GULL(ガル)のGS ブーツを実際に購入して使ってみた感想とメリット・デメリットを実体験レビューする。
この記事はこんな人におすすめ!
- GULL(ガル) GSブーツの購入を検討している
- 実際に使った感想を知りたい
ガル GS ブーツとは
ガル GS ブーツはGULL(ガル)が販売しているストラップフィン用のマリンブーツ。
GULL(ガル)とは
GULL(ガル)とは1955年に東京で創業し、マリンスポーツ用品を製造販売している「株式会社キヌガワ」のブランド名。
マリンスポーツ用品のなかではとくにフィンが有名。
親会社は自動車用部品を製造販売している「鬼怒川ゴム工業」。
姉妹ブランドにAQA(エーキューエー)がある。
ガル GS ブーツの特長
ガル GS ブーツには下記の特長がある。
- 伸縮性と耐摩耗性:3mm厚のネオプレーン素材
- 履き口U字カットライン:足首への負担を軽減するために足首部分をU字カット
- グリップ力が高い:スリップしにくいデッキソール
- 独自の甲あて:甲のゴム当てに独自のカットを施したスタビライザーラバーを採用
- 防臭・防菌加工
①伸縮性と耐摩耗性
伸縮性と耐摩耗性に優れたウェットスーツにも使われている3ミリ厚のネオプレーン素材。
②履き口U字カットライン
足首回りの履き口部分のカットがU字カットラインになっているので、脱着が楽で足首のフィット感が良く負担も軽減している。
③グリップ力
水はけが良く、滑りにくいデッキソールで岩場や水辺でのグリップ力が高い。
④甲あてのスタビライザーラバー
ブーツの甲あて(前面ラバー部)にスタビライザー(安定)機能を採用し、横ずれを防止とホールド性を向上させている。
⑤防臭・防菌加工
防臭・防菌加工されているので、カビやバクテリアの増殖を防ぎ、臭いを軽減。
ガル GS ブーツ レビュー
ガル GS ブーツのレビュー。
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ガル GS ブーツの仕様
サイズ | 25、25.5、26、27、28、29、30 |
---|---|
カラーバリエーション | ブラック、ネイビー、チャコール |
本体価格(定価) | 税込12100円 |
材質 | 合成ゴム |
ガル GS ブーツの外箱
ガル GS ブーツの付属品
↑ブーツ本体に付いているタグ類。
ガル GS ブーツの付属品はブーツのみ。
ガル GS ブーツの外観
甲あて
↑ブーツ前面の大部分は硬いゴム製の甲あてに覆われている。
滑り止めのスリットが入っているので摩擦力があり、密着性とホールド性が向上し、フィンがズレ難い。
このホールド性の高い甲あてがガル製ブーツの最大の特長だ。
デッキソール(底面)
↑ゴム製のデッキソールは滑り止め効果が高く、海の岩場や海中でも滑らない。
かかと部分
↑GS ブーツはストラップタイプのフィンを装着することを前提に造られているので、フィンストラップ部分との接触面はズレ難いゴム製でスリットが入っているので勝手にズレて外れることはほとんどない。
厚みもあるのでフィン装着中にかかとが痛くなるようなことは一度も経験したことがない。
ガル GS ブーツのメリット・デメリット
ガル GS ブーツを実際に使用した感想とメリットとデメリットを書く。
デメリット
ガル GS ブーツのデメリットは2つ。
- ゴム製の甲あてとかかと部分の先端が剥がれる
- 親指の外側が痛くなる
ゴム製の甲あてとかかとが剥離する
ガル GS ブーツの最大にして唯一のデメリットはゴム製の甲あてとかかと部分が剥離することだ。
数回使用しただけで剥がれだして、20回以上使用すると剥離が目立つようになる。
合成ゴム用の接着剤で補修すると剥離が広がるようなことはないが、見た目が汚くなってしまう。
親指の外側が痛くなる
使用頻度が多く長時間履いていたら、親指の外側が痛くなってタコが出来たことがある。
利用者の足の形状にもよるし、装着するフィンの内部形状等によっても異なるので、あまり参考にはならないかもしれないが、実際にそういう体験をしているので参考にしてほしい。
メリット
ガル GS ブーツのメリットは下記の3点。
- 履き心地が良い
- 滑らない
- フィンストラップがズレにくい
履き心地が良い
ウェットスーツの生地と同じ素材でできているので柔らかくて、長時間使用しない限り足が痛くなるようなことはなく、履き心地は良い。
滑りにくい
藻が生えた海中の浅瀬の岩場を歩いても滑りにくい。
ゴム製の靴底の材質が良いので他メーカーのマリンシューズよりも滑りにくい。
干潮時にインリーフ内の露出した岩ノリ(青のり)がびっしり生えた場所を歩いているときに滑って転倒しそうになったことは何回かあるので、絶対に滑らないというわけではないので注意してほしい。
ガル GS ブーツを履いていてヒヤリとしたことは何回かあるが、完全に転倒したことは一度もない
フィンストラップがズレにくい
フィンと接する、甲とかかと部分にスリット入りで摩擦係数の高いゴムで覆われているのでフィンが定位置で固定され、まったくズレない。
同じガル製のストラップフィンのミュー サイファーを装着していたというのを差し置いても、滑り難く、厚みのある材質でフィンと面する部分が覆われているので、ズレて安定性が欠けたり、足が痛くなるようなことは想像しにくい。
まとめ
ガル GS ブーツはビーチエントリーシュノーケリング時に数十回以上利用したが、フィン装着中やシュノーケリング中はもちろん、陸上でバイクに乗っているときも履き心地抜群で、下手なスニーカーよりも滑り難く安全に感じたほど。
足首がすっぽり覆われていて面積が大きく、ゴム製の靴底なので軽量なスニーカーよりも重く、夏場は暑いことだけが難点だった。
それよりも、何回か使った後に必ず、甲部分とかかとの上端部分が剥がれてくるので、接着剤で補修しないと、めくれてしまい、フィンの装着感が損なわれる可能性があることが最大のデメリットだ。
新品時から滑り止めのゴム素材を接着剤で貼り付けているだけなので剥離するのは避けられない。なのでレンタルしたり、中古で購入すると必ず先端部分が剥がれているか、接着剤で補修されているはずだ。
とはいえ、滑り難く、履き心地とストラップフィンの安定感は抜群に良い。
とくにビーチエントリーシュノーケリングでストラップタイプのフィンを使う場合は、このGSブーツが第一候補になる。
リーフエッジまで歩くときや、滑りやすい藻がビッシリの干上がった海底を歩くときもGSブーツだと滑りにくいので、一石二鳥だ。
価格相応の満足感はあるので非常におすすめだ。
ガルのGSブーツはダイビングショップ内で必ずと言っていいほど販売されているし、利用している人が多いのも頷けるほど完成度は高い。
- ビーチエントリーシュノーケリングに最適
- 干上がったインリーフ内の岩場でも滑り難い
- ゴムの品質が良く、摩擦力があるのでフィンがズレ難く安定性は抜群に良い
- ブーツの完成度は高く利用時の満足感はかなり高い
- 唯一のデメリットはゴム素材の先端部分の剥離すること
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