沖縄県 慶良間諸島 阿嘉島の南にある慶留間島(げるまじま)の高良家住宅(たからけじゅうたく)のようすを感想もまじえて解説します。
この記事はこんな人におすすめ!
- 高良家住宅の内部の様子が知りたい
- 高良家住宅の場所と行き方が知りたい
高良家住宅の詳細情報
高良家住宅は阿嘉島の南側にある、慶留間島(げるまじま)の古民家です。
高良家(船頭主家)と呼ばれる旧家で、琉球王府時代末期に唐への公用船の船頭職を務めた仲村渠親雲上(なかんだかりぺーちん)が中国交易(唐儲け)よって、明治中頃の19世紀後半(1868-1911頃)に建築されたといわれています。
住宅面積が591.87㎡(約180坪)で、主屋は寄棟(よせむね)造りで、桁行(けたゆき)12.7m、梁間(はりま)8.7m、雨端(あまはじ)、ヌレエンを除いた住宅面積は81.69㎡(24.71坪)となっています。
建築当初は茅葺きで、大正年間に沖縄特有の赤瓦葺きに改築されました。
屋敷の周囲には、主屋を取り囲む石灰岩の石垣をめぐらせ、南向きの母屋の前面にヒンプン(家の目隠し)が建っています。
主屋には畳敷きの一、二番座と、板敷きの三番座と裏座の6部屋があり、炊事場を独立した建物とせず主屋内に設けたのは沖縄離島の古民家では珍しい。
沖縄離島の民家としては建築年代が比較的古く、国指定の重要文化財(建造物)に指定されています。。
高良家住宅の場所
阿嘉島の集落から高良家住宅まで徒歩だと30分程、車やバイクだと約5分掛かります。
入場料と営業時間
高良家住宅は毎週月曜が休館日になっています。
- 営業時間:9:00~17:00
観覧料
内部を見学するには観覧料が必要です。
- 大人:310円
- 高校生・大学生:260円
- 小中学生:170円
高良家住宅の玄関に人が居るので入場料を支払います。
施設内にトイレはありません。
外から見学するだけなら入場料は不要です。
高良家住宅の行き方
高良家住宅のある慶留間島の大通りからは中に入った路地の中にあります。
ある程度、探さないと見つからないかもしれません。
車は大通りに停めるしかないです。
↑大きな看板はなく、写真のような小さい看板が塀に掛かっているだけです。
↑高良家住宅の直前まで来て初めて標識が見えます。
↑夜間や休館日はこのゲートが閉まっています。
高良家住宅のようす
外地島(阿嘉島の南隣)にある高良家住宅のようすです。
高良家住宅前の石垣
↑石垣の通路を抜けると入り口があります。
高良家住宅の外観
↑右側は豚小屋です。日当たりが悪いので柱にコケが生えています。
↑係員の人用の扇風機が見えます。
↑炊事場が見えます。
井戸
↑井戸の底には水が溜まっていました。
井戸の横にある蛇口は水道水だそうです。
豚小屋(ふーる)
高良家住宅の背後には豚小屋があります。
↑日当たりがよくない場所なのでコケが蒸しています。
↑豚小屋の囲いが3箇所あります。
↑豚小屋の屋根の下には壺が置いてあります。
↑木製の小舟も置いてあります。
高良家住宅の内観
↑玄関横には拝観料を支払う台が置いてあります。
↑正面右側は石段になっています。ここで靴を脱ぎます。
一番座(客間)
二番座(仏間)
三番座(居間)
一番裏座
三番裏座
↑囲炉裏があります。
↑三番裏座は民家の中央にあるので広いです。
台所
↑台所は土間になっていて釜土と水瓶が置いてあります。
まとめ
高良家住宅の見どころは多くないので10分もあれば全てを見学できます。
長い間、人が住んでいないので生活感はまったくありませんが、
昔の沖縄の古民家の雰囲気を感じることができるので、阿嘉島を訪れた際は訪れてみてはどうでしょうか。
阿嘉島には他に訪れる観光スポットが少ないのでおすすめです。
- 沖縄の古民家の雰囲気を満喫できる
- 毎週月曜は定休日なので訪れる際は要注意