ソニー ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン WH-1000XM4を実際に約1年間使用してわかった残念な個所や良い点をまとめてみた。
この記事はこんな人におすすめ!
- WH-1000XM4のリアルな感想を知りたい
- WH-1000XM4の良い点だけじゃなく悪い点が知りたい
WH-1000XM4の発売は2020年9月
別の記事でWH-1000XM4とMDR-HW700DSを比較しているが、今回はより具体的にWH-1000XM4だけをピックアップしてレビューしている。
WH-1000XM4とMDR-HW700DSを徹底比較!音質や装着感、重量感の違いなどの使用感を総まとめ
WH-1000XM4の最大のウリはノイズキャンセリング機能
WH-1000XM4の最大の特徴は強力なノイズキャンセリング機能にある。
どれぐらい強力かと言うと人の話し声はまったく聞こえなくなるし、テレビの音はもちろんエアコンの稼働音やPCのファン音もまったく無音に感じるほど。
電車内での使用は危険なぐらい周囲の音が聴こえなくなる
もともとノイズキャンセリング機能は通勤時の電車内や飛行機内での使用を前提に設計されているはずだが、室内での利用にも効果を発揮する。
というよりも室内で利用したほうが安全だ。なぜなら電車内で使用すると万が一の事故のときに耳からの情報が入ってこなくなるので危険なほど周囲の音がほとんど聴こえなくなるからだ。
それぐらいWH-1000XM4のノイズキャンセリングの機能は凄いということ。
ノイズキャンセリング機能は家の中でこそ威力を発揮する
いっぽうで、家の中ではこのノイズキャンセリング機能は非常に有益で重宝する。
例えば、読書はもちろん、受験や資格の勉強のときなどの集中力が必要なときは周囲の騒音をかなりの割合で軽減できる。
ただし、重量衝撃音のような骨に響くような重い音に対しての効果は無いので注意してほしい。あくまでもWH-1000XM4のノイズキャンセリング機能で軽減できる騒音は軽い生活音や一定の周期で発生する音に限る。突発的は音には対応していない。ただし不規則な想定外の音でもノイズキャンセリング機能と防音性の高いイヤーパッドのおかげで軽減される。
なかでもPCのファン音や扇風機、エアコンの稼働音、掃除機のモータ音、テレビの音、話し声などには抜群の効果を発揮する。
こられの騒音はヘッドフォンで曲を流していなくても、ノイズキャンセリング機能がONになっているだけでも無音に感じることができるレベルだからなおのこと凄い。
ノイズキャンセリングだけの使用も出来る
WH-1000XM4は本体の電源がONになった時点でノイズキャンセリング機能も自動でONになる。なので曲が流れていなくてもノイズキャンセリングは効いているため、効果をより具体的に実感することができる。
しかも音楽を再生しなくてもずっとノイズキャンセリングだけを使用することもできるので便利だ。
WH-1000XM4の2番目の特長は進化するソフトウェア
WH-1000XM4の2つめの特長はソフトウェアがアップデート(ブラッシュアップ)されることだ。
ソフトウェアとは下記の2つを指している。
- WH-1000XM4のヘッドフォン本体に内蔵されているファームウェア
- スマホ専用アプリ(Headphones Connect)
なんとWH-1000XM4はスマホを経由してWH-1000XM4本体のファームウェアをアップデート(バージョンアップ)できる。
つまり、ヘッドフォン本体の機能がブラッシュアップ(洗練)されるわけだ。
例えば、以前はPCに接続する度にBluetoothの接続作業を手動でしないといけなかったが、現在はPCが起動した状態でWH-1000XM4本体の電源をONにするだけで自動的にPCとBluetooth接続される。
YouTubeと連動した一時停止と再開する機能が実装されている
さらに、WH-1000XM4ヘッドフォンを頭から外すとYouTube動画が連動して一時停止するようになった。そしてヘッドフォンを再び頭に装着すると一時停止していたYouTube動画が再開(再生)される機能が実装された。
こららの機能は以前はなかったが、ソフトウェアのアップデートで新たに追加された。
しかも、こららソフトウェアのアップデートは自動で行われるので特別な操作は一切不要だ。
ファームウェアとはWH-1000XM4ヘッドフォン内部の電子部品の中に組み込まれた制御用のソフトウェアのこと
ヘッドフォン装着検知機能
前述したソフトウェアのアップデートで追加された便利な機能のなかで特徴的なのは頭にヘッドフォンが装着されているか外れているかの検知機能が搭載されたことだ。
次の2つの機能がヘッドフォン装着機能の実装で追加された。
- 自動電源オフ
- ヘッドフォンを外したら音楽を一時停止
ヘッドフォンを頭から外して15分経過すると自動的に電源が切れる機能と、ヘッドフォンを頭から外すと音楽の再生を一時停止する機能の2つだ。
それぞれの機能のオンとオフの設定は専用アプリで変更できる。
自動電源オフ機能
ヘッドフォンを頭から外した状態で15分経過したら自動的に電源がオフになる機能を有効にすることで無駄な電池の消耗を防ぐことがきる。
ヘッドフォンを頭から外したら音楽を一時停止する機能
このヘッドフォンを外したら再生を一時停止する機能はYouTube動画では機能する。
だが、この一時停止機能はPCでWindowsメディアプレイヤーなどのYouTube以外のサイトやPCの再生ソフト(アプリケーション)で再生した音楽や動画には残念ながら対応していない。
おそらくPC環境のソフトウェアすべてに対応するとなると埒が明かないので今後もPCではYouTubeの動画以外には対応しないと思われる。
いっぽう、スマホだとYouTube以外のアプリにも一時停止機能に対応している。
例えば、iPhoneアプリのspotifyにも対応していることを確認している。
WH-1000XM4はソフトウェアのアップデートで機能が追加される
このようにWH-1000XM4はファームウェアやスマホ専用アプリ(Headphones Connect)のアップデートによって今後も新しい機能が実装されるので、より使いやすく洗練されていく可能性がある。まさに進化するヘッドフォンとも言えるだろう。
ヘッドフォン本体側面にあるタッチパネル機能
ヘッドフォン本体の側面にタッチパネル(タッチセンサーコントロールパネル)が内蔵されているので、スマホの音楽の再生や一時停止、音量調整、電話の受話や終話などの操作も可能だ。
さらにはSiriやGoogleアプリのスマホ音声アシスタント機能の起動にも対応している。
つまり本来はスマホ側でする操作をヘッドホン側面のタッチパネル操作で代用できるようになっている。
加えて、ヘッドホンを装着したまま会話ができる、外部の音を拾う外部マイク機能も付いている。
各機能はスマホ専用アプリからオフにすることもできる
スマホ専用アプリ(Headphones Connect)からタッチセンサーコントロールパネルの機能をオフにするこもできる。
実際に使ってみたらわかるが、タッチパネルの感度は調整できないので一瞬触れるだけで直ぐに機能が作動してしまい、外部マイクがオンになってしまうので、タッチパネル機能は常にオフの状態にしたほうが使いやすくなる。
WH-1000XM4の注意点
WH-1000XM4は非常に多機能でアップデートで機能も追加されるのだが、唯一の懸念点はスマホがないとすべての機能のオンとオフの設定やファームウェアのアップデートなどがまったくできないことだ。
そして、スマートフォンの専用アプリ「Headphones Connect」はあくまでもスマホ専用であって、PC用の「Headphones Connect」は存在しないことにも注意が必要だ。
なので紹介してきた便利な機能の恩恵はスマホがないと得ることができない。
スマホがないとWH-1000XM4の良さと使える機能が半分以下になってしまう。
言い換えると、WH-1000XM4はアプリに依存したヘッドフォンとも言える。
WH-1000XM4 レビュー
ここからはWH-1000XM4を部位毎に解説する。
WH-1000XM4の仕様
ヘッドフォン型式 | 密閉ダイナミック型 |
---|---|
ドライバーユニット | 40mm ドーム型(CCAWボイスコイル採用) |
再生周波数帯域 | 4Hz – 40,000 Hz |
重量 | 約254g |
充電時間 | 約3時間 |
電池持続時間 | ノイズキャンセリング機能 ON時:最大30時間 ノイズキャンセリング機能 OFF時:最大38時間 |
充電方法 | USB type-C 充電 |
対応コーデック | SBC, AAC, LDAC |
通信方式 | Bluetooth標準規格 Ver.5.0 |
最大通信距離 | 約10m |
付属品 | 充電用USB Type-C ケーブル、キャリングケース、航空機用プラグアダプターと接続ケーブル、取扱説明書と保証書 |
WH-1000XM4の付属品
外装を開くと中に内箱が入っている。
↑キャリングケース内にヘッドフォン本体とケーブル類が入っている。
↑写真の一番上の冊子にはスマホ専用アプリ「Headphones Connect」のダウンロード用QRコードが記載されている。
ケーブル類
↑左側は充電用のUSB Type-Cケーブル、中央はイヤホンジャックケーブル、右側は航空機用プラグアダプター
航空機用プラグアダプターは飛行機の中で提供されている曲を聴く際にイヤホンジャックケーブルと併用して使う。
ヘッドフォン本体
↑折りたたんでキャリングケースに収納することができる。
↑イヤーパッドは低反発のウレタン素材でできている。厚みがあるので防音性能にも優れている。
ヘッドフォン本体下部のボタンと端子
↑写真の左側と右側は実際の装着時のヘッドフォン本体の向きと一致している。
ヘッドフォン本体の左側にはカスタムボタン(上側)と電源スイッチ(真ん中)と、イヤホンジャック(下側)の3つが付いている。
ヘッドフォン本体右側の下部には充電用のUSB Type-C 端子が付いている。
スマートフォンの専用アプリ「Headphones Connect」
ここからはスマホ専用アプリの「Headphones Connect」の画面を載せている。
↑スマホ専用アプリ「Headphones Connect」を起動すると最初にこの画面になるので「接続する」ボタンを押してWH-1000XM4を接続する。
↑この画面からヘッドフォン本体の電源を切ったり、各種設定などの全ての操作ができる。
スマホ専用アプリ「Headphones Connect」の機能
スマホ専用アプリ「Headphones Connect」では主に下記の項目を設定することになる。
サウンドの項目
- 音質モード:音質優先モード or 接続優先モード(音が途切れやすい場合に設定)
- DSEE Extreme:Auto機能のON or OFF (音源をハイレゾに近い高音質にする機能)
システムの項目
- CUSTOM(カスタム)ボタンの機能を変更:(ヘッドホン左側下部にあるカスタムボタンに機能を割り当てることができる)
- タッチセンサーコントロールパネル:ON or OFF
- 自動電源オフ:ヘッドホンを外したらオフにする or オフにしない
- ヘッドホンを外したら音楽を一時停止:ON or OFF
この他にも「ノイズキャンセリング機能の最適化」、「イコライザー」、「360 Reality Audio設定」、「ワイヤレス再生品質」、「外音コントロール」などの設定項目がある。
WH-1000XM4を使用した感想
WH-1000XM4を実際に1年間使用してみてわかった残念な点と良い点を書く。
WH-1000XM4の残念な点
残念な点はほとんど見当たらない。なぜならソフトウェアのアップデートで常に改善されているから見つけるほうが難しい。
以前はPC環境で使用するときにBluetoothの接続が手動で毎回必要だったが今現在は自動接続に改善されているので、残念な個所を見つけるのは非常に難しい。
だがあえて下記を残念な点として挙げてみた。
- ヘッドバンドのサイズが小さい
- 192kHz/24bitのハイレゾ音源の再生に対応していない
- ノイズキャンセリング用マイクが腐食してハウリングや異音が発生する
ヘッドバンドのサイズが小さい
ヘッドバンド部分のサイズが小さめなので極たまに頭が痛くなることがある。もちろん最長サイズに引き延ばしているのにも関わらずサイズが足らなくなる人のほうが圧倒的に少ないと思うが、頭が普通よりも大きい場合は痛くなる可能性はある。
なので、この場合は製品の残念な点と言うよりも利用者との相性次第ということになる。
192kHz/24bitの音源に対応していない
これは残念な点というより願望に近いが、WH-1000XM4は192kHz/24bitのハイレゾ音源の再生に対応しておらず、96kHz/24bitにしか対応していない。これだけは残念でならない。できることならソフトウェアのアップデートで改善するのを期待したいが、後継機に実装されるのなら迷わず購入する。
それぐらい192kHz/24bit音源の再生機能の実装に期待したい。
今後はAmazonのハイレゾにあたる「ULTRA HD」の楽曲が増えるはずなので、それに合わせてソニーも後継機種を投入してくるはずだ。
Amazon Music Unlimitedで聴ける192kHz/24bitの最高音質の詳細は別の記事にまとめている↓
Amazon Music UnlimitedのULTRA HDを徹底解説
192kHz/24bitに対応したBluetoothコーディックの開発が必要
WH-1000XM4は192kHz/24bitの音源に対応していない原因は、ヘッドホン本体側のBluetoothコーディックと呼ばれる音声圧縮方式の仕様が制約になっているからだ。
192kHz/24bitの音源を再生するには、それに対応したBluetoothコーディックの開発と実装が必要だ。
- WH-1000XM4に実装されているコーデックであるLDACの上限は96kHz/24bit
- 192kHz/24bitに対応するBluetoothコーデックはUATのみ※ただしSONYが開発していないので実装は無理だろう。※LDACはソニーが開発
- 音源側であるスマホやPCにも192kHz/24bitに対応したBluetoothコーデックは必要になるので実現は難しいかもしれない
ノイズキャンセリング用マイクが腐食してハウリングや異音が発生する
使用から11ヵ月目あたりに突然ヘッドホン右側から強烈なハウリングが発生。
異音とハウリングの不具合症状が治らなかったのでメーカー修理に出している。
原因はWH-1000XM4の右側ハウジングに内蔵されているノイズキャンセリング用マイクが異物(液体)の付着だった。
おまけにメーカー保証期間中でも異物による汚損のため有償修理になる。
ノイズキャンセリング用マイク交換の有償修理は12000円程掛かる。
気をつないといけないのは、通常使用時の汗や皮脂などの水分が原因でもメーカー側の修理で外的要因や腐食と判定された場合は有料修理になってしまうことだ。
マイク部分は防水処理はされていないので、皮脂や汗が多い場合は必ず壊れることになるので、WH-1000XM4は消耗品と見なしたほうがいいだろう。
ちなみにノイズキャンセリング機能をオフにすればハウリングや異音などの不具合症状出ないが、それだとWH-1000XM4を使う意味がなくなってしまう。
WH-1000XM4で発生した具体的な不具合症状や修理依頼から返却迄の間にあったやり取りの一部始終をまとめたのでこちらの記事を参考にしてほしい↓
WH-1000XM4で不具合 ノイズキャンセリングでハウリングと異音が発生!修理から返却までの一部始終を実体験レポート
WH-1000XM4の良い点
WH-1000XM4の良いと感じているところをまとめると下記の4つになる。
- ノイズキャンセリング機能が優秀
- ソフトウェアアップデートで機能が進化する
- 使いにくい箇所がアップデートで改善される
- 96kHz/24bitまでの音源に対応している
①ノイズキャンセリング機能が優秀
このノイズキャンセリングがWH-1000XM4の最大のメリットかつ有益な機能だと断言できるほど効果が高い。
ノイズキャンセリング機能で細かいノイズを除去してくれるし、ヘッドフォンの耳当て部分の密封性能が良いのと合わさって外部の音がほとんど聞こえなくなる。そのうえ音楽を再生したら外部の音はほぼ気にならなくなる。
とくに集中したいときにはもってこいのヘッドフォンだ。
受験や資格勉強用のために開発されたのかと思うほど。
リモートワークの仕事の効率も上がることは間違いない。おまけにリモート会議でも使うことができる。その場合はマイクが別途必要になるが。
②ソフトウェアアップデートで機能が進化する
昔のヘッドフォンでは実現できなかったことだが、WH-1000XM4の性能と機能はソフトウェアのアップデートによって追加されるので、日々進化して良くなっていく。
つまり、ソフトウェアで実現できることは機能として実装できるのでWH-1000XM4の潜在能力は非常に高いと言える。
逆に言えば、ヘッドフォン本体のハードウェア側の改良や進化が必要なければ、WH-1000XM4の後継機のWH-1000XM5は発売されないかもしれない。
しかし、商売なのでいずれ出るはずだ。
じゃないとソニーが儲からないので。
とはいえ、ソフトウェアのアップデートで進化するのであれば後継機は出ないほうが購入者は助かる。
③使いにくい箇所がアップデートで改善される
②とほとんど同じになるが、ソフトウェアのアップデートで使いにくい機能が改善されることも良い点だ。
例えば、前述したようにPCで使う場合、2回目以降の接続時は常にBluetoothが自動で接続されるようになったので、それ以前は必要だった手動での接続作業が不要になった。
④96kHz/24bitまでの音源に対応している
ハイレゾの96kHz/24bitまでの音源に対応しているので、高音質の音源を聴く時にもWH-1000XM4を利用できる。
もし、ヘッドフォン本体側に192kHz/24bitに対応するハードウェア機能が備わっていたら将来のソフトウェアのアップデートで192kHz/24bitの音源にも対応することも不可能ではないはず。
だが、おそらくその可能性は低い。なぜなら技術的には可能であったとしても後継機に実装するほうがメーカー側が儲かるからだ。
WH-1000XM4 レビューまとめ
2021年の秋に後継機の発表が期待されていたが来年以降に持ち越された。
その理由は明白でWH-1000XM4はソフトウェアのアップデートで機能が進化する次世代のヘッドフォンだからだ。
昔のようにハードウェアの進化と改良によって毎年後継機を発売するメリットがないので需要は薄れているし、なにより愛用者にとっては買い替えなくて済むのに越したことはない。
だが、あくまでも商売なので来年以降にハイレゾの最高音質に対応した後継機種が発売される可能性は高いと思う。
ただ、現状でもWH-1000XM4への不満はまったくないので後継機は不要だと感じている。
とはいえ、唯一残念だった192kHz/24bit音源が再生できない点が改善されれば間違いなく後継機を買ってしまうと思う。反対にその機能が実装されなければ買う必要は無いとさえ思える。そう言えてしまうぐらいソニーのWH-1000XM4は高機能で満足感の非常に高い洗練されたヘッドフォンだ。
ノイズキャンセリング機能付きのヘッドフォンではこのWH-1000XM4シリーズを上回る性能と使い勝手の良さを超える製品はおそらく出ないだろうから、他のメーカーに浮気する必要もないので、他のヘッドフォンを物色する時間も不要になったこともプラスの効果だ。
元々ソニーはハードウェアの品質は良いので、ソフトウェアの改良だけでブラッシュアップされるとなると鬼に金棒の状態なので、他のメーカーに目移りしなくなることもWH-1000XM4の購入者への隠れた恩恵だ。