iPhoneなどのスマホ内に保存されている写真データをバックアップするMaktar Qubii Proの使い方を詳細に解説する。
iPhoneでQubii Proを操作している実際の写真を載せているので、当記事を見れば容易に使い方がわかるはずだ。
この記事はこんな人におすすめ!
- Qubii Proの購入を検討している
- 実際に使った感想が知りたい
- Qubii Proの使い方の詳細な手順が知りたい
- Qubii Proの機能を知りたい
この記事を読むことで得られるメリット
- Qubii Proの使い方のすべてがわかる
- iPhone 14でQubii Proの使い方の具体的で詳細な操作手順がわかる
Qubii Proとは
Qubii ProとはiPhoneやAndoroidスマホを充電しながら写真・動画データなどのバックアップができるアプリと機器。
QubiiはMaktar(マクター)という会社が製造販売している商品名で、Proはモデル名になる。
Maktarとは
Maktar(マクター)とは2014年に創業した台湾に本社のあるApple社製品の周辺機器を開発しているブランド名。
日本ではMaktar株式会社がブランドを運営している。
Qubiiシリーズの商品ラインナップ
Qubiiには下記3種類のモデルが存在する。
- Duo ※USB端子の種類違いで2モデル
- Pro
- 無印
上から順に使える機能が多くなるが高価になる。
各モデルで使える機能の違いを一覧表にまとめた。
Qubii Pro | Qubii Duo Type-C | Qubii Duo Type-A | Qubii | |
---|---|---|---|---|
カラー | ホワイト、スペースグレー、ローズゴールド | ホワイト、ミッドナイトグリーン、ローズゴールド | ホワイト、パープル | ホワイト、ピンク |
製品型番 | MKPQS | MKPQC | MKPQD | MKPQ |
USB規格 | USB Type-A 3.1 | USB Type-C | USB Type-A 3.1 | USB Type-A 2.0 |
iPhoneで使用 | ||||
Androidスマホで使用 | × | 〇 | 〇 | × |
対応OS | iOS 12以上 | iOS 12以上 | ||
高速充電器対応 | × | 〇 | × | × |
SDカードロック機能 | × | 〇 | 〇 | × |
ファイルアプリ保存 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
高速バックアップ | 〇 | 〇 | 〇 | × |
microSDカード最大容量 |
高速充電器対応とは
高速充電器対応とは、USB Type-C規格で採用されている、急速充電機能の「USB PD」に対応している専用充電器を使ったときにだけ高速充電される。
なので、USB規格がType-CのQubii Duo Type-Cでしか利用できない機能になる。
別途、USB PDに対応した急速充電器が必要になる。
SDカードロック機能とは
SDカードロック機能とは、自分のスマホ以外ではmicroSDカードの認識自体ができなくなる機能。
この機能を有効化すると、万が一スマホのバックアップデータが保存されたmicroSDカードカードを紛失した場合、microSDカードの中身を他者が閲覧できなくなる。
ファイルアプリ保存とは
ファイルアプリとは、複数のクラウドストレージサービス内のデータファイルをまとめて一元管理できるアプリのことで、ファイルアプリ保存とはそのアプリで保存したデータもバックアップ対象に含めることができる機能になる。
ファイルアプリで有名なのは「File Commander」や「ファイルマネージャー」などがある。
高速バックアップとは
高速バックアップとはアプリの機能ではなく、機器側に標準で備わっている機能で、USB規格が比較的新しいモデルで利用できる。
一世代古いUSB 2.0のモデルには搭載されていない。
Qubii Proでバックアップできるデータ(iPhoneの場合)
Qubii Proでバックアップ可能なスマホ側データはiPhoneの場合は下記のファイルになる。
- 写真と動画
- iCloud上のデータ
- 連絡先
- SNSで投稿した画像と動画(Twitter、Instagram、Facebook
- 音楽
- ファイル(エクセル等)
Qubii Proの使い方と詳細手順
Qubii Proを新品で購入後に最初にすることは次の流れになる。
- スマホにQubii Proアプリをインストールする
- Qubii機器にMicroSDカードをセットしてスマホとケーブルで接続する
- Qubii Proアプリでバックアップを取得する
- 当記事で使用しているスマホはiPhone 14
- Qubii Pro以外のDuoや無印も使い方は同じなので参考にしてほしい
- Andoroidスマホも基本的には同じ手順になる
Qubiiのモデル毎にインストールするアプリ名が異なるので要注意
①スマホにQubii Proアプリをインストールする
Appleストアで「Qubii Pro」で検索するか、商品外箱または取扱説明書のQRコードからアクセスしてQubii Proアプリをスマホにインストールする。
AppleストアでQubii Proアプリをインストール
↑最初にApp StoreでQubii Proアプリをスマホにインストールする必要がある。
【入手】ボタンをタップする。
↑【インストール】ボタンをタップする。
※App StoreでアプリをインストールするにはApple ID(アカウント)が必要。
↑【開く】ボタンをタップする。
Qubii Proアプリの初期設定
↑【OK】ボタンをタップする。
↑【続ける】ボタンをタップする。
↑【すべての写真へのアクセスを許可】をタップする。
↑【続ける】ボタンをタップする。
↑【OK】ボタンをタップする。
↑【OK】をタップする。
↑【続ける】ボタンをタップする。
↑【許可】をタップする。
↑【続ける】ボタンをタップする。
↑【続ける】ボタンをタップする。
↑この画面が表示されたらQubii機器とスマホを接続する。
詳細は次項で説明する。
②Qubii機器にMicroSDカードをセットしてスマホとケーブルで接続する
ここからはQubii機器とスマホをケーブルで接続する。
下記の流れになる。
- Qubii機器のSDカードスロットに空き容量のあるmicroSDカードを挿入する
↓ - Qubii機器を充電器のUSBポートに接続する
↓ - USBケーブル(iPhoneはライトニングケーブル)でQubii機器とスマホをつなぐ
カードスロットに空き容量のあるmicroSDカードを挿入
↑Qubii機器のUSB端子の隣にあるカードスロットに空き容量のあるmicroSDカードを挿入する。
Qubii機器を充電器のUSBポートに接続する
↑家庭用コンセントに直刺しの充電器ではなく、充電用USBハブに接続してもOK。
USBケーブルでQubii機器とスマホをつなぐ
↑Qubii機器とiPhoneをライトニングケーブルで接続する。
接続後はQubii Proアプリ側での操作になる。
写真はマグネットタイプのUSBケーブルで接続している。※Apple純正品以外でも実際に問題なく動作するが、使用するケーブルの品質次第で不具合が発生する可能性があるので要注意
Qubii Proアプリでスマホデータのバックアップを取得する
Qubii機器とスマホをケーブルで接続したら、Qubii Proアプリの操作に移る。
↑スマホと接続後、最初にQubii Proアプリのバックアップフォルダーの名前を入力する画面が表示されるので任意の名前を入力する。
名前を入力したら【OK】ボタンをタップする。
↑最初(初回起動時)にこの画面が必ず表示される。
【OK】ボタンをタップする。
↑【OK】ボタンをタップする。
↑【OK】ボタンをタップする。
↑【スタート】ボタンをタップする。
※【あとで】を押すと即時バックアップされないだけなので問題ない。
↑バックアップの進捗状況が表示される。
↑バックアップが完了すると通知が表示されるので【OK】ボタンをタップする。
以上でバックアップは完了。
写真データ5405枚をバックアップするのに約4時間半掛かった。
- バックアップ開始時刻:19時03分
- バックアップ完了時刻:23時41分
この時の写真データはiPhone上で容量約50GB相当。
Qubii機器からスマホを外す
↑iPhoneをQubii機器から外すと、次回から自動バックアップが表示される旨の通知が表示される。※Qubii Proアプリの設定から自動バックアップをしない設定に変更可能。
Qubii Proの機能
Qubii Proの機能は次の3つ。
- メモリーカード内の情報を確認
- バックアップ
- 復元
上から順に説明する
①メモリーカード内の情報を確認
↑Qubii機器のメモリカードスロットに入っているmicroSDカードの中身を表示してくれる。
Qubii Proアプリでバックアップしたスマホのデータファイルが正常に保存されているのか確認することができる。
写真一番下の”DCIM”はGoProの動画ファイルが保存されているフォルダだ。
このように単純にmicroSDカード内に保存されたフォルダやファイルを確認できる機能になる。
②バックアップ
↑バックアップを選択すると、スマホには保存されているがSDメモリカード内には保存されていないデータ(前回のバックアップから追加されたデータ)のみがバックアップされる。
※選択画面は表示されずにバックアップが始まってしまう。設定で自動バックアップをオフにすると手動でバックアップできる。
↑バックアップが完了すると、バックアップしたデータ数と、何時以降のスマホデータがバックアップされたのか表示される。
これは、いわゆる差分バックアップなので、毎回すべてのデータをバックアップされずに済む。
③復元
復元機能はバックアップの逆で、Qubii Proでバックアップしたデータを選択してスマホの元の場所に戻すことができる機能になる。
元々スマホになかったデータは当機能でスマホに移動させたりコピーしたりはできない。
言い換えるとiPhone側で制御しているデータのみが復元機能の対象になる。
なので、Qubii Proアプリを削除すると紐づいていたデータも消えてしまい、当機能で元に戻せなくなく可能性があるので要注意
Qubii Proの設定
Qubii Proアプリのトップ画面右上にある歯車アイコンをタップすると設定画面が表示される。
↑各項目をタップすると項目に応じた小画面が表示される。
バックアップする項目
バックアップする項目ではカメラロール(写真データ)や連絡先など、自動バックアップする対象ファイルを選択することができる。
バックアップ開始までの時間
バックアップ開始までの時間は充電器に接続してから、バックアップ開始までの時間を設定できる。初期設定は”すぐ開始”になっている。
バックアップ情報
バックアップ履歴をリセット
↑バックアップ履歴をリセットすると差分バックアップできなくなる。
バックアップ履歴をリセットの他の使い道として、Qubii Proアプリでバックアップした写真データは、iPhoneからPCに写真データを切り取って移動させてもiPhone側の写真データが消えない。
なぜなら、Qubii ProアプリがiPhone側の写真データと紐づけされているから。
つまり、iPhone側が写真を掴んだ状態になっている。※事項で説明するバックアップ済みアイテム削除機能と関連している。
PCに移動させた写真ファイルをiPhoneから消したいときに、当機能で履歴を削除するか、Qubii Proアプリ自体を削除する必要がある。
バックアップされたアイテムをiPhoneから削除
↑QubiiでバックアップしてmicroSDカードに保存済みのデータで、スマホに残っているデータをこの機能ですべて一括して削除することができる。
iPhoneは写真の枚数が多いいと削除するのも大変だ。
そんなときに、Qubiiでバックアップ済みだが、iPhone内に残っているデータ、つまり重複して保存されているデータが残ってしまう。それを一括して削除してくれる大変便利な機能になる。
例えば内部ストレージの残容量が残り少ないときに使うと便利だ。
しかも、microSDカードに保存されていない(バックアップしていない)スマホ内のデータは消えないので安心だ。
詳しくは後述するが、Qubiiアプリを使ってmicroSDカードに保存した写真と動画データはオリジナルのデータに圧縮処理を施されている。
microSDカードの空き容量を節約できる反面、画質が劣るので要注意。
しかも不可逆なので元の画質に復元できない。
キャッシュを消去
↑キャッシュを消去を他プすると即キャッシュの削除が実施される。
通常はキャッシュを削除しても影響は何もないが、Qubii Proアプリの動作に不具合が起きた場合に実施すると良い。
Qubii Proのレビュー
ここからはQubii Proのレビューになる。
こちらと同じ商品↓
Qubii Proの仕様
製品型番 | MKPQS |
---|---|
カラー | ホワイト/スペースグレー/ローズゴールド |
対応規格 | USB Type-Aコネクタ凹、USB3.1 Gen1 Type-Aコネクタ凸、microSDカードスロット |
対応するmicroSDのファイル形式 | exFAT |
サイズ | 幅25×奥行26×高さ28mm |
重さ | 約16g |
付属品 | Qubii機器本体、取扱説明書 |
生産国 | 台湾 |
保証期間 | 購入日より2年 |
Qubii Proの外箱
専用アプリ(Qubii Pro)のQRコード
↑外箱の横にはiPhone用のQubii Proアプリのアクセス用QRコードが載っている。
Qubii Proの付属品
↑付属品は本体と取扱説明書のみ。
Qubii Proの取扱説明書
↑付属の説明書は各国対応で日本語で書かれている箇所もある。
Qubii Proの外観
↑写真上がmicroSDカードスロットで、下が充電器と接続するUSB Type-A端子。
↑こちら側のUSB端子にケーブル(ライトニングケーブル)を接続する。
Qubii Proの注意点
Qubii Proの注意点を2点解説する。
一部前述しているが、ここではさらに詳しく書いている。
Qubii ProでバックアップするとiPhoneからPCに写真を移動させても写真が消えなくなる
iPhone側でiCludeの自動バックアップを”オフ”にしている状態にしていることを前提条件として読み進めてほしい。根が深く複雑な部分なので意味が分からない場合は飛ばしてもOK。
※iCludeの自動バックアップをオンにしていると写真を他のデバイスに移動しても復活するからだ。
Qubii Proアプリなし・iCludeの自動バックアップをオフの挙動
iPhoneにQubii Proアプリなし・iCludeの自動バックアップをオフに設定している時に以下の操作をするとiPhoneのストレージから写真ファイルは削除される。
iPhoneとWindows PCをライトニングケーブルで接続し、Windows PCのエクスプローラーでiPhone内に保存された写真と動画ファイルを表示させ、それを切り取ってWindows PCに移動させるとiPhone側の写真・動画データは消える。
ところが、iPhoneにQubii Proをインストールして一度でもバックアップを取得すると上記の操作をしてもiPhoneのストレージ内のファイルは消えなくなる。次項に続く
Qubii Proでバックアップファイル作成・iCludeの自動バックアップをオフの挙動
iPhoneに保存された写真と動画データを一度でもQubii Proアプリを使てバックアップを取得してしまうと、バックアップ取得済みの情報がiPhone側に残っているので、その後にWindows PCに切り取って移動させてもiPhone側のストレージから元データは削除されなくなってしまう。
言い換えると、Qubii ProアプリがiPhoneストレージ内にある写真と動画データを掴んでいる状態になってしまう。
なので、この現象の解決策としてはQubii ProアプリをiPhoneから削除(アンインストール)するしかない。
大多数の利用者にとって全く問題にならないが、PCで最高画質のオリジナルデータを利用する場合にはQubii Proを使うことを完全に諦めるしか術はない。
Qubii Proでバックアップした写真と動画データは画質が劣化する
最大の注意点はQubii Proでバックアップした写真と動画ファイルは圧縮処理されてしまうのでオリジナルのデータファイルよりも画質が落ちることだ。
画質を落とすことでストレージ容量が節約できる利点はある。
一方でオリジナルの画質が保たれると思って購入した場合は、完全に裏切られることになる。とくに画質にこだわる場合は致命的なので要注意。
とはいえ、画像の劣化具合にもよるはずなので、Qubii Proを購入する前に妥協できる範囲か否かを判断してみてほしい。
iPhone 14 Proで撮影したRAWファイル(DNGファイル)の実際の画像で比較してみた。
オリジナル画像
いずれも8K(8064×4536)の解像度で撮影した写真をWindows PCのフォトビューアーで最大に拡大した状態だ。
オリジナル画像
↑オリジナルRAWファイルは名前が連番になっている。
上記写真のファイルサイズは約74MB。
Qubii Proでバックアップした画像
↑Qubii Proのバックアップファイルは名前が日付+時刻+日本標準時の0900がファイル名になっている。
ファイルサイズは約7.2MB。
両方とも写真の拡大率は同じだ。
違いは一目瞭然でQubii Proを使ってバックアップしたRAWファイルのほうが文字の輪郭がぼやけていて解像感が劣っている。
一方で、ファイルサイズは小さくなっていて、オリジナルは74MBもあるが、バックアップファイルのほうは7.2MBと十分の一のサイズに圧縮されている。
結局のところ、一長一短なのでファイルサイズを取るのか画質を取るのかになる。
Qubii購入時の参考にしてほしい。
Qubii Proのメリット・デメリット
Qubii Proを実際に使用した感想とメリットとデメリットを書く。
デメリット
Qubii Proのデメリットは2つ。
- バックアップファイルは画質が劣化する
- Qubii Proアプリがオリジナルファイルを掴んでしまい不都合を起こす
バックアップファイルは画質が劣化する
バックアップしたファイルはオリジナルファイルよりも画質が劣化してしまう。
画質にこだわる場合やオリジナルデータが必要な場合は最大のデメリットになる。
Qubii Proアプリがオリジナルファイルを掴んでしまい不都合を起こす
Qubii Proで一度でもバックアップファイルを取得すると、iPhoneに保存されているオリジナルファイルはQubii Proアプリに掴まれた状態になってしまう。
他のデバイス間でオリジナルデーターを移動させる際に、支障をきたすことがある。
他のデバイス間でiPhone内のオリジナルデータを移動させても、Qubii Proでバックアップされたことがあるファイルは、それ以降は移動も削除もできない状態になり、削除したい場合はQubii Proを経由して削除しないといけなくなる。※iPhone上で、削除したいファイルをごみ箱に入れることは可能。当不都合は他のデバイス間でのオリジナルデータを移動させる場合のみ該当する。
Qubii Proでバックアップした前後で、他のデバイス間でオリジナルファイル操作の挙動が変わってしまう点は、オリジナルデータの使い方によってはデメリットになる。
メリット
Qubii Proのメリットは下記の3点。
- 画質の劣化を最小限に抑えて圧縮してくれる
- オリジナルファイルよりもバックアップファイルのほうがサイズが小さくなる
- データをiCludeに保存しなくてもよくなる
- バックアップ済みのオリジナルファイルを1タップで一括削除してくれる
画質の劣化を最小限に抑えて圧縮してくれる
動画と写真ファイルは画質の劣化を最小限に抑えた状態で圧縮してくれる。
画質に相当なこだわりが無い場合は劣化は気にならないレベルに抑えられている。
オリジナルファイルよりもサイズが小さくなる
オリジナルデータのサイズよりも小さいサイズでバックアップファイルを生成してくれる。
大きな画像ファイルほど、圧縮率が高くなり、オリジナルよりもサイズが小さくなる。
データをiCludeに保存しなくてもよくなる
iCludeへのデータバックアップをオフにできることは大きなメリットだ。
とはいえ、クラウドとmicroSDカードという前提条件が異なり、利便性と保存性はiCludeのほうがはるかに高く、microSDカードは常にデータ破損と紛失の両方のデメリットがつきまとう。
なので単純に比較はできないが、Qubii Proによって直近のiCludeを含んだストレージの圧迫は大きく改善できる。
バックアップ済みのオリジナルファイルを1タップで一括削除できる
バックアップファイル取得済みの場合は、オリジナルデータをタップ一発で削除してくれる。
iPhoneは写真ファイルは一度に全選択できない仕様なので、この一括削除機能はQubii Pro最大のメリットになる。
まとめ
Qubii Proの使い方は非常に簡単なので、気軽に利用することができる。説明書を読む必要はない。
判り難い箇所はアプリ内に説明があったり、利用者側の情報漏洩の不安に対する配慮も感じられる。
要所で利用者側が使いやすいように配慮が行き届いている。
一部日本語が可笑しな箇所もあるが、全体的に親切な操作性と設計になっているので非常に分りやすく使いやすい。
バックアップファイルは画質の劣化を極力抑えて、最大限サイズが小さくなるように予め設定されているので、ストレージ容量不足の悩みからは確実に解放される。
さらに、Qubii Proアプリを使うことでiPhone内のオリジナル写真ファイルの一括削除ができるようになる。
なので、ストレージ容量不足と、写真ファイル削除時に一括選択できない煩わしさの2つがQubiiを使うことで解決する。
とはいえ、残念な点もある。
オリジナル画質の状態でバックアップできないことだ。
僅かとは言え、最高画質で保存されないし、バックアップファイルの画質設定も変更できないのは大きなデメリットになる。
なのでもし、最高画質にこだわる場合はQubii Proはまったく使えないので注意してほしい。
大多数のiPhoneユーザーにとって切実で慢性的な問題になっているiCludeとiPhoneストレージの空き容量不足が改善し、オリジナル画像ファイル一括削除機能が使えるようになるので、Qubii Proを購入しても損はしないはずだ。
- 操作が簡単で手間が掛からないのが最大のメリット
- バックアップファイルは画質の劣化を最小限に抑えてサイズが小さい
- 写真と動画データはオリジナルと同じ最高画質で保存できないことが最大のデメリット
- データ消失の可能性はiCludeなどのクラウドには適わないが、直近のデータ退避には有効