エレコムのマウスパッド FITTIO MP-116BKを実際に5年以上使用してみて感じた良い点と残念な点をレビューします。
この記事はこんな人におすすめ!
- エレコムのマウスパッド FITTIO MP-116BKを購入しようか迷っている
- エレコムのマウスパッド FITTIO MP-116BKを実際に使った感想を知りたい
- エレコムのマウスパッド FITTIO MP-116BKの発売は2010年4月
エレコムのマウスパッド MP-116BKのスペック
FITTIO MP-116BKのマウスパッドの最大の特長にしてウリはハンドレストのクッション部分の中に疲労軽減用に開発した特殊なジェル(EXGELエクスジェル)が入っていることです。
それ以外の点は市販の他のマウスパッドとサイズや構造はほとんど同じです。
詳しくは後述していますが、マウス操作面の素材に抵抗感のある素材を使用しているためマウス操作の点で問題を抱えているとも言えます。
EXGEL(エクスジェル)とは
EXGEL(エクスジェル)は株式会社 加地という健康用品などを開発販売している会社が開発した疲労軽減用のジェルです。
エクスジェルは体圧“流動”分散という特性があり、高反発でも低反発でもない素材です。
衝撃、圧力、ズレの問題を解決するのに役立っています。
エレコムはPC用品のFITTIOシリーズにエクスジェルを採用しています。
疲労軽減マウスパッド FITTIO(フィッティオ) MP-116BKの仕様
マウス操作面寸法 | W135×D150×H7mm |
リストレスト高さ(最高部) | 26mm |
全体寸法 | W135mm×D220mm×H26mm |
本体重量 | 約245g |
素材 | リストレスト内部:超柔軟性素材エクスジェル 表面素材:ポリウレタン合成皮革 |
裏面 | ポリウレタン |
エレコム マウスパッド FITTIO MP-116BKのクッション部分の触り心地
MP-116BKの最大の特徴は特殊ジェルがハンドレストの内部に入っていることです。
長時間のマウス操作でも手首に負担が掛かるのを軽減してくれます。
クッション表面はホールド感に一役買っている
MP-116BKのハンドレスト部分の表面はポリウレタン合成皮革なので触り心地は良いです。サラサラではなくやや粘着性のある素材で抵抗を感じるのでグリップ力があり、手首を固定するのに役立っています。
エクスジェルの弾力はモッチリして心地が良い
ハンドレスト内部に入っているエクスジェルは少し硬めの粘度でお餅のような触感です。
指先で押したときの触感は柔らかく感じますが実際に使用しているときは手首が沈み込み過ぎることはないです。
つまり、エクスジェルは点で押すと柔らかく感じますが、面で押すと固く感じる不思議な使用感があります。
エレコム FITTIO MP-116BKを使った感想
エレコム マウスパッド FITTIO MP-116BKを使って良かった点と残念な点を書きます
エレコム マウスパッド FITTIO MP-116BKの良かった点
エレコム マウスパッド FITTIO MP-116BKを利用して良かったのは下記の1点です。
- 厚みのあるハンドレストのおかげで手首の疲労感を感じない
厚みのあるハンドレストは手首の疲労感がなくなる
MP-116はハンドレストのクッション部分が秀逸です。
クッション部分の中に入っているエクスジェルがとにかく優秀なので手首の疲労感がほとんどなくなります。
クッション部分の厚みも十分にあるので1日に何十時間マウスを操作することがあっても手首が痛くなることはありません。
実際に5年以上MP-116を使用してマウス操作をしていましたが一度も手首が疲れたことはありませんでした
エレコム マウスパッド FITTIO MP-116BKの残念な点
残念な点は下記の3点です。
- マウス操作面の面積が小さい
- マウス操作面の滑りが非常に悪くマウス操作性が致命的に低い
- 底部にゴミが付着する
マウス操作面の面積が小さい
マウスを操作する面の面積が幅約13センチ、奥行き15センチと小さいので、大きなマウスの使用は不便です。小型サイズのマウスを使う場合でも狭く感じます。
マウス操作面の滑りが非常に悪くマウス操作性が致命的に低い
MP-116の最大の欠点はマウス操作に抵抗を感じることです。
その原因はマウス操作とハンドレストのクッション部分の表面素材は両方とも同じ粘着性のあるポリウレタン合成皮革を使用しているからです。
クッション部分は手首のホールド感がありズレにくいので疲労を軽減してくれますが、それとまったく同じ素材をマウス操作面にも使用しているため、マウスの滑りが非常に悪くスムーズに操作することが困難です。
光学マウスやレーザーマウスなどのマウス側の読取り構造の違いによる問題ではありません。MP-116のマウス操作面の表面素材が粘着性のあるポリウレタン合成皮革を使っているのが原因でマウスの動作時に抵抗を生んでおり、スムースに動かすことが物理的にできないのです。
ゲーム用のマウスに採用されているフッ素配合のソールなどを摩擦抵抗を減らす素材がマウス側に搭載されていても改善は見込めません。
MP-116のマウス操作面の表面素材は、よくある合成皮革を使った椅子やソファーよりも粘着性があります
底部にゴミが付着する
底部の素材も粘着性のあるポリウレタンなのでゴミを吸着してしまいます。
ゴミがたくさん付着すると吸着力が弱くなり安定性が悪くなるので定期的な清掃が必要になり、手間が掛かります。
マウス操作面に超小型マウスパッドを貼り付けて使用
滑りが悪く摩擦抵抗のあるMP-116のマウス操作面に、市販の超小型マウスパッドを両面テープで貼り付けて、マウス操作性の問題を改善しました。
5年以上前、MP-116を購入した直後に超小型マウスパッドを貼り付けていることからもわかるように、エクスジェルの入っているハンドレストの使用感が良いことを証明しているとも言えます。
なぜなら普通はそこまでしてマウスパッドを使い続ける理由はないし、他のマウスパッドを使うという選択もあったからです。
↑5年以上同じマウスパッドを利用しているので表面が剥げています。この剥げた状態でもマウスパッドなしで利用するよりかはましになります。
5年以上前に購入した現在は絶版のサンワサプライの超小型マウスパッドは幅12センチ、奥行き15センチなので幅はピッタリではないもののMP-116のマウス操作面(幅13センチ、奥行15センチ)とほぼ同じサイズです。
ただ、この後付けで貼り付けたマウスパッドはサイズが超小型なので、大きくマウスを動かすとマウスがパッドからマウスが落ちることが度々あったのでマウス操作面の面積が小さい問題への貢献はしていません。
現在は市販されている超小型マウスパッドの種類は減っており、将来的にはなくなるかもしれないので、この記事を見ている時点では購入できないかもしれません。
これがMP-116のマウス操作面に適合するサイズのマウスパッドになります↓
レビューまとめ
マウスパッド FITTIO MP-116BKはクッション部分のジェルが優秀で長時間マウス操作をしても手首の疲労感をまったく感じません。
いっぽう、マウス操作面にもクッション部分と同じ粘着性のある素材を利用しているため、マウス操作に引っ掛かりが生じストレスを感じます。
つまり、リストレストのクッション部分は素晴らしいが、マウス操作性に関しては問題があるということです。
リストレストのクッション部分が素晴らしいだけに、非常にもったいないです。
ですが製造コストなどの問題でマウス操作面の素材の改善の実現化は難しいと思われます。
MP-116のマウス操作面の面積が1.5倍以上広くなって、マウス操作面の素材が抵抗の少ない素材の硬い樹脂製素材に改善されれば、間違いなく購入すると思います。
なぜなら、リストレストのクッション部分に入っているエクスジェルの使用感が素晴らしいからです。
その証拠に現在は同じエクスジェルを採用しているエレコム リストレストMOH-FTPBKをマウス用のリストレストとして使用しています。
同じエクスジェルを使っているエレコム リストレストMOH-FTPBKのレビュー記事です↓
エレコム リストレスト FITTIO MOH-FTPBK 口コミ評判レビュー
マウスパッドはサンワサプライのハードマウスパッド MPD-NS3-72 XLサイズを使用しています。
超大型ハードマウスパッド MPD-NS3-72 XLサイズのレビュー記事です↓
超大型マウスパッド MPD-NS3-72 口コミ評判レビュー
この2つの組み合わせで現在は快適なマウス環境を手に入れています。
エレコム マウスパッド FITTIO MP-116BKの要点まとめ:
- リストレストのクッション部分に入っているエクスジェルが素晴らしい
- マウス操作面の表面素材に粘着性がありマウス操作に抵抗が生じる
- マウス操作面の面積が狭い