群馬県の四万温泉 積善館 佳松亭の夕食 季節の会席のようすをレポートします。
この記事はこんな人におすすめ!
- 佳松亭の夕食 季節の会席 のようすが知りたい
四万温泉 積善館 佳松亭の夕食の詳細情報
佳松亭の詳細情報はこちらの記事にまとめています
>> 【実体験レビュー】四万温泉 積善館 佳松亭に一泊二日
佳松亭と山荘の夕食にはグレードがあってそれぞれ名称が付いています
上から料金が高く、高価な食材を使われるようになります。
- 料理長おまかせ会席
- 季節の特別会席
- 季節の会席
今回の記事の夕食”季節の会席”は佳松亭と山荘に宿泊した場合は標準で付くものになります。
なお、後から追加料金で夕食だけをアップグレードすることはできません。
夕食は宿泊プランに紐づいているので。
夕食の種類を良いものにしたい場合は宿泊プラン自体を変更しないといけません。
季節の会席
佳松亭では夕食の時間を18時と19時から選択できます。
今回のこの”季節の会席”は佳松亭と山荘に宿泊した場合の標準で付く夕食になりますので、
この記事を見て夕食をアップグレードするかどうかの判断基準にしてもらえればと思います。
個人的にはこれ以上ない品質の夕食だったので満足でした。
よって、それ以上のグレードの”季節の特別会席”や”料理長おまかせ会席”は不要だと思いました。
季節の会席のメニュー
2021年の1月11日の献立です。
※献立は日によって食材の仕入れ具合により変わります。
2021年01月11日の献立
- お食事の前に
あたたかい柚子こうじ
- 箸染(先付け)
岩魚燻マリネみぞれ和え(冷)
柚子豆腐(温)
- 造里(刺身)
旬魚盛り合わせ 妻一式
- 椀物
鯛蕪(たいかぶら)
- 焼八寸
小寒の頃の盛り合わせ
- 蓋物
鰻 白菜 卯の花重ね 百合根 山葵
- 蒸物
茶碗蒸し トリュフ添え
- 台物
上州和牛 上州麦豚 赤城高原レタス 豆乳鍋
- 止め椀
合わせ味噌仕立て
- 食事
こしひかり米
- 水物
季節の菓子
季節の会席 実食
ここからは実食のようすです。
早速3品出てきました
先付け3品
↑とくにこの柚子豆腐は出汁が効いていて絶品でした。
刺身
↑写真左側の醤油は泡状になっていて刺身とよく絡むので、刺身が美味しく食べれました。
蓋を開けると下に刺身三種が隠れていました。
ほんのり甘い泡醤油とトロの組み合わせは最高でした。
椀物
↑金粉が浮いています。上品な味のお吸い物でした。
もちろんこれにも出汁の風味いっぱいです。
焼八寸
蒸物
↑これ絶品でした。とにかく出汁が効いててめちゃくちゃ美味いです。
菜の花とトリュフのアクセントも素晴らしい。
蓋物
↑この器の中だけで料理は何品あるのか?
少なくとも6品はありました。
どれも繊細に丁寧に作られていて、この一皿に注ぎ込まれた熱い思いを感じます。
台物
台物とは会席料理の用語で、一人用のコンロを使った焼き物、煮物、小鍋などの名称です。
↑この和牛肉は少なくても黒毛A4ランクぐらいはあると思います。
筋なんてまったくありません。
柔らかいので口の中で溶けていきました。
↑この豆乳鍋にも、もちろん出汁が効いていて絶品でした。
私は豆乳は苦手ですが、これは豆乳の次元を超えていて、
まったくの別物になっています。
豆乳の要素が残っているのは色だけです。
↑このつけダレにも出汁が効いていてめちゃくちゃ旨い!
白ご飯に直接かけて食べたくなるぐらい。
↑豆乳鍋に出汁が効いているので、このまま何も付けずに肉だけ食べても美味しいです。
止め椀・ご飯・味噌汁・香の物
私たちはお酒を飲まないので、刺身が出てきた時にご飯と味噌汁を先にだしてとお願いしていました。
ご飯は計3杯ぐらい食べました。
毎回お替りを言うのは申し訳なかったので、おひつにご飯を入れて持ってきてもらったら自分でやりますよと言いはしましたが。。
毎回お替りをお願いすることに。
↑味噌汁にも出汁が効いていて3回もお替りしました。
↑何回もご飯をお替りするのは申し訳ないので最後には大盛をお願いしました。
どの料理にも出汁が効いているのでご飯がすすみました。
デザート
↑最後の締めのデザートはモンブランとゴマ団子とイチゴ、シャインマスカット、柑橘類でした。
↑モンブランは栗から手作りしているようで、手の込んだ一品でした。
まとめ
永遠に食べれるぐらい美味しかった会席料理でした。
季節の会席は出汁にこだわった料理のオンパレード
普段から”茅乃舎”の出汁が大好きな私には今回食べた”季節の会席”は出汁の絶妙な旨味が満載でどの料理も絶品でした。
どれも出汁の旨味がハッキリと、それでいてスッキリと主張しています。
相当な出汁に対するこだわりを感じました。
どの料理も同じ出汁ではなく、それぞれ料理ごとに異なった出汁を使っています。
しかも、辛いか甘いかと問われれば甘い系だったので、甘党の私にはたまりませんでした。
とにかく出汁に強いこだわりを感じたので関西出身の方が料理を作られているのか尋ねたら
料理長は九州出身だそうです。刺身醤油が甘かったのも納得です。
関東の醤油は辛いですが、九州地方の地元で造られた醤油は甘いです。
温泉も良かったですが夕食はさらに良かったです。
この記事を見て料理をアップグレード(宿泊プラン変更)するかどうか参考にしてください。
今回は料理のアップグレードしなくても十分に満足できました。
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