GoPro製品は海外公式サイトから購入するのが良いのか、国内正規品を購入するのが良いのか、いつも頭を悩ましている。
そこで、当記事では両方の購入方法でGoProカメラを実際に購入した経験を元に、どちらが合理的で本質的なのか考えてみた。
この記事はこんな人におすすめ!
- GoPro海外公式サイトで購入を検討している
- 海外公式サイトと日本国内正規品のどちらを買おうか迷っている
この記事を読むことで得られるメリット
- GoPro海外公式サイトで購入することで発生するデメリットがわかる
先に結論:お金に余裕があるなら国内正規品を購入したほうが良い
GoPro海外公式サイト VS 国内正規品
ざっくり大きく別けて次の2つに大別できる。
- 価格重視⇒海外公式サイト
- アフターサービス重視⇒国内正規品
この2つの考え方や価値観に別れるのではないだろうか。
先に断っておくと世界の流れの主流は中間マージン(仲介業者が得る利益のこと)の発生しない公式サイトから直接購入する方法になる。
なぜなら、仲介業者に支払う手数料が発生しないので、そのぶんエンドユーザーは格安に購入できるからだ。
出版業界の出版取次の仲介会社が入らないAmazonなどがその良い例だ。
とはいえ、GoProは精密なカメラなので万が一の故障時のアフターサービスが重要になってくる。
価格とアフターサービスの両面から考察してみた。
価格重視 ⇒ 海外公式サイトで購入
金額だけだと確かに海外の公式サイトで購入したほうが安い。
だが、GoProが壊れたり不良品をつかんでしまった場合は大変だ。
海外に返送する仕組みが複雑で面倒なことを忘れてはいけない。
この大変さを実際に体験してしまってからは、国内正規品へと考えが変わってしまった。
それまでは海外の公式サイトから購入するのを推奨していたけど、実際にその大変さを身に染みて体感してしまうと、気楽に海外の公式サイトをおすすめするわけにはいかなくなってしまった。
海外公式サイトでGoPro本体を購入する方法の記事↓
⇒GoProを海外の公式サイトから注文する方法
GoProの壊れにくさや耐久性を鑑みるとアフターサービスは考慮しなくても良いという意見も理解できる。
しかし、GoPro側の過失ではないにしろ、交換保証で代替品が届くまで1か月以上も掛かった経験をしている。
万が一のことはいつ起こるかわからない。それを考えたら面倒でも安いほうをとるのか、便利だが高価なほうをとるのか、天秤にかける必要がある。
GoPro公式サイトで購入するほうが安いのには訳がある。
安価で購入できる代わりにアフターサービスを受けるのには非常にめんどうな手続きが必要で、かつ時間がかかるような仕組みになっている。
そうじゃなかったら高価な国内正規品なんて誰も買わないはずだ。
国内正規品が高価なのはアフターサービス分の手間賃が入っているからだ。
いずれにせよスピード感を重視する場合は海外公式サイトでGoProを購入するのはおすすめしない。
GoPro海外公式サイトで購入した場合のデメリット:
- 公式サイトで購入するときの住所入力やクレジットカード番号の入力が面倒
- 商品到着まで時間がかかる。最短3日~4日
- GoPro海外公式カスタマーサポートはメールでの問い合わせはできない。オンラインチャットと電話のみ ⇒時間が掛かり面倒
- 不良品交換の際の発送手続きなどが面倒
- 不良品返送時、GoPro指定の海外運送会社UPSがヤバイ。丸27日間も日本国内に放置されたことがある
つまり、日本のAmazonなどで買う場合と比較して全てにおいて時間が掛かるということ
GoProサブスクリプションサービス特典は不要
GoProサブスクリプションは本当に必要か否かを考察してみた。
GoPro無料オンラインストレージは不要
特典1つ目のGoProオンラインストレージを過去に利用したとき、利用環境のWiFiの品質が悪すぎて、動画データが保存されていないなど散々な目にあったことがあるので現在ではまったく利用していない。
4Kの動画データ容量は大きいのでWiFi速度が遅いとアップロードに時間もかかる。
なのでいつもマイクロSDカードを複数枚持参して容量が一杯になる度に交換している。
GoPro本体交換サービスは不要
特典の2つ目に、破損や全損時の交換を1万数千円程の手数料で交換するサービスがあるが、そもそもそんなハードな使い方なんてしないだろうし、激しく落下させたりぶつけたりすることもないので不要なサービスだ。
GoProアクセサリー購入割引は微妙
特典3つ目はGoPro公式サイトでアクセサリー類を購入するときに2~5割引になるサービス。これが最も利用価値がある。
GoPro本体を購入するついでにバッテリーなどをまとめ買いするとお得なのだが、一番需要のあるバッテリーは輸出制限があるので5個も10個も買うことはできない。
しかも欲張って買いすぎると関税が数千円かかる。こうなったらプラマイゼロだ。
なのでこの特典も微妙というのが正直なところ。
GoProサブスクリプションサービスは1年間6千円。
その価格の価値はないだろう。
GoPro公式カスタマーサポートはめんどくさい
GoPro公式のカスタマーサポートを利用するのはとくにかく時間がかかってめんどくさい。
なにより、メールでの問い合わせが一切できない。
なんとGoProからのメールは受信オンリーだ。
届いたメールに質問しても返事は一切返ってこない。
実際にGoPro公式カスタマーサポート宛にメールを送信しても下記の自動応答メールが返ってくるだけだ↓
申し訳ありませんが、メッセージを見逃しました…
メールに返信していただきありがとうございます。引き続きケースをサポートするために、電話またはチャットでカスタマーサポートエージェントの1人に直接連絡することをお勧めします。
↑「見逃しました…」と、とぼけた表現にしているが、
いかにも海外的で合理的な考え方に基づいている。
要はメールの返信に費やす人員の稼働率の上昇を防いでいるわけだ。
つまり、チャットと電話対応のほうがサポートの負担が減るのでメールでの問い合わせには応じていないということ。
こうなると、オンラインチャットか電話でのサポートを利用するしかない。
対応が早そうな電話をリクエストしてみた。
こちらの電話番号を入力すると向こうから折り返し電話がかかってくる仕組みになっている。
しかし、待てど暮らせど向こうから掛かってこない。
すると、電話をかけたのに繋がらなかったという内容のメールが届いていた。
そのとき受信したメールの内容↓
To 自分
お客様
いつもお世話になっております。 GOPROサポートでございます。
お電話で連絡させて頂きましたが繋がりませんでした。
も一度ご連絡させていただきますので、よろしくお願いいたします。GoPro サポート
http://jp.gopro.com/support <http://jp.gopro.com/support>
なので最後に残ったオンラインチャットで問い合わせることになった。
その時のオンラインチャットのようすは別の記事に書いている↓
⇒ GoPro海外公式サイトのチャットサポートで故障品を問い合わせる方法
このチャットサポートがめんどくさい。
チャットのリクエストをしてからサポートに繋がるのに20分程待つ必要があった。
チャットに繋がってからやりとりを終えるのに30分程掛かっている。
トータルで約50分もサポート対応に時間を費やしたことになる。
一度でも海外公式サイトのカスタマーサポートで交換対応を経験したことがある人は、国内正規品の購入に考えがシフトするはずだ
アフターサービス重視 ⇒ 国内正規品を購入
万が一の初期不良や故障時に備えてアフターサービスを受ける簡単さと、交換品の納期の速さの2つを重視する場合は国内正規品に買った方がいい。
懸念点はGoProの壊れにくさ。
GoProは壊れにくいので、そもそもアフターサービスを利用する機会がない場合がほとんど。
つまり、良いことなのだが、せっかくの国内のアフターサービスが付いているのにそれを利用する機会がないわけだ。
実際に6年前からGoProを利用しているが、本体が壊れたり破損したことは一度もない。
最近になって、不可抗力でGoProリモコン(The Remote)が浸水して充電できなくなり返品保証で代替品と交換した1件だけだ。
国内正規品の保証書は保険のようなものと考えたほうが良い。
Amazonなどでは延長保証を2年付けて販売しているが、
1年ごとに新機種が出るたびにGoPro本体を買い替えることを考えると1年間の保証だけで十分だ。
国内正規品を購入する場合のデメリット:
- 価格が高い
国内正規品は必ずGoPro国内総代理店のタジマ保証書付きを購入しよう
国内正規品と記載があっても必ず「タジマモーターコーポレーションの国内正規品の保証書」が添付されているものを購入しよう。
ヨドバシカメラやビックカメラ、ヤマダ電機などの大手家電量販店だと確実に大丈夫。
商品名に国内正規品と記載があってもタジマが代理店じゃないもの、つまり、タジマの保証書が添付されていないものは海外公式サイトと同様のアフターサービスになるので注意してほしい。とくに2年間無料保証付がついているものはタジマの保証書は付いていない。↓
まとめ
価格が高いことだけが国内正規品を購入するデメリットなのに対し、海外公式サイトで購入する場合はデメリットが多すぎる。
両者の価格がそれほど変わらないのであれば出来る限り国内正規品を購入するのをおすすめする。
私ならGoPro本体価格が5千円高いだけであれば迷わず国内正規品を購入する。
国内正規品を購入したほうが万が一のときの修理や交換時にストレスが少ないのは間違いない。
つまり、公式サイトよりも高価な国内正規品を購入するのは安心代でありストレス軽減代なのだ。