空港まで渋滞で遅れてしまって搭乗時間に間に合わず飛行機に乗れないこともあります。
そんなときはジェットスターの「ちゃっかりPlus」に申し込んでいたら、
搭乗時間に遅れてしまって予約していた便に乗れなかった場合、同日の他の便に変更できるのかどうか、乗り遅れた場合の保険の代わりになるのかを調べてみました。
この記事はこんな人におすすめ!
- 「ちゃっかりPlus」は飛行に乗り遅れた場合の保険になる?
- 「ちゃっかりPlus」はチケット(フライト)自体をキャンセル、返金できる?
- 「ちゃっかりPlus」って何?
ちゃっかりPlusとは
ジェットスターのオプションセット「ちゃっかりPlus」の内容は下記です。
- starter(基本運賃)にプラス2500円必要
- 受託手荷物無料 国内線10kgまで
- 座席指定無料 ※スタンダードシートのみ
- 機内食 500円分が付いている
- 予約内容の変更手数料無料 ※変更できるのは日時と搭乗者名のみ
受託手荷物10kgですが、同乗者がいた場合は合算した荷物の総重量になります。
なので、2人の場合は10kg×2名なので2人の受託手荷物の総合計が20kgまでOKです。
荷物が少ない場合と運賃を低く抑えたい場合は「ちゃっかりPlus」はおすすめしません!
starter(基本運賃)選択時の受託手荷物と座席の料金
受託手荷物料金:
- 15kgまで1840円
- 20kgまで1940円
- 25kgまで2710円
座席指定料金:
- スタンダードシート:700円
- アップフロント・シート(前方のため早めに降りることが可能):800円
- エクストラ・レッグルーム・シート優先搭乗(優先搭乗、足元のスペースが広い座席):1210円
受託手荷物が無い場合と、座席はどこでもいい場合は追加料金は不要です。
ジェットスターのちゃっかりPlusは乗り遅れた場合の保険になる?
結論:なりません
なぜなら、フライトの変更可能条件はチェックイン可能時刻の前まで(出発予定時刻2時間前まで)という制約が付いているからです。
チェックイン可能時間とは
そもそも、そのチェックイン可能時間は何かというと、
空港でジェットスターのカウンターで搭乗便の受け入れを開始する時間です。
国内線はどの空港でも出発時刻の2時間前です。
なのでこの時刻を1分でも過ぎると便の変更はできなくなります。
例えば12時10分発の便だと
10時10分までに変更しないといけません。
2時間前から遅れるかどうかなんて予測不可能
予約した便の出発時刻2時間前までに、フライト便の変更手続きをしないといけません。
ということは、ギリギリになるかどうかの瀬戸際なスケジュールの場合は、そもそも「ちゃっかりPlus」を申し込んだ意味がありません。
「ちゃっかりPlus」はギリギリのスケジュールではまったく効果がない
スケジュールがギリギリで余裕がないときには「ちゃっかりPlus」の申し込みは不要です。まったくメリットはありません。
「ちゃっかりPlus」に申し込むメリットを受けることができる場面は数日前にフライトを予約していて、悪天候になったなどで早く出発したい場合などのときに限ります。
ましてや、前日や当日に申し込んで、ギリギリのタイムスケジュールになりそうなときは、「ちゃっかりPlus」を申し込んでもまったく意味がありません。
「ちゃっかりplus」が飛行機に乗り遅れた場合の保険の代わりにはなりません
もし乗り遅れてしまった場合はジェットスターには救済処置として振替便の制度があります。
「ちゃっかりPlus」の料金と、振替便の手数料はほとんど差額はありません。
- 「ちゃっかりPlus」の料金:1人 約2500円
- ジェットスターの振替便の手数料:1人 約2500円~
ジェットスター救済処置の振替便の制度とは
飛行機に乗り遅れてしまった場合に、手数料を支払うことで、別の時間を手配してくれる制度です。
この制度が利用できる条件は次になります。
- 元々搭乗予定の便の出発時刻前までに空港の搭乗手続きカウンターに到着した場合
- 次の便に空席があること
つまり、搭乗には間に合わなかったが、便の出発時刻の前までに空港の手続きカウンターに到着した場合に利用できる救済処置です。
例えば、元々乗る予定だった便が12時10分だったとします。
空港の手続きカウンターに到着したのが12時09分なら救済制度が利用できます。
ただし、ジェットスターの運賃は元々安いので、振替便の手数料とあまり変わらないかもしれません。。
なので当てにしないようにしてください。
ちゃっかりPlusはキャンセルできない
「ちゃっかりPlus」を申し込んでいてもフライトをキャンセルした場合は払い戻されません。
ちゃっかりPlusではフライトのキャンセル時は払い戻しされない
ちゃっかりPlusを申し込んでも自己都合によるチケット(フライト)自体のキャンセルをしたい場合には返金はされません。支払った運賃は戻ってきません。
予約後にフライトのキャンセルをした場合に、払い戻しがされるのは、しっかりMax(Starter Max、Business Max)だけです。
ちゃっかりPlusのメリットは出発時刻2時間前までのフライト日時の変更時の手数料が無料になるだけです。
ちゃっかりPlusをおすすめしない理由
下記に当てはまる場合は、ちゃっかりPlusを申し込むメリットはありません。
- 機内持込手荷物しかない場合
- 運賃は低く抑えたい場合
まとめ
ジェットスターの「ちゃっかりPlus」は、空港に到着する時間がスケジュール的に間に合うかどうか不安な場合のときの保険代わりにはならないです。
そして、予約したフライトを自己都合キャンセルした場合の返金もされません。
なので、それらが心配な場合は「ちゃっかりPlus」に申し込む必要はまったくありませんので注意してください。
スケジュール的にカツカツな場合や不安がある場合は、余裕をもって到着できる時間に合わせた便を予約するようにしましょう。
意外と飛行機の出発時刻までには間に合うことが多いです。
万が一遅れた場合でも前述した救済処置の振替便があります。
スケジュール的にカツカツでも飛行機の搭乗時間に間に合わせるように移動や段取りするのも良い体験になるかもしれません。大変ですが。。
経験的には余裕は30分もあれば十分です。
例えば、ジェットスターの搭乗手続き(チェックイン)締め切り時刻は出発時刻の30分前なので、12時10分発の便だと、空港の受付カウンターに到着するのは11時10分で十分です。
ジェットスターは1分でも時刻に遅れた場合は搭乗できなくなるほど時間には厳格だと言われているので注意してください。
「ちゃっかりPlus」は飛行機を利用する日時が変更になる可能性が高いことが予めわかっている場合にはメリットがあります。
その場合だけは保険の代わりになります。
ジェットスターの座席については下記記事を参考にしてください↓
ジェットスターのエクストラ・レッグルーム(非常口席)をおすすめしない3つの理由