長野県の白骨温泉にある泡の湯の夕食を利用したときのようすを気づきや感想もまじえて写真多めで解説します。
この記事はこんな人におすすめ!
- 泡の湯の夕食のようすを知りたい
泡の湯の部屋や施設のようすは別の記事にまとめています↓
白骨温泉 泡の湯 宿泊体験レポ
泡の湯 夕食の詳細
夕食は下記二つの会席コースがあります。
- 泡の湯会席(信濃コース)
- せいろ会席(小梨コース)
夕食の時間
夕食の開始時間は18:00以降です。
旅館のチェックイン時に食事時間を決めることができます。
食事会場
↑夕食の会場は新館1階の食事(会席)処です。
↑写真の突当り奥が宴会場になっています。
手前は半個室の食事会場(会席場)です。
泡の湯の新館1階にある食事会場は下記の名称の会場に別れています。
- 中宴会場:「翠巒の間」、「瑞鳥の間」
- 小宴会場:「渓聲の間」、「山遊の間」、「爐火の間」
- 会席場:半個室16室
泡の湯の食事会場の会席場には半個室が4室集まった”月”等の名称の付いた部屋が4室あります。
さらにその部屋の中の半個室にも”い”、”ろ”、”は”、”に”等の名称が付いています。
半個室のようす
↑半個室は天井部分が隣と繋がっています。
↑半個室は座敷席です。
テーブルの下は掘りごたつになっているので足を伸ばして座ることができます。
テーブル横の障子を開くと隣室です。
卓上調味料
↑卓上調味料は醤油と七味の2つだけです。
夕食のドリンクメニュー
メニュー | 税込金額 |
---|---|
アサヒ | 中ビン:700円 |
キリン 一番搾り | 中ビン:700円 |
キリン クラシックラガー | 中ビン:700円 |
エビス | 中ビン:860円 |
地ビール アルト(黒) | 中ビン:1400円 |
地ビール ケルッシュ | 中ビン:1400円 (生)グラス:700円 |
メニュー | 税込金額 |
---|---|
いいちこ(麦) | ボトル720ml:3600円 グラス:940円 |
熊笹(米) | ボトル720ml:4200円 グラス:1280円 |
澄(米粕取り) | ボトル720ml:4800円 グラス:1600円 |
風太(いも) | ボトル900ml:2800円 グラス:860円 |
メニュー | 種類・サイズ | 税込金額 |
---|---|---|
七笑 | 熱燗 | 700円 |
冷:グラス120ml | 700円 | |
山の酒 大雪渓 | 熱燗 | 700円 |
冷:グラス120ml | 700円 | |
生酒:300ml | 1300円 | |
純米吟醸:ボトル720ml | 4200円 | |
純米吟醸:グラス120ml | 900円 | |
大吟醸 美山錦:ボトル720ml | 6600円 | |
大吟醸 美山錦:グラス120ml | 1300円 | |
大信州 | 時季の酒:ボトル720ml | 3000円 |
時季の酒:グラス120ml | 700円 | |
超辛吟醸:ボトル720ml | 3700円 | |
超辛吟醸:グラス120ml | 780円 | |
純米大吟醸 稲光:ボトル720ml | 4800円 | |
純米大吟醸 稲光:グラス120ml | 880円 | |
大信州大吟醸:ボトル720ml | 6800円 | |
大信州大吟醸:グラス120ml | 1400円 | |
利き酒4種セット | 1800円 | |
梅酒 | ロック・水割・ソーダ割 | 740円 |
メニュー | 税込金額 |
---|---|
フルボトル(赤・白・ロゼ) | 3000円 |
ハーフボトル(赤・白・ロゼ) | 2000円 |
グラスワイン(赤・白) | 1200円 |
メニュー | 税込金額 |
---|---|
ウィスキーグラス(ロック・水割)シングル | シングル:900円 ダブル:1600円 |
メニュー | 税込金額 |
---|---|
ノンアルコールビール | 300円 |
サワー(桃、梅、レモン、グレープフルーツ) | 680円 |
ハイボール | 920円 |
メニュー | 税込金額 |
---|---|
コーラ | 350円 |
サイダー | 350円 |
ジュース(アップル、オレンジ) | 350円 |
ウーロン茶 | ボトル2L:1700円 グラス:350円 |
↑お酒が飲めない人向けに無料の水とお茶もあります。
泡の湯会席(信濃コース)
泡の湯会席は宿泊客の標準の食事で、食前酒~水菓子まで全14品の会席料理です。
肉料理は黒毛和牛ともち豚から選択できます。
今回は黒毛和牛を選択しました。
泡の湯会席(信濃コース)のメニュー
泡の湯の夕食 季節の会席の献立
献立
- 食前酒
- 突出し
茸浸し(きのこびたし)
食用菊・子持昆布 - 突出し
嶺岡豆腐(みねおかどうふ)
旨出汁、クコの実 - 洋風オードブル
ロマネスコ、チキンパテ、シュリンプテリーヌ、バルサミコソース - 造り(刺身)
寒八、真鯛、信州サーモン、妻一式 - 煮物
海老芝煮、淀大根スープ煮、蓮藕茄子(れんこんなす)、柚子、モロッコ隠元(いんげん)
- 焼物
黒毛和牛石焼き、野菜色々
- 揚物
温泉粥コロッケ、青唐、抹茶塩、トマトソース
- 強肴
岩魚塩焼き、青梅甘露煮、はじかみ
鯛蕪(たいかぶら)
- 食事
一人とうじそば(大根、人参、牛蒡、里芋、鶏肉、長葱)
- 香の物
三種 - 水菓子
メロン、苺、黒胡麻プリン
泡の湯の夕食会席 信濃コースの全メニューと実食
ここからは泡の湯会席(信濃コース)の全メニューと実食のようすです。
実際に提供された時系列順に項目は並んでいます。
↑テーブル上には既に突き出しの2品とオードブルがセッティングされていました。
食前酒
↑お酒が飲めない場合はオレンジジュースに変更できます。
突出し・茸浸し
↑突出しの茸浸し(きのこびたし)には、しめじや舞茸などのきのこ、食用菊、子持昆布が入っています。
あっさりで食べやすく、出汁が効いていて美味しかったです。
突出し・嶺岡豆腐
↑突き出し2品目は嶺岡豆腐(みねおかどうふ)で上にコクの実が載っています。
旨出汁が美味しかったのですが豆腐は濃厚さはなく、味は普通でした。
クコの実は甘くなくプレーンです。
洋風オードブル
↑洋風オードブルの内容はロマネスコ、チキンパテ、シュリンプテリーヌ、バルサミコソースです。
今回食べた夕食でこの洋風オードブルが一番美味しかったです。
どれも味が濃い目なので、とにかく印象に強く残る味です。
造り
↑造り(刺身)の内容は寒八、真鯛、信州サーモン、妻一式です。
どれも可もなく不可もなくの普通の味です。
煮物
↑煮物の内容は海老芝煮、淀大根スープ煮、蓮藕茄子(れんこんなす)、柚子、モロッコ隠元(いんげん)です。
味は普通です。見た目よりも実際は味薄めであっさりとしていました。
焼物
↑焼物用のタレはオリジナルの付けダレとポン酢の2つです。
↑黒毛和牛はサシが多く入っているので脂身が多く、やや脂っぽい感じがしましたが、しつこくは感じない品質の良い肉でした。
↑この焼りんごが甘くて想像以上に美味しかったです。
食事の最後に出てきた水菓子よりも味は上でした。
白飯
↑メニューには載っていませんが白飯(無料)はリクエストすれば持ってきてくれます。
普通の米よりも小粒でした。
煮豆
会席コースの献立メニューには載っていませんでしたが、箸休め的な感じで提供された煮豆です。
甘くないのであっさりしていました。
揚物
↑揚物の内容は温泉粥コロッケ、青唐、抹茶塩、トマトソースです。
強肴
↑強肴(しいざかな)の内容は岩魚塩焼き、青梅甘露煮、はじかみです。
強肴とは懐石(会席)料理の献立の一つで、「強いてもう一品すすめる肴」という意味です。
肴とは”酒のあて”や”つまみ”という意味です。
↑岩魚(イワナ)の塩焼きは身が沢山付いていたので食べ応え抜群でした。
白身なのであっさりしています。
↑この青梅の甘露煮は甘くて非常に美味しかったです。
食事
↑食事の内容は一人とうじそばです。
↑鍋に入っている出汁の具材は大根、人参、牛蒡、里芋、鶏肉、長葱です。
↑十割や5割そばではなく、二八そばのようです。
↑とうじそばは、少量のそばを竹カゴ(とうじ籠)の中に入れて出汁の中にサッとくぐらせて温めます。
↑とうじそばは食べやすく喉ごしが良いです。
そばよりも出汁のほうが旨味タップリでお替りしたいほど美味しかったです。
香の物
↑香の物の内容は漬け物三種で、野沢菜、なす、小松菜です。
水菓子
↑水菓子の内容はメロン、苺、黒胡麻プリンです。
↑黒胡麻プリンの中身は複数の層になっていて甘さ控えめで美味しかったです。
まとめ
泡の湯の夕食で食べた会席コースは和洋折衷だったので、味がバラエティーに富み、非常に楽しめました。
どの料理も美味しかったのですが、とくに洋風オードブルは味が濃く繊細で、丁寧に造られていたので一番美味しかったです。
次点で美味しかったのは、とうじそばの出汁です。甘めで旨味タップリでした。
焼物の和牛を食べるときに白飯を食べたので満腹感は高く、サービスで部屋に置かれていた夜食のおにぎりが食べれない程お腹一杯になりました。
けっして夕食会席の量が多いわけではありません。
すべての料理が美味しいので、普段あまり食べない女性でも丁度良い食事量に感じるはずです。
総じて料理は適量で品質も良く満足度は高いです。
不満はまったく感じませんでした。
- 洋食オードブルが一番美味しかった
- どの料理も丁寧に造られていて美味しい