31.5インチ 4K液晶モニター EV3285を実際に2年間使ってみた感想やメリット・デメリットを実体験レビューします。
この記事はこんな人におすすめ!
- EV3285を購入するかどうか迷っている
- 実際に使った感想、メリットとデメリットが知りたい
- EV3285の発売は2018年8月20日
EV3285とは
EV3285とはEIZO株式会社が販売している31.5インチの液晶モニターです。
筐体カラーはブラックとホワイトの2種類あり、それぞれの型番は下記になります。
- 筐体カラー黒:EV3285-BK
- 筐体カラー白:EV3285-WT
※筐体の色が違うだけで性能やスペックは全く同じです。
EIZOとは
EIZOとは1967年に創業した石川県に本社のあるディスプレイ装置専門メーカーで画質に評判が良いことで有名です。
昔はNANAOというブランドもありましたが現在はEIZOブランドに統合されています。
EV3285の特長
EV3285には下記の特長があります。
- 画素密度が高いので映像が高繊細でクッキリ表示できる
- 画面がノングレア(非光沢)で見やすい
- IPSパネルなので視野角が広い
- 1台のモニターを最大4分割して利用できるPBP・PIP機能を搭載
- USB Type-C ケーブル1本で映像・音声、USBハブ(信号伝送と5V0.8A(60W)給電)が使える
- 昨今のPC用ディスプレイは海外製である製品が多いなかEV3285は日本製
①画素密度が高いので画像が高繊細
画素密度は液晶ディスプレイの画質の良さに大きく影響します。
画素密度が高いと、映像を構成する最小単位の画素(ドット)間の距離が短く、高密度になっているのでクリアでクッキリとした高繊細な映像を表示することができます。
EV3285はこの画素密度の値が140ppiと高く、画素(ドット)同士の距離を表す画素ピッチの値が0.182mmと短いため高密度の液晶パネルを採用していることがわかります。
当然ながら画素密度の数値は液晶パネルの最大解像度と画面サイズも関係することなのでEV3285だけが高繊細で高画質というわけではありません。
EV3285と同じ画面サイズと最大解像度であれば、他メーカーの液晶モニターも同じ画素密度の値になるからです
EIZOの液晶モニターが優れいている点は数値では判らない部分が多いです。
例えば、液晶パネル表面の材質や処理などの、物理的な品質が他メーカーよりも高品質だということが挙げられます
②画面がノングレア(非光沢)で見やすい
液晶パネル表面に光が反射しない処理が施されているので明るい環境でも画面が見やすいです。
③IPSパネルなので視野角が広い
液晶画面にIPSパネルが使われているので視野角が178°と広く、
上下左右のどの角度から表示された映像を見ても薄くなったり見難くなることがありません。
④1台のモニターを最大4分割して利用できるPBP・PIP機能を搭載
PBPとPIP機能を搭載しているので1台の液晶モニター(EV3285)を複数のデバイスで利用することが可能です。
PBP (ピクチャー・バイ・ピクチャー)
PBP(PbyP)機能とは1台の液晶モニターを最大4分割にして別ソース(別デバイス)から出力された映像を表示する機能です。
例えば、同じ場にいる他の人と画面を共有する時や、会社等で複数の防犯カメラの映像を1台のモニターで表示するときに利用します。
PBPを使うと2分割と4分割はできますが、画面比率の関係で3分割はできません。
モニター1台の最大解像度から各画面を分割するので1画面あたりの解像度は粗くなります。
PIP (ピクチャー・イン・ピクチャー)
PIP(PinP)機能とは画面の右端や左端にワイプと呼ばれる小さなウィンドウ(子画面)内に別ソース(別デバイス)から出力された映像を表示する機能です。
子画面の表示位置は左上、左下、右上、右下の4つの位置から選択できます。
YouTubeなどのゲーム実況などで利用します。
⑤USB Type-C ケーブル1本で映像・音声、USBハブが使える
USB Type-C 端子が1ポート付いており、1本のケーブルで映像と音声、USBアップストリーム(USBハブ)、データ通信が可能です。
さらにEV3285のUSB Type-C端子は「DP Alt Mode」と「USB Power Delivery」に対応しており、60Wの給電機能が備わっているのでノートPCに給電しながら外部モニターとしても利用可能です。
EV3285 レビュー
EV3285のレビューです。
こちらと同じ商品です↓
EV3285の仕様(スペック)
画面サイズ | 31.5インチ |
---|---|
画面の対角線の長さ | 80㎝ |
アスペクト比 | 16:9 |
液晶パネルタイプ | IPS |
液晶パネル表面処理 | ノングレア(非光沢) |
最大解像度 | 3840 x 2160 (4K) |
画素ピッチ | 0.182mm |
画素密度 | 140ppi |
有効表示領域サイズ | 697×392mm |
表示面積 | 4978 cm2 |
応答速度 | 5ms (中間階調) |
表示色 | 8bit (1677万色) |
色域 | 8sRGB相当 |
輝度 | 350cd/m2 |
コントラスト比 | 1300:1 |
視野角 | 178° |
寸法 | スタンド装着時:幅71.7×高さ57.6×奥行23センチ スタンドなし(モニターのみ):幅71.7×高さ41.6×奥行5.2センチ |
マウント規格 | 100×100mm (取付穴ピッチ) |
重量 | スタンド装着時:11kg スタンドなし(モニターのみ):7.6kg |
消費電力 | 通常時:32W、最大:163W、待機電力:0.5W |
入出力端子 | HDMI ×2 (4K@60H)、DisplayPort ×1、USB Type-C(USBアップストリーム兼用) x1、USB3.1 Gen 1 Type-A( USBダウンストリーム) ×2、ヘッドホン出力 (ステレオミニジャック) ×1 |
その他の機能 | スピーカー搭載(1.0W+1.0W)、USBハブ機能 |
メーカー保証期間 | 購入から5年間 |
EV3285の価格
EV3285はAmazonで14万円程でしたが3%ポイント還元中だったのポイント差引13万6千円程で購入しました。
EV3285の外箱
重さは11キロあるので、箱も大きいのかと思いきや、そこまで大きくなかったです。
1人でも十分持ち運びできます。
↑外箱のサイズは横80センチ、高さ55センチあります。
左下のAmazon伝票と比較すれば、およそのサイズ感はわかるかと。
↑外箱の奥行(幅)は30センチです。
↑外箱を開くと上部の発泡スチロールの緩衝材に開梱時の注意書きの紙とケーブル類が入っています。
↑段ボールから取り出すときも、モニタ本体の裏側に指を引っかけるくぼみがあるので、簡単に取り出せました。
EV3285の付属品
付属品として入力ケーブルが全種類1本づつ付いています。
別に購入すれば1本千円近くするので、これは助かりますね。
- USB Type-C ケーブル (2 m) ×1本
- DisplayPort ケーブル (2 m)×1本
- HDMI ケーブル (2 m)×1本
- 電源コード (2 m)×1本
- ケーブルカバー×1個
- VESAマウント取付用ねじ (M4 x 12 mm) x 4
- 取扱説明書
EV3285の外観
↑液晶画面のフレームの下に電源スイッチがありますが、静電気接触型スイッチなので指で触れるだけで操作できます。電源スイッチ右側にある横長の溝はスピーカーです。
電源スイッチ左側には6つの操作スイッチが並んでいます。
画質や色合いの設定はこの6つの操作スイッチを利用するので慣れるまでは少々大変です。
EV3285のサイズ感
EV3285は画面の横幅が約72センチあります。
使用しているディスクが120センチだったので、ちょうど良いサイズ感でした。
標準装着のスタンド利用時に、モニタ本体から背後の壁の間の距離は実寸で約21センチ~22センチです。
つまり、EV3285を設置するときは壁との距離は約21センチ~22センチ必要ということです。
この距離は、27インチモニタのEV2736Wを使用したときとほとんど同じです。
なので、現在のモニタのサイズやメーカーにもよりますが、EV3285に替えても距離感が以前よりも近く(手前)になる可能性は低いです。
少なくても、同じEIZOの27インチサイズのEV2736Wから、31.5インチのEV3285に替えた場合は、距離感が近くなることはありません。
EV3285のスタンド
↑EV3285のスタンド部分だけで重さは3.4キロもあります。
↑スタンドの接続面にあるラッチ(留めがね)と液晶モニター側の凹が噛み合ってスタンド部分と液晶モニター部分が結合されています。
EV3285にモニターアームを取付ける方法
EV3285のスタンドはネジが使われていないでドライバー等の工具不要で取り外せます。
↑スタンドと液晶モニターの結合部の上にある四角いボタンを押すとラッチが外れてスタンド部分を取り外すことができます。
↑取付穴ピッチ(VESA規格)は100×100mmなので取付可能なモニターアームの種類は多いです。
モニターアーム エルゴトロン LXのようすはこちらの記事を参考にしてください↓
エルゴトロン LX デスクマウント モニターアーム
EV3285の付属品の中にモニターアーム取付用のネジ(4本)が入っています
EV3285の入力端子
EV3285背面の左側に主電源スイッチと電源ケーブル用のソケット穴があります。
その隣に入力端子が並んでいます。
↑モニタ背面の主電源メインスイッチと電源ケーブル用ソケット穴
↑右側には入力端子が並んでいます。
モニタ背面の入力端子:
- USB Type-C ×1ポート
- DisplayPort ×1ポート
- HDMI x 2ポート
EV3285背面の右側には給電機能付きのUSB3.0 タイプAポートとヘッドホン出力端子が付いています。
モニタ背面の右側面にあるUSBとヘッドホン端子
- 最大10.5W給電機能付きのUSB3.0 Gen1 Type-A ×2ポート
- ヘッドホン出力端子 (ステレオミニジャック) ×1ポート(端子)
EV3285のメリット・デメリット
EV3285のメリットとデメリットを解説します。
メリット
EV3285のメリットは5つです。
- 画素密度が高いので細い文字もクッキリと表示されて見やすい
- 液晶パネルの表面処理が高品質で見やすい
- ノングレア表面処理の質感が良い
- 液晶パネル表面とフレームに段差がなくフラットなので見た目がスタイリッシュ
- ドット抜けや輝度異常が皆無
①画素密度が高いので細い文字もクッキリと表示される
EV3285は画素密度も高く、画素ピッチが繊細なので細いフォントで書かれた文字もクッキリ表示されるので非常に見やすいです。
とくにPC用液晶ディスプレイの主な用途がWebブラウジングや文字を見る場合はEV3285を使うことで大きなメリットを得られます。
②液晶パネルの表面処理が高品質
EV3285は液晶パネルの表面処理が高品質なのでクリアで透明感のある画像を表示させることができます。
表面処理の繊細さとキメの細かさは画像を通して良くわかります。
液晶パネル表面の質はカタログスペックの数値では判らない要素なので、こればかりは現物を実際に使用しないと判らないことです。
③ノングレア表面処理の質感が良い
EV3285の液晶パネル表面は光を反射しにくいノングレア処理を施されています。
そのノングレア処理の質が良いので映像に悪影響を及ぼすことなくクリアに見えます。
他メーカー製液晶パネルのノングレア処理と比較すると差は顕著です。
④液晶パネル表面とフレームに段差がなくフラット
EV3285正面外側のプラスチック製のフレームと液晶パネルの高さが同じでフラットです。
なので見た目がスタイリッシュですっきりとした外観です。
ただし、段差がない分、液晶面を下にして床に接地させる時に液晶パネル表面に傷が付きやすいというデメリットもあります。
⑤ドット抜けや輝度異常が皆無
EV3285にはドット抜けや輝点、暗点は1つもありません。
ちなみに同じEIZO製のEV2736Wも同様でした。
デメリット
EV3285のデメリットは3つです。
- 画面サイズが小さいので最大解像度の4Kを等倍で表示すると表示が小さくて文字が見づらい
- 輝度ムラが若干ある
- 液晶モニターの電源を切ると『カッチ』と音がする
①最大解像度の4Kの等倍表示だと小さくて見づらい
EV3285は31.5インチあるので決して小さい画面サイズではありませんが、最大解像度の4K(3840×2160)の等倍表示するとディスクトップのアイコンや文字が小さくなり過ぎて非常に見難くなります。
なのでOS側の拡大表示機能を使って最低でも125%に拡大表示させないと見づらいです。
125%拡大表示すると液晶ディスプレイの作業領域が25%も狭くなってしまいます。
この相反する”見やすさ”と”作業領域の広さ”という2つのうちのどちらか一方を選ばないといけません。
この最大解像度の等倍表示だと小さくなり過ぎて見難くなることがEV3285の最大のデメリットです。
②若干輝度ムラがある
EV3285には気にはならないレベルですが、画面の輝度に若干ムラがあります。
利用中に気になったりすることはまったくないので神経質になる必要はありません。
↑Windows OS標準のメモ帳を開いたようす。
右側のほうが若干暗く感じる程度の輝度ムラです。
③液晶モニターの電源を切ると『カッチ』と音がする
モニターの電源を切るときに前面の電源ボタンに触れると、内部で電源のスイッチング(切れる)音『カッチ』が聞こえるので気になる人は気になると思います。
とくに普段から手動でモニタ本体の電源を切る習慣のある人は気になるかもしれません。
OS側の設定でモニター電源が切れる時間を短くしたりして、手動で電源を切る機会を無くせば、改善させることはできます。
EV3285を使用した感想
EV3285実際に2年以上使ってみた感想を書きます。
先ず、同じEIZOの27インチモニター EV2736W-Zからの乗り換えだったので、正直さほど感動するような変化はありませんでした。
EV3285の文字の見やすさ
最大解像度の4K 3840×2160表示の等倍(拡大率100%)だと文字が小さくなり読みづらいです。
ちなみに視力は0.8~1.0ぐらいです。
なので、普段はOS(Windows11)のディスプレイ設定で
解像度は3840×2160(推奨)、拡大率125%で使用しています。
EV3285の最大解像度 3840×2160、拡大率100%にして、ディスクトップ作業領域をフルに利用したいところですが、その設定では残念ながら、文字が小さくて見にくいです。
EV3285の応答速度
EV3285のモニター応答速度は5msと他の液晶モニターよりも速いため、YouTubeなどで動きの速い動画を見ても描写の遅延や残像感はありません。
EV3285の画面の明るさ
EV3285の輝度は350cd/m2あるので十分に明るいです。
ディスプレイの輝度は100%だと眩しいので70%で使用しています。
部屋の明るさに応じて自動で輝度調整してくれるエコ機能はOFFにしています。
普段、ブルーライトカット用のPCメガネを利用しているので、
自動輝度調整がONだと画面が暗く感じるからです。
EV3285の画質
高繊細で細い文字もクッキリ表示されるので画質は非常に良いです。まったく問題ありません。
超解像度モードはONにすると文字の輪郭がにじむためOFFにしています。
EV3285のフレーム幅
どこのメーカーも同じですが、EV3285もフレームレスを謳っています。
ところが、実際はフレームの合計幅は9mmほどあります。
EV3285のプラスチック製の筐体フレームの幅は約3mmと狭いのは確かですが、液晶パネル外周の黒枠(非表示領域)が6mmほどあるので合計した約9mmが表示面の外枠の幅になります。
なので、実際は外側に約1センチのフレームがあるのと同じです。
他メーカー製の液晶モニターのほとんどが12mm前後なので、EV3285のフレーム幅がとくべつ狭いわけではありません。
どのメーカー製の液晶パネル外周にも表示されない黒枠があります。
EV3285は約6ミリと幅は広めです。
この液晶パネル外周の黒枠と筐体側フレームの合計を実質のフレーム幅としたほうが判りやすいです。
EV3285 液晶ディスプレイの光漏れ
使用から約1年経過したころからEV3285の液晶パネルの端に薄黄色のにじみがあることに気づきました。
この現象は液晶ディスプレイではよくある光漏れです。
バックライトの光が表面に漏れてしまうことで起きる現象です。
端からバックライトの光が漏れているので色ムラではありません。
EV3285を購入してから丸2年経ちましたが、最初に気づいた時よりも光漏れの面積が拡大し以前よりも気になります。
この光漏れは購入したときには無かったので経年が原因のようです。
モニターアームを利用していますが液晶面の角度は常に垂直にして使っています。
なのですくなくとも液晶画面の傾きが原因ではありません。
↑左側だけで右側には光漏れはありません。
白や黒などのメリハリのある背景色では目立ちにくいのですが、背景色がグレーなどの中間色だと目立ちます。
この液晶パネル外枠の最端に発生する光漏れは他の液晶モニターでも見られる現象ですが気になります。漏れる範囲が拡大するようなら修理に出す予定です。
ちなみに、6年間使用したEIZOのEV2736W-Zの液晶ディスプレイに光漏れは一切ありません。EV3285はフレームレスで構造が異なるため単純比較はできませんが、昔のほうが品質は良かったようです。
EV3285とEV2736Wとの比較
6年間使用した、EIZOのEV2736W-Z(27型WQHD 2560×1440ドット)と画質や使用感の比較です。
先ずは両機ともカラーモードをsRGBにした時のディスプレイの色を比較してみました。
↑EV3285は若干黄色く、EV2736Wは赤みがかかっているようにみえます。
このようにsRGBでは差が出ました。
普段の利用時はカラーモードをユーザーモードにして好みの画質にカスタマイズしているので、モニターを利用していて違和感はまったく感じません。
ユーザーモードだとけっこう細かいところまで調整できるので、慣れ親しんだ色味や画質にすることが可能だからです。
- EV2736Wの発売は2014年6月20日
EV3285 レビューまとめ
EV3285は現在では珍しいMaid in Japan(日本製)です。
海外製の部品も混じっていると思いますが、製品の組み立てと品質検査は日本で実施されています。
そのため、他の海外製の液晶モニターと比較すると見た目の質感はもちろん、表示させる映像の鮮明さや色合いなども高品質で満足感は高いです。
スペック等の数値では単純に比較できない良さとアドバンテージがEIZOの液晶モニターにはあります。
海外メーカーの同スペックの液晶モニターよりも高価なのも納得です。
EV3285に変える前も10年以上、EIZO製のPC用モニターディスプレイを利用していたので、劇的な変化はありませんでしたが、画面サイズが大きくなり、PCの作業領域が増えたおかげで、作業効率は間違いなく上がりました。
さすが安定品質のEIZOです。
いまのところ問題も不満も感じません。
EV3285は全体的に質感が良いので満足感は高いです。
ただし、解像度2560×1440の27インチモニターから乗り換えた場合に限っては、EV3285に買い替えたほうが良いとは断言できません。
なぜなら、EV3285の31.5インチモニターの最大解像度 4K 3840×2160をOSの拡大率100%、すなわち拡大なし(等倍)で表示した場合、ディスクトップ上の文字が小さすぎて見えずらいからです。
解像度2560×1440の27インチモニターだとOSの拡大率100%(等倍)で利用してもディスクトップ上の文字が小さいとは感じません。
むしろ、31.5インチモニターの最大解像度 4K 3840×2160をOSの拡大率125%にした文字よりも見やすいです。
つまり、両機のディスクトップ作業領域はさほど変わらないため、EV3285に替えたメリットをあまり感じられないからです。
- EV3285 31.5インチ 最大解像度 3840×2160 →OSの文字拡大率125%でちょうど良い
- EV2736W 27インチ 最大解像度 2560×1440 →OSの文字拡大率100%でちょうど良い
結論:①と②のディスクトップ上の作業領域にさほど差がなくなる。
31.5インチのサイズだと文字が小さく見ずらいため、OSの拡大率125%にした場合、ディスプレイ上の作業領域は25%小さくなるから両機の実質作業スペースは同じになる。
31.5インチじゃなくて、40インチ以上が理想ですが、それはそれでまた別の問題(大画面ゆえの設置スペースの確保や首の疲れなど)が出てきそうです。
他方、解像度2560×1440の27インチモニターよりも、低解像度または小さなインチ数のモニターから乗り換える場合は、迷うことなくEV3285に乗り換えることをおすすめします。
- とにかく高品質で高繊細・高画質な液晶モニター
- 唯一の難点は最大解像度だと拡大表示しないと小さすぎて見づらいこと
- 高価だがそれに見合った品質と満足感は得られる
- 画質の設定は簡単で色合いも自然
- 使用から約1年で液晶ディスプレイの光漏れに気づき、使用から2年で光漏れが気になるレベルに悪化した
- 光漏れは新品時は無かったので経年が原因で起きる可能性がある
42.5インチ4K液晶モニター43UN700とEV3285を比較しました。
こちらの記事を参考にしてください↓
43UN700とEV3285を徹底比較
42.5インチ4K液晶モニター43UN700のレビュー記事はこちらです↓
43UN700 口コミ評判レビュー