代です。
このことがAmazonでPCメガネを購入するきっかけになりました。
- メリット:軽くて使いやすい
- デメリット:レンズに傷ができる
レンズのタイプ:吸収タイプ(色付き)
ブルーライトカット率:50%
レンズの大きさ:ウエリントン型
重量:17グラム
価格:税込4400円
ホールド感:★★★★☆ 4点
実際の眩しさ低減率:★★★★☆ 4点
耐久力:☆☆☆☆☆ 0点
↑一見すると油分で汚れているだけのようにも見える広範囲に及ぶ傷が左右両方のレンズに同時期に自然に出来た点が非常に不可解です。
LACCL (ラクル) ブルーライトカット メガネ 超軽量 14グラム
これはAmazonで販売している、軽さを売りにしているPCメガネです。
ウエリントン型のPCメガネのなかでは最軽量です。
メリット・デメリット
ですが、メガネのテンプルが開いていて、他のPCメガネと比較してホールド感がかなり緩いです。
それに加えてテンプルの耳の部分のカーブの形状が緩いため耳に引っかかりづらいです。
そのユルユルのホールド感と軽さが合わさって、利用時に問題が発生します。
トイレの便座のフタを開けるときに視線を下に向けただけで顔から落下してしまい、
危うく便器の中にPCメガネが落ちそうになりました。
記憶にあるだけでも今まで顔から4回落下しています。
あと、目の周りが痒いときにさわろうとして、メガネのフレームに触れてしまうだけでメガネが顔からズレるということが頻繁に起こります。
これは顔の小さな人ほど、より致命的な欠点になり得ます。
ちなみに、私は顔はかなり大きいほうです。
- メリット:軽くて使いやすい
- デメリット:ホールド感が弱いので顔から落下しやすい
レンズのタイプ:反射タイプ(クリアレンズ)
ブルーライトカット率:不明
レンズの大きさ:ウエリントン型
重量:17グラム
価格:税込4400円
ホールド感:☆☆☆☆☆ 0点
実際の眩しさ低減率:★★☆☆☆ 2点
耐久力:★★★☆☆ 3点
OKANY ブルーライトカットメガネ
Amazonで1~3本セットで販売されている、コスパ最高のウエリントン形のPCメガネです。
時期により変動しますが、2本セットで1600円~1800円ぐらいです。
3本セットだと2100円ぐらいなので1本あたり700円です。
メリット・デメリット
レンズが大きいので、フレームが気になるようなことはありません。
おそらく、PCメガネでは最大のサイズのレンズです。
このPCメガネでフレームが気になるのなら他のPCメガネすべてで気になると思います。
重量は23グラムと他のPCメガネよりも重いですが、安定感は抜群です。
実際のかけ心地は重さを感じることがないので非常に良いです。
唯一の欠点を挙げると、内側のレンズに反射した光が気になることです。
これは、反射タイプのレンズのほどんどで起こることです。
ZoffなどのPCメガネで採用されている色付きの吸収タイプのレンズでは気になりずらいです。
新品時でも若干レンズが汚れているのさえ我慢できれば非常におすすめのPCメガネです。
- メリット:レンズが大きいのでフレームが気にならない
- デメリット:レンズ内側の光の乱反射が気になる。重量が重い
レンズのタイプ:反射タイプ(クリアレンズ)
ブルーライトカット率:50%
レンズの大きさ:ウエリントン型
重量:24グラム
価格:税込1700円(2本セット)
ホールド感:★★★★☆ 4点
実際の眩しさ低減率:★★★☆☆ 3点
耐久力:★★★☆☆ 3点
PCメガネのブルーライトカット効果
毎日10時間以上におよぶPC作業をしているときには、必ずPCメガネを使用するようになって3年以上経ちました。
次の2点についてまとめました。
- PCメガネの効果はある?
- ブルーライトカット率の差は体感できる?
①PCメガネの効果はある?
PCメガネを使わないと長時間のPC作業はできないと思う程、PCメガネの効果を感じます。
具体的なPCメガネの効果は次の2点です。
- 眩しさが低減された
- 目が疲れなくなった
②ブルーライトカット率の差は体感できる?
ブルーライトカット率は高いほど効果が高いのかどうかについてですが、正直言ってカット率の差による違いはまったく体感できないとうのが結論です。
Zoffのブルーライトカット率50%のPCメガネとAmazon格安品のブルーライトカット率表記なしのPCメガネを両方とも3年以上毎日使用した実体験からも自信をもって効果の差はないと言えます。
PCメガネの効果は体感できるが、ブルーライトカット率による差は体感できない
ブルーライトカットPCメガネ レビューまとめ
度の入っていない伊達メガネでよければAmazonで販売しているブルーライトカットPCメガネで十分というのが結論です。
安価なPCメガネは透明な反射タイプのレンズを採用しているのがほとんどなので、本当にブルーライトをカットしてくれているのかなという疑念がどうしても出てきます。
ブルーライトをカットしているのを実感したい場合は吸収タイプの色の入っているレンズを採用したPCメガネをおすすめします。
ただし、色が入っているので、薄いサングラスをかけているような見えかたになります。
PC画面などは黄色く見え、全体的に視界が暗くなります。
前述したようにZoffの50%カットのウエリント型はレンズ中央に傷が付くのでおすすめしません。
視界が暗くなるのが気になる場合はAmazonで販売しているクリアな反射タイプのレンズを採用しているPCメガネをおすすめします。
本記事で紹介したPCメガネの中でおすすめはコスパが最高な「OKANY ブルーライトカットメガネ」です↓
ブルーライトをカットしている実感が欲しい場合は色付きのPCメガネがおすすめ!
それ以外の場合はAmazonで販売している格安PCメガネで十分!