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レビュー

花王リライズ はげる?白髪染めを実際に5年間使ってみた口コミと効果を徹底解説!色落ちや傷み具合、染まらない原因や使い方を検証

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5年ほど前から白髪が増え始め、今までに数多くの白髪染めを試してきた。

その中でも花王のリライズ(Rerise)は染まり具合が自然で、髪も傷まないので
2018年の5月から現在までの5年間、他に浮気することなく使用している。

リライズを実際に5年使用してみた実体験に基づく感想と口コミレビュー、はげるか否か、効果と染まり具合や色落感などをお伝えする。

この記事はこんな人におすすめ!

  • 宣伝ではなく実際に長期間リライズを使用した本人の実体験にもとづいた感想と口コミが知りたい
  • 良い部分だけではなく、悪い部分も知りたい
  • 当たりさわりのない情報ではなく、本当の口コミ情報が知りたい

花王リライズ はげる?

結論:はげない※ただし相性による

リライズを使いだしてから5年程経過しているが頭髪が薄くなっているようなことはまったくない。

ただし、リライズには人体に悪影響を及ぼす可能性の高い化学合成成分が含まれてることは確かだし、リライズに入っている化学合成成分が頭皮に合わない場合ははげることもゼロではないと思う。

つまり個々人の頭皮との相性次第と言える。なのでリライズがはげる直接の原因にはならない。

相性を抜きにすると、はげるかはげないかはリライズ以外にも原因はありそうだ。

石油から生成された化学合成成分が入っているのはリライズ以外にも、普段使っている有名大手メーカー製のシャンプーにも入っているからだ。

白髪染めのリライズの成分が頭皮に付着している時間は1か月に1時間ほどしかない。

毎日使うシャンプーのほうが頭皮に付着しているトータル時間は長くなるので、より影響があるのはシャンプーのほうではないだろうか。

石油から作られた化学合成シャンプーをまったく使わないで、頭皮にはリライズしか使っていないのにはげたのなら、はげた原因はリライズの可能性もありそうだが。

リライズの口コミ

Amazonでの花王リライズ白髪染めの口コミ評価はイイ感じだ。
よく染まるし、髪も傷まないなどの良い評価が目立っている。

花王のリライズ商品ホームページをみると開発者が長年の研究から生み出した云々と書かれている。

しかも、廉価の2液タイプの白髪染めに必ず入っている髪を傷める成分のジアミン系が入っていないと書いてあるではないか!

これで人形の様なゴワゴワ黒髪とサヨナラできる!これは期待できそうだ!とワラにもすがる思いで、速攻Amazonでポチったのは言うまでもない。

そのとき購入した商品はこれ↓

花王リライズの悪い口コミ

リライズは悪い口コミ評価も目立つ。
とくに多いのが次の5つ

  1. はげる
  2. 髪が傷む
  3. 真っ黒になり過ぎる
  4. 染まらない
  5. 茶髪になる

これらについて実際に5年以上リライズを使用した実体験を基に回答する。

①はげる

結論:はげない

地肌や人体に良くない化学成分が入っているのは確かだが、それが直接ハゲにつながるかどうかは体質との相性による。
少なくとも私は5年間リライズを使っているがまったくはげていない。

※リライズの成分は後の見出しに記載している。

②髪が傷む

結論:傷む

傷むのは確かだが、2液混合タイプの白髪染めと比較すると、リライズは遥かに傷まない。
自分は比較的短髪からなのか、髪への傷みは全く感じない。

ではなぜ、結論を”傷む”にしたのか?
なぜなら髪のプロの美容師さんにカットしてもらう度に髪が傷んでいると言われるから。

髪が傷むと感じるかどうかは、過去に使ってきた白髪染めによって評価は真っ二つに分かれる。

例えば、利尻やルプルプなどの傷む成分が入っていないカラーマニュキュアを今まで使っていた人は、リライズは髪が傷むと感じるだろう。

いっぽうで2液混合タイプの白髪染めを今まで使っていた人は、リライズはまったく傷まないと評価するだろう。

結局は個々人の過去の記憶と比べているのだから、”傷む”、”傷まない”どらも正解だということになる。

③真っ黒になり過ぎる

結論:真っ黒になり過ぎる

不自然なほど真っ黒になるのは本当。
真っ黒な染料なのでこればかりはしょうがない。

④染まらない

結論:本当。ただし3回以上染めると白髪は良く染まるどころか真っ黒になる

1回染めただけでは全く色が入らないので、そのことを口コミ評価に書いているだけだと思われる。

とはいえ髪の毛が太かったり、髪質によって染まりにくい場合も本当にあるかもしれない

少なくともほとんどの人は最低3回はリライズで染めないと白髪は染まらない。

⑤茶髪になる

結論:一時的になる

リライズで染めて真っ黒になった髪の毛の染料が抜ける過程で、一時的に茶髪になるのは本当。
ただし、ずっと茶髪ではなく、段々と白髪に戻る。

口コミは参考にならない

Webサイトの口コミ情報は参考にならない。
なぜなら個人によって髪質や使用環境が違うからだ。

退色具合に関しては日常で使用しているシャンプーの頻度や使用している銘柄によっても異なってくるので、一概に直ぐに退色するとは言えない。

なので他の口コミやレビュー記事で退色について云々書かれていることは個人によって状況が異なるので鵜呑みにしないほうがいい。

黒くなるまでの塗布回数についても、髪の毛の太さなどは個人差が大きいので口コミを素直に信じないほうがいいだろう。

ちなみに私のシャンプー頻度は毎日1回(1度で2回。つまりツーシャンプー)。この記事を見る上での参考にしてほしい。

リライズに出会うまで

花王リライズ(Rerise)が発売されるまでは髪の毛が傷まない自然な染まり具合を売りにしている白髪用トリートメント(マニュキュア)を使用していた。

過去に使ったことがある白髪用マニュキュア

  • 利尻昆布ヘアカラートリートメント
  • アンファー (ANGFA) スカルプD ヘアカラーコンディショナー

これらは確かに髪は傷まない。だがまったく使えなかった。
染まり具合が悪く、シャンプーする度にどんどん色落ちしていくからだ。

さらに1本あたり約2500円と割高なので費用対効果が悪すぎる。
本当にまったくもって使えなかった。

なので、しかたなくドラッグストアで売っている廉価な2液混合タイプの白髪染めを月に1度使用していた。

おまけに、なるべくならしっかり染めて色落ちしずらくしたいので、メーカー推奨10~20分の塗布後の放置時間を倍の30分にしていた。

そうすると髪の毛が極端に傷むし、染まり具合も不自然極まりない程に真っ黒になる。
あまりにも真っ黒になるので、まるで人形の髪のようにゴワゴワになってしまう。
いかにも白髪染め使ってまっせ感が払拭できない。

そんなこともあり、退色しにくく傷まない白髪染めはないものかと日々探し回っていたところ、ちょうどAmazonでリライズが販売されていた。

リライズの特徴

花王のリライズ白髪染めの特徴は下記の3つ。

  1. 天然の麹菌を基に新開発した染料を使っている
  2. 徐々に染まる
  3. 髪の中にダメージが浸透しにくい

①天然の麹菌を元に新開発した染料

花王のリライズの最大の特徴は新開発の麹菌から造った染料を使用してることだ。

ただし、天然成分なのはこの染料のみで、リライズに含まれる原材料の殆どは石油から作った化学合成成分になる

②黒色が徐々に定着する

毛髪表面にメラニン色素の「ジヒドロキシインドール」がキューティクル(毛髪の表面)に定着して白髪を徐々に黒く色づける。

つまり黒色が徐々に定着していく。

③髪の中までダーメジが浸透しにくい

毛髪に直接作用しないので毛髪や頭皮へのダメージが少ない。

つまり②の理由で毛髪表面にしか作用しないので髪の中までダーメジが浸透しにくい。

リライズの使い方(染め方)

花王のリライズ白髪染めの使い方は次の手順になる。

  1. シャンプー後に髪の毛の水分をよく切る
  2. リライズの染料を適量を手に取る
  3. 髪の根元に塗布すしてなじませる
  4. 5分以上放置してから髪をすすいで乾かす

リライズの使い方をメーカーと当記事推奨に別けて表にしてみた。

リライズの使い方
 メーカー当記事推奨
①シャンプー後水気をよく切るタオルドライ
②使用量ピンポン玉3~5個分毛量による
③塗布方法髪の根元からなじませる髪の根元からなじませる
④放置時間5分5分以上

リライズ 実際の効果と使用感

リライズを実際に使用したときの効果や使用した感じなどを書いてみた。

指の爪の間に入った色は落ちにくい

最初は手袋をせずに、素手で使用してみた。皮膚に着いても直ぐに落ちるが、指の爪に入った色はなかなか落ちない。

とくに爪と指の間はなかなか取れにくい。
なので今では毎回必ずビニール手袋を装着している。

花王 リライズ 付属品の手袋花王 リライズ 付属品の手袋

付属品にビニール手袋が入っている。この手袋はサラサラしていて使いやすい。
使用後に乾かせば再利用できる。

タオルドライ後 or ドライヤーで完全乾燥後

5年の使用期間でシャンプー後の濡れた髪に塗る場合、ドライヤー後の乾いた髪の状態で塗る場合といったように、何パターンも試行錯誤してみた。

塗るのはタオルドライ後でOK

結論はシャンプー後にしっかりとタオルドライした後に、そのまま風呂場で染める手順が、手間と染まり具合に一番無駄がなかった。

ドライヤーで髪の毛を完全に乾かした後に使用すると、たしかに多少は色の入りがよくなった感じはする。だが、所詮その程度の差しかない。

だとすればタオルドライ後の多少濡れた髪の毛に使用するのが合理的だ。
なぜなら風呂場に往復する回数が1回減らせるからだ。

髪に残った水分量が染まり具合に影響する

水分量と染まる時間は比例すると思われる。

つまり濡れた状態の髪だと放置時間が長くなり、乾いた髪だと放置時間が短くて済むというわけだ。

注意してほしいのは髪の毛に水分が無いほうが、色は入りやすいのは確かなので、時間がある人はドライヤーで完全乾燥後の髪に塗るほうが多少は染まるのが速い。

しかし、それだと風呂場に行く回数が1往復増えるので、自分がしっくりくる方法でやると幸せになれると思う。

髪に色が入っていくプロセスに水が邪魔をしているように感じる。

なのでタオルドライをせずに、水にずっぷりと濡れた髪の状態だとほとんど染まらない。

そのうえ、その濡れた髪のままで染料を塗布して、5分間だけしか放置しなかったらまったく染まらないだろう。

1回で髪に入る染料の量は決まっている

髪に塗ってから時間が経つほど、色が入っていくのは確かだ。

しかし1回で髪に入る(乗る)色の量が決まっている

なので塗ってから3時間も4時間も放置したら1度で真っ黒になるということは絶対に無い

必ず3回~4回は塗り重ねないと真っ黒にはならない。

これは推測だが、染料が髪の毛の組織に入って定着するのに時間が必要。
かつ1度に髪の毛に吸収される染料の量が決まっているのだと思う。

1度で染まってしまうとメーカーが儲からないからという事情があるかもしれない。
そのうえ他の白髪染めが売れなくなるので、業界に忖度しているのかも。

放置時間

髪に塗布した後の放置時間だが、あれやこれやと試してみた結果、最低30分以上放置するのが最も合理的だという結論にいたった。

メーカーは「髪に塗って、5分で流すだけ」とうたっているが、5分だと明らかに染まり具合が悪い。

髪の毛が太い人は5分を信じないほうがいい。
髪の毛が細い人は5分で染まるのかもしれないが。。

なので、シャンプー後のついでの片手間で染めることは完全に諦めることにした。

髪の細さには個人差があるのでケースバイケースにはなるが、せっかく時間を掛けて塗る手間を考えたら最低30分は放置することをおすすめする。

1時間放置の場合と3時間放置の場合と比較したが染まり具合にまったく変化はなかった。
なので心配な人も最長1時間放置すれば大丈夫。

髪の毛の太さに比例して必要な放置時間は長くなる。

太い人はより長く、細い人は短くても大丈夫ということになる。

ついでに言うと、私の髪の毛は細い人と比べると約2倍の太さがあるかもしれない。。

臭い

染めた後は独特の臭いがあり、最低2日~1週間程度は完全に臭いは消えないと思ったほうがいい。臭いは地肌に付くのではなく、髪の毛の表面から発する染料の臭いだ。

シャンプーを1日3回もすればもっと早く臭いは消えると思うが、逆にそれだと色落ちの心配が生じる。

とはいえ、許容できる臭いなので気にはならいし、気にならない人がほとんどだだろう。

臭いはリライズを塗っているときよりも、塗ったあとのほうが気になる。

そうはいっても廉価な2液混合タイプの白髪染めより遥かにましだ。

染まり具合の進みかたを検証してみた

塗布1回目~4回目までの染まり具合を写真に撮ったので参考にしてほしい。

写真撮影時の染め方は毎回下記の手順で実施した。

  1. シャンプーを1回した後にタオルドライ
  2. 手に直接本剤をとり、もみ込んだ
  3. 1時間放置
  4. 水だけですすぐ
  5. タオルドライ後にドライヤーで完全乾燥
  6. 写真撮影

①~⑥を連続4日間実施した。

ちなみに5年間ずっとこの手順で染めている。

この検証を実施する前の2か月間は白髪染め類はまったく使用していない。

※余談だが私が普段利用しているシャンプーはラックス ダメージリペア 補修シャンプーだ。

0回目(染める前) 2020年5月10日

花王 リライズ 塗布前の髪の状態花王 リライズ 塗布前の髪の状態

1回目リライズ塗布後 2020年5月11日

花王 リライズ 塗布1回目の髪の状態花王 リライズ 塗布1回目の髪の状態

2回目リライズ塗布後 2020年5月12日

花王 リライズ 塗布2回目の髪の状態花王 リライズ 塗布2回目の髪の状態

3回目リライズ塗布後 2020年5月13日

花王 リライズ 塗布3回目の髪の状態花王 リライズ 塗布3回目の髪の状態

4回目リライズ塗布後 2020年5月14日

花王 リライズ 塗布4回目の髪の状態花王 リライズ 塗布4回目の髪の状態

2~4回目の写真をみるとミルフィーユの層のように徐々に黒くなっているのがわかる。

4回目でさらに黒さが増している。

1回目は色に変化が無い。ここで心が折れる人が必ずいると思う。
だが、これは毎回のことなので、そのうち慣れる。

色落ち(退色)

結論:4回染めて真っ黒になった白髪は最低1週間は黒さは保たれる。
1週間以降に徐々に退色が始まり、約1か月で黒色は完全に退色し元の白髪に戻る。

加えて、当然ながら髪の毛が伸びると根元から白髪が再び生えてくることになるので個人差はあるが1週間~2週間で根元が気になりはじめる。

少しずつ色落ちする

リライズを4回塗布後の色落ち具合はグラデーションのように変化していく。

なので元々の黒髪と白髪のところとで濃淡(まだら)が発生することになる。

徐々に色が抜けていくので約2週間ほどで茶髪になってしまう↓

色落ちの目安
4回目塗布後約2週間後約3週間後約4週間後

退色具合に関しては他の白髪染めでも必ず退色することになるので、他の白髪染めやヘアマニキュアに比べてリライズは退色するのが早いということは無い。むしろ退色しにくいほうだ。

髪の痛み具合

髪の毛のダメージ(傷み)についてだが、なくはない。

なぜなら、髪を切りに行く度に美容師さんに髪を染めていることがばれるからだ。
「あれ、最近またいつもの染料つかいましたか?」といった具合に・・
美容師さんは毎日いろんな人の髪の毛を見ているので一目瞭然なのだろう。。

しかしながら廉価の2色タイプの白髪染めと比べると、はるかに髪の毛は傷まない。

現状あらゆる白髪染めの中で、髪への低ダメージと退色のし難さで言えばリライズの右に出るものはない。※私は花王の営業ではありません(笑)

美容師さんいわく、安価な2液タイプの白髪染めを使用していたときと比べてリライズのほうが髪の毛は遥かに傷んでいないが、色が異様に黒いので染めているのが直ぐにわかるらしい。

リライズは放置時間を長くしても髪のダメージは変わらない

一般的な2液混合タイプの白髪染めの場合、放置時間に比例して髪へのダメージが増すので、1時間も放置してしまうと髪の毛がゴワゴワになってしまう。

いっぽうリライズは放置時間が1時間だろうが3時間になろうが髪へのダメージに変化はない。

とはいえ、放置時間30分でも3時間でも染まり具合はまったく一緒なので長くても30分で十分だ。

頭皮への影響

5年間リライズを使っているが一度も頭皮に違和感を感じたことはない。

市販の2液タイプの白髪染めに入っている成分のジアミンが入っておらず低刺激なので頭皮への心配はしなくても大丈夫。

リライズの最安値とコストパフォーマンス

Amazonで10%ポイント還元や、たまに花王のキャンペーンでさらに安く買えるときがある。
最安時だと1本あたり2500円以下で購入できる。安いときにまとめ買いするといいだろう。

安くなっていないか時々Amazonをチェックすることををおススメする。

ちなみにドラッグストアのマツモトキヨシだと定価だが10%ポイントが付くようだ。

年間コスト

1か月ぐらいは完全に色落ちしないので月に1本使用するとする。

最も安く量が多いサーバーヘッドが付いてない付け替え用(190g)を購入すると、1本で4回染められる。そうすると年間でのコストは3万円になる。

リライズつけかえ専用(190g) 2500円 ×12ヶ月 = 3万円

つけかえ用がお得!Amazonなら3個セットが最安値

リライズは2つの商品があり、それぞれ次の容量になっている。

  • 普通サイズ:155g
  • つけかえ用:190g

つけかえ用のほうが1.2倍も多いので、リピート購入するならつけかえ用のほうが割安になる。その際ヘッドの部分を再利用する。

※ヘッドとは黒いプラスチック製の染料が出てくる部分のこと。
私も実際に同じヘッドを5年以上使用しているが染料の出が悪くなったりといったことはなく、今のところ耐久性に問題はまったく出ていない。

Amazonでつけかえ用3個セットがお得に購入できる⇓

「まとまり仕上げ」と「ふんわり仕上げ」の違いは?

リライズは容量(155gと付け替え用190g)以外にも、次の2つの仕上がり具合の違いがある。

  • まとまり仕上げ
  • ふんわり仕上げ

結論:どちらも大差なし

「まとまり仕上げ」のほうが若干しっとりする感じがする。反対に「ふんわり仕上げ」のほうがパサパサ感が若干するかなといった感じ。

誤差の範囲なのでほとんど気にしなくても大丈夫。

ただし、両方に差を感じなかったのは私の髪が比較的短髪なせいかもしれないので、髪が長い場合は差を感じるかもしれない。

というか髪の毛が長い場合は仕上がり具合も気になるだろうから、髪質に合わせて選択すればいいだろう。染まり具合はどちらも同じなので。

ちなみに私は「まとまり仕上げ」をずっと使用しているので、どちらにしたらいいのか迷ったら「まとまり仕上げ」が無難だ。

リライズのデメリットとメリット

リライズを実際に5年間使ってみて残念に感じた点と良い点をまとめてみた。

リライズの残念な点

  • 1回塗っただけでは色が入らないので重ね塗りが必要
  • 真っ黒になり過ぎて不自然
  • 価格が高い
  • 髪の毛が濡れていると色の入りが悪い
  • 塗布後の放置時間はメーカー推奨の5分だと色の入りが悪い
  • 無香性と表記されているが実際は染料の臭いがする

リライズの良い点

  • 退色しにくい
  • 髪の毛や頭皮が傷みにくい
  • ヘアサロンに行かなくても自宅で白髪染めできる

リライズは自宅で白髪染めするときの最適解といっても過言ではない。

これらはマニュキュア・トリートメントタイプや2液混合タイプの白髪染めと比較した感想(相対評価)になるので参考にしてほしい。

リライズの成分

リライズに入っている成分と用途をパッケージの表記順に記載してみた。

花王リライズ白髪染めに入っている成分
成分説明・用途
保湿
エタノール殺菌・消毒剤
エタノールアミン染料浸透用
ベヘニルアルコールナタネ油から抽出/増粘剤/粘度調整
ステアリルアルコールコーティング剤/本剤の流動性を調整
プロピレングリコール保湿剤/香料や着色料の溶剤
ミネラルオイル鉱物油
セテス-40親水性乳化剤
ステアルトリモニウムクロリド帯電防止/陽イオン界面活性剤
オレイルアルコール保湿剤/非イオン界面活性剤
ジメチコンシリコーンオイル/髪のツヤ
アスコルビン酸酸化防止剤
亜硫酸ナトリウム他の物質と反応させる成分
セテス-2乳化剤/非イオン性界面活性剤
リン酸pH調整剤
香料原料の臭いを抑える
ジヒドロキシインドール着色成分/染料
セテアレス-7乳化剤/非イオン界面活性剤
乳酸皮膚保湿
セテアレス-25乳化剤/非イオン界面活性剤

リライズの成分 エタノールアミン

リライズに入っているエタノールアミンは弱いアンモニア臭がするアルカリ性の液体で、髪の毛の表層部分のタンパク質を柔らかくして染料を入りやすくさせるために配合されている。

ジアミンとエタノールアミンの違いを比較

ジアミンは一般の安価な2液混合タイプの白髪染めやパーマ剤に入っていて刺激臭と酸化反応がありアレルギーを起こす可能性が高い成分。

いっぽう、リライズに入っている成分のエタノールアミンは臭いが弱くアルカリ性でアレルギーを起こしにくく、頭皮への刺激も少ない。

ジアミンとエタノールアミンの特徴を表にしてみた。

ジアミンとエタノールアミンの特徴
成分特徴
ジアミン
リライズに入っていない
刺激臭がある。酸化性で頭皮がしみたり、かゆくなったり、アレルギー反応が起こる可能性がある
エタノールアミン
リライズに入っている
弱いアンモニア臭。髪の毛にアルカリ性の成分が残留しやすく長時間キューティクル(毛髪の表層)が開いたままになり髪へのダメージがある

ジヒドロキシインドールは染料

リライズ白髪染めの成分に入っている「ジヒドロキシインドール」は、花王と月桂冠の共同研究で開発された着色成分(染料)で、麹菌(こうじきん)によってつくられた黒色メラニン色素。

化学物質の黒色メラニン色素は毛髪に浸透せず色が着かないが、天然自然の麹菌(こうじきん)でつくられた黒色メラニン色素の「ジヒドロキシインドール」は毛髪の表層に定着するので色が着く

リライズの香り

エタノールアミンのアンモニア臭を抑える目的で香料が入っているので製品パッケージには「無香性」と書かれているが実際には独特の臭いがする。

リライズ まとめ

リライズを使うときのポイントと注意点をまとめた。

  • 塗布時はビニール手袋を装着する
  • タオルドライ後の多少濡れた髪の毛に使用でOK
  • 塗布後に最低30分は放置すること
  • 染料を洗い流す時、できればお湯だけで
  • 塗布時には塗布前にシャンプーする
  • 1回だけでは黒くならない。4回は覚悟を

注意点は3つ

  1. 1回だけでは色がまったく入らない。重ね塗りが必要
  2. 髪の毛が濡れていると色の入りが悪いので入念なタオルドライが必要
  3. 不自然な黒さ

今現在、リライズより優れている白髪染めは無い。

最近は白髪防止のサプリメントもよく見かけるが、すべて胡散臭い(笑)

どちらにしろ白髪への即効性があるのはリライズだけだ。

しばらくはこのリライズ以上に効果が高い白髪染めは出ないだろうから、当分の間お世話になりそうだ。

私的には4回重ね塗りしないと効果が得られないのが最大のデメリットなので、
重ね塗りせずとも1回の塗布だけで黒くなるのなら今の倍の価格でも絶対に買うだろう。

いや4倍の価格でも買いたい。

花王さんには1回塗るだけで白髪が染まって髪へのダメージがない白髪染めの商品化をできるだけ早くしてもらいたいと常々願っている。

と言いたいところだが、お金と資本主義が存在している限り、残念ながら1回塗っただけで白髪が黒く染まって、髪の毛が痛まず、おまけに色落ちもしない白髪染めが発売されることは永遠にないだろう。

なぜなら、白髪染めを何回も買ってもらわないとメーカー側が儲からないからだ。

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