鋳物ホーロー鍋 バーミキュラ オーブンポットを実際に約1年間使って感じたことや良い点と残念な点などをレビューします。
この記事はこんな人におすすめ!
- バーミキュラ 鍋の良い点と悪い点を知りたい
- 当たり障りのない情報ではなく真実を知りたい
- 実際に使用してみた感想を知りたい
バーミキュラ 鍋の口コミ
実際にバーミキュラ 鍋(オーブンポット)22cmを使ってみて感じたデメリットとメリットを解説します。
バーミキュラ 鍋のデメリット
デメリットは4点です。
- 重い
- 汚れが目立つ
- 高価
リペアサービスが高価
重い
鉄の塊という表現がピッタリなほど、男性が持っても重いので必ず両手で持つ必要があります。
頭上に収納すると危険なので足元に収納する必要があります。
汚れが目立つ
ホーローコーティングの塗装色はナチュラルベージュなので、汚れが目立ちます。
しかも、1年間ほど使用すると鍋底の凸部のホーローコーティングが剥げてきて変色します。
洗っても取れない汚れが鍋底に付着するので見た目が非常に悪いです。
人によってはこの目立つ汚れが最大のデメリットなり得ます。
塗装色マットブラックだけは内側のホーローコーティングが外側と同じ黒色です。
なので汚れが目立つのが気になる場合はマットブラックを購入することをお勧めします。
※マットブラック以外は内側のホーローコーティングの色はベージュです。
高価
ホーローコーティングなどのコストや、日本製で鍋蓋の精度の高い加工などを考慮すると安くできないのは理解できます。
とはいえ、22センチのオーブンポットが3万5千円なので、ポピュラーな海外製のオーブンポットと比べると約2倍の価格です。
リペアサービスも高価
他のオーブンポットと同じようにホーローコーティングされたバーミキュラ オーブンポットもホーロー部分が摩耗し剥げてきます。
そんなときはバーミキュラのリペアサービスで修復できますが、料金が高価です。買い直すよりは安価ですが、26cmのオーブンポットだと総額1万5千円程かかります。
バーミキュラのリペアサービスの税込料金
サイズによって料金が異なります。
- オーブンポット 14cm:4840円
- オーブンポット 18cm:9075円
- オーブンポット 22cm:10980円
- オーブンポット 26cm:13310円
上記の価格に往復送料1500円が別途かかります。
バーミキュラ 鍋のメリット
メリットは3つです。
- 汚れが落ちやすい
- 臭いが付きにくい
- 料理を美味しく作れる
汚れが落ちやすい
バーミキュラ オーブンポットの最大の特長であるホーローコーティングのおかげで、表面に付着した汚れはフッ素加工された一般的な鍋と同じぐらい落ちやすいです。
臭いが付きにくい
一般的なフッ素加工の鍋と比べてバーミキュラ オーブンポットはカレー粉、魚、トマトソースなどの臭いが付きにくいです。これらの料理を作った後でもほぼ無臭です。
料理を美味しく作れる
バーミキュラ オーブンポットの最大のメリットは料理を美味しく作ることができことです。
水を加えなくても良いので、とくに煮物などには最適で、食材の旨味が詰まった味になります。
バーミキュラ 鍋のレビュー
バーミキュラのオーブンポットは日本製の鋳物ホーロー鍋です。
フタと本体の隙間を職人が手作業で0.01ミリの精度で削り出しているので密閉性が高いため、水分が蒸発しずらく、水を加える必要が無いので素材の甘みや旨味が凝縮した料理を作ることができます。
鋳物ホーロー鍋は鉄と炭素で出来た合金にガラス質のホーローで表面をコーティングした鍋です
バーミキュラとは
バーミキュラとは名古屋にある1936年に創業した鋳造メーカーの愛知ドビー株式会社の鋳物ホーロー製品のブランドです。
バーミキュラは2010年に販売を開始しています。
鋳造とは作りたい姿形と同じ型に溶けた金属を流し込み、冷やして固める加工法のことです
バーミキュラ 鍋の特長
バーミキュラ 鋳物ホーローオーブンポットの主な特長は下記の8つです。
- リブ底:鍋底に突起を付けること食材を熱し過ぎるのを防止します
- 3層ホーローコーティング:耐久性が高く、強い遠赤外線を発生させ、食材の内側から加熱する
- テーパーエアタイト構造:フタと本体の接合部分を精密加工して密閉性を高め、無水調理を可能にしている
- 保温性に優れている
- 熱伝導率が高く食材に均等に火を通すことができる
- ホーローは中性で不活性なので食材に溶け出さない
- 電磁調理器(IH)で使える
- ホーローは高温時にフッ素コーティングのような有毒ガス発生の心配が無い
- 長所:無水調理で料理を美味しく作ることができる
- 短所:高価で重い
バーミキュラ 鍋の仕様
材質 | 本体:鋳鉄ホーロー、ツマミ:ステンレス |
---|---|
耐熱温度 | 300℃ |
対応熱源 | ガス、IH、ハロゲン、オーブン |
製造国 | 日本 |
サイズ | 14cm | 18cm | 22cm | 26cm | 26cmSUKIYAKI |
---|---|---|---|---|---|
容量 | 0.85リットル | 1.75リットル | 3.5リットル | 5.0リットル | 3.7リットル |
寸法 | 直径14[幅19/高さ11/深さ6.5]㎝ | 直径18[幅24/高さ11/深さ5]㎝ | 直径22[幅30/高さ10/深さ4]㎝ | 直径26[幅33.5/高さ16.5/深さ11]㎝ | 直径26[幅33.5/高さ13/深さ8]㎝ |
重量 | 約1.8kg | 約2.6kg | 約4.2kg | 約4.9kg | 約4.5kg |
バーミキュラ 鍋のホーロー塗装色は全7種類
バーミキュラ 鍋のホーローコーティングの色は下記の8種類です。
- ナチュラルベージュ
- ストーン
- マットブラック
- パールグレー
- パールピンク
- パールグリーン
- パールホワイト
- パールブラウン
バーミキュラ 鍋の価格
バーミキュラ鍋の価格は下記のとおりです。
- 14cm:税込13310円
- 18cm:税込26620円
- 22cm:税込33880円
- 26cm:税込41140円
- 26cmSUKIYAKI:税込38720円
ホーローコーティングの塗装色によっても価格が異なります。
特別色のナチュラルベージュ、ストーン、マットブラック、パールホワイトは上記の価格に+1210円掛かります。
プラス3630円でフタの部分に名前の刻印もできます
バーミキュラ 鍋の使い方
バーミキュラ 鍋の基本的な使い方のポイントは下記の2つです。
- 最適な「弱火」を把握する
- 「中火」を活用する
バーミキュラでは強火は使用しません
最適な「弱火」を把握する
↑最適な「弱火」はバーミキュラでお湯を沸かし、「湯気の勢い」を見ることで簡単に見つけることができます。
「中火」を活用する
どのような料理を作るときも「中火」で1~2分予熱することで、鍋の保温効果が高まって調理時間が10分ほど短縮できます。
バーミキュラ 鍋のお手入れ方法
焦げ付いてしまった場合の対象法
- 焦げが隠れる程度水を入れ、小さじ2~3杯の重曹を入れます
- 中火で約10分沸騰させます
- 鍋が冷めるまで時間を置き、柔らかいスポンジ等で洗います
- 焦げが浮いてきて、キレイにはがれます
着色してしまった場合
着色した部分に漂白剤を掛けてしばらく放置するだけで着色は落ちます。
バーミキュラ 鍋の梱包
バーミキュラ公式オンラインサイトからバーミキュラ オーブンポット 22cm を購入しました。
バーミキュラ 鍋の付属品
付属品は次のとおりです。
- オーブンポット本体とフタ
- 使用上の注意
- レシピブック (Vermicular Recipe Book 00号)
バーミキュラ 鍋の外観
ホーローコーティングの塗装色はナチュラルベージュです。
↑ホーロー加工が施されているので、艶があって指で触れてもツルツルです。
バーミキュラ 鍋のフタ
約1年使用したバーミキュラ 鍋の内側
↑1年ほど使用すると凸部のホーローコーティングが剥げてきます。
バーミキュラ 鍋 まとめ
バーミキュラ 鍋の最大のメリットは無水調理ができるので、どんな料理でも一段と美味しく作ることができる点です。
隠れたメリットとして普通の鍋と比べると、表面に臭いが付きにくいことです。
いっぽう、一般的な鍋に比べるとホーローコーティングの汚れや剥げが目立つ点がバーミキュラ 鍋の最大のデメリットです。
バーミキュラ 鍋をおすすめできる場合をまとめると次のようになります。
- 料理を作るのが大好き
- 美味しさを追及している
とにかく美味しい料理を作りたい場合はバーミキュラ 鍋は高い買い物ではないはずです。
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バーミキュラ フライパンのデメリットと口コミ