TUSAのドライシュノーケル SP-200とUSP250、USP260を実際に使用した感想や使い心地を比較してみました。
この記事はこんな人におすすめ!
- TUSAのドライシュノーケル SP-200とUSP250の違いを知りたい
- USP250とUSP260の違いと、どちらがおすすめか知りたい
- ドライシュノーケルのおすすめを知りたい
ドライシュノーケル3つを比較した結論:
TUSA USP250がおすすめ!
ドライシュノーケルとは
ドライシュノーケルは海面に出す側の先端にフロート(浮き)付きの弁がついていて、海水に触れるとその弁が自動的に閉じて、海水が侵入しない構造になっています。
もし、シュノーケルの先端から海水が入っても、口元の逆止弁が機能して口腔内に海水は入らない構造になっています。
内部に溜まった海水は通常のシュノーケルクリアーと同じように息を強く吹くことで口元の弁から海水が排出されます。
つまりドライシュノーケルと普通のシュノーケルの最大の違いは、シュノーケルの先端から海水が入っても、口の中(気道内)には海水が99%入らないということです。
なので波が高いときや、10メートル潜水するようなときでもシュノーケルの中に水がはいっても口の中に海水は入ってきません。
昔ながらの普通のシュノーケルは先端から海水が入ると誤飲してしまい、塩分で気分が悪くなることもあります。もし、入った海水の量が多かったり、海水が入るのと息を吸うタイミングが重なると、気管の中に海水が入ってしまうので容易に溺れてしまいます。
普通のシュノーケルだと水を吐き出すために勢いよく息をシュノーケルに吹き込まないと水が抜けませんが、ドライシュノーケルだとその必要はなく、口元の下に設けられた逆止弁から水を排出します。
なので、ドライシュノーケルがあると溺れる可能性は非常に低くなります。
一度でもドライシュノーケルを使ってその効果を実感してしまうと、
普通のシュノーケルを使うことはもはや不可能になります。
素潜り、波の高いとき、深場でのボートエントリーシュノーケリングをするときなど、
いかなる状況のときでもドライシュノーケルは欠かせなくなります。
今の時代、もはや普通のシュノーケルを使う(買う)意味はありません。
シュノーケルを購入する際はドライシュノーケルの一択になります。
ドライシュノーケルは数年前から発売されていましたが、今現在でもドライシュノーケルの存在を知らない人が多く、昔ながらの普通のシュノーケルを利用しているのが原因の不幸なシュノーケリング中の溺死が減っていません。
もし、世の中にドライシュノーケルが普及し、一般に広く認知されればシュノーケリング中の溺死は激減するはずです。
ドライシュノーケルのデメリット
ドライシュノーケルを利用するうえでのデメリットはほとんどありません。
強いていえば、波が高いときなどに弁が閉じてしまって息ができなくるときが一瞬だけ発生する可能性があることぐらいです。
これをデメリットといっていいのかぐらいのレベルです。
強いて言えば、ドライシュノーケルに頼り過ぎると、高波やうねりの強い時でも大丈夫だと過信してしまうことがデメリットになります。
つまり、ドライシュノーケルを咥えたままで波にもまれると、先端の弁が閉じてしまい、かえって息が出来なくなるので苦しくなり、おぼれてしまう状況が起こりえるということです。
ドライシュノーケルはTUSA USP250がおすすめなワケ
TUSA USP250がおすすめなワケは価格が安く、マウスピース部分の形状と脱着性が優れているからです。
- 価格が安い
- マスクとの脱着が簡単
詳細はレビューにまとめています。
ドライシュノーケルを選択する5つのポイント
ドライシュノーケルを選択するうえでのポイントは次の5つです。
- 潜水したときに水が入ってこないか
- マウスピースの形状
- マスクとの付け外しのしやすさ
- 価格
- 色
①潜水したときに水が入ってこないか
潜水したときに、シュノーケルの先端から水が入ってこないかどうかです。
これはドライシュノーケル最大の特長でありメリットです。
こればかりは購入してから、実際に海で潜水してみないことには確かめようがありません。
とはいえ、それだと当記事の価値がないので、
ドライシュノーケルを使用したときのようすを記載します。
実際に使用した体験から、TUSA製のドライシュノーケルはどれも95%以上の割合で水がシュノーケルの先端から入ってきませんでした。
注意してほしいのは、先端から海水が100%入らないわけではないということです。
若干ですが、海水が入ってくることも実際にありました。
ただし、あまり気にならないほどの量なので気にする必要はありません。
ものによっては潜水してもまったく水が入らないものもありました。
※TUSA SP-200です。
海水が先端から若干入って来るドライシュノーケルが存在する原因は、
シュノーケルの製造時に先端部分の各パーツの噛み合わせなどのズレだと思います。
つまり、不良品とまではいかないまでの、完成品ごとの当たりはずれがあるということです。
②マウスピースの形状
マウスピースの形状が自分の歯型に合っていないと、シュノーケリング中に歯が痛くなります。
とはいえ、どのシュノーケルのマウスピース部の形状や大きさは似たり寄ったりです。
なので、それほど神経質になる必要はありません。
当記事のレビュー対象の3つのドライシュノーケルの中での比較だと、
TUSAのSP-200とUSP250のマウスピーズ部分の形状や使用感は同じでした。
USP260はマウスピース部分のサイズが小さいです。
口の小さな人でも歯並びが綺麗な場合や横に広がっている場合はUSP260は使用しないほうがいいです。
③マスクとの付け外しのしやすさ
マスクとシュノーケルの付け外しのしやすさは大事です。
マスクからシュノーケルを外した状態だと、リュックやカバンなどにコンパクトに収納することができます。
何かしらのトラブルや出来事でシュノーケルを外したり交換する場合にも付け外しのしやすさは大切です。
④価格
価格は大事ですが、シュノーケルは命にかかわる重要な道具です。
Amazonで販売している海外メーカの格安品よりも、日本のメーカーのものを選択しましょう。
⑤色
シュノーケルの色はたくさんありますが、クリアーカラー(スケルトン)は選択しないようにしましょう。
透明なゴムは経年劣化で茶色くなるからです。
ドライシュノーケル先端の透明プラスチック部分は茶色く変色しにくいので心配無用です。
ドライシュノーケル比較レビュー
実際に海でシュノーケリングしたときに利用したドライシュノーケルを3つ紹介します。
TUSA SP-200
古いモデルなので現在は販売していないようです。
使い心地は普通です。
収納時などにマスクに取り付けたり外すときはワンタッチで外すことができますが、
他のマスクに取り付ける場合は、マスクのストラップを全てほどいて外さないといけないため非常に面倒くさいです。
実際に使用した中で唯一、潜水した時にまったく水が入ってこないドライシュノーケルでした。
重量:186グラム
価格:税込6000円前後
- 潜水したときに水が入ってこないか:
★★★★★ 5点 - マウスピースの形状:
★★★★☆ 4点 - マスクとの付け外しのしやすさ:
★☆☆☆☆ 1点
↑マスクのストラップに取り付けるジョイント部分が2ピース構造になっています。
他のマスクに本シュノーケルを取り付けたい場合はマスクのストラップからジョイント部分をその都度、外す必要があります。
TUSA USP250
USP250は一番おすすめのドライシュノーケルです。
使い心地は3つの中では最も良いです。
迷ったらこのUSP250を購入すれば間違いありません。
重量:176グラム
価格:税込4000円前後
- 潜水したときに水が入ってこないか:
★★★★☆ 4点 - マウスピースの形状:
★★★★☆ 4点 - マスクとの付け外しのしやすさ:
★★★★★ 5点
↑マスクのストラップに取り付けるジョイントに切り込みがあるので、マスクへの取り付けが楽です。
TUSA USP260
USP250とはマウスピースの大きさが違うだけで、他はまったく同じです。
なので、USP260の購入は控えたほうがいいです。
実際に海でUSP260を使用したときは、10分ほどで歯が痛くなったからです。
USP260はマウスピースが小さくカーブがキツイので、口が大きい場合や横に広がった歯並びとは相性が悪いです。
マウスピースが小さいので、歯で押し広げる格好となり、抵抗となってしまうので、歯に負担がかかり、痛みが発生してしまいます。
なので、USP260は口の小さな子供以外はおすすめしません。
価格:税込4000円前後
- 潜水したときに水が入ってこないか:
★★★★☆ 4点 - マウスピースの形状:
★☆☆☆☆ 1点 - マスクとの付け外しのしやすさ:
★★★★★ 5点
ドライシュノーケルTUSA SP-200 vs USP250 vs USP260
TUSAの3モデルの比較まとめです。
- 全長:3モデルともほぼ同じ
- 重量:3モデルとも微差
- マウスピースの形状:SP-200とUSP250は同じ
USP260は小さいので非推奨 - 取り外しやすさ:USP250とUSP260はまったく同じ
SP-200は難あり - 潜水したときに水が入ってこないか:SP-200が一番優秀
- 使い勝手:USP250が一番優秀
ドライシュノーケル比較 まとめ
Amazonで販売している格安のドライシュノーケルやマスクとフィンがセットになっているものに入っているドライシュノーケルはおすすめできません。
海外の怪しいシュノーケルや安物のシュノーケルは、ゴム部分の品質が良くないので経年劣化で亀裂が入ったりして水が入ってきやすくなります。
なので、価格は多少高くても日本ブランドであるTUSAのドライシュノーケルを購入することをおすすめします。
TUSAブランドは、元々はゴムの会社なので、経年変化でゴムが劣化して穴が開く可能性は低いはずです。
ドライシュノーケルの購入でどらにしようか迷ったらTUSAのUSP250がおすすめ!
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