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【口コミ実体験】四万温泉 積善館 元禄の湯 5つの特徴

群馬県の四万温泉 積善館にある 元禄の湯のようすを気づきや感想をまじえてレポートします。

この記事はこんな人におすすめ!

  • 積善館の 元禄の湯 のようすが知りたい

元禄の湯の詳細情報

元禄の湯は1930年に造られました。なんと90年前です!
今は国の登録文化財になっています。

場所は群馬県の四万温泉 積善館本館の前にあります。

積善館は温泉旅館ですが、日帰り入浴も可能です。
元禄の湯は積善館にある5つの温泉のなかでダントツ一番人気の温泉です。
>>四万温泉 積善館 本館と山荘 レポート「千と千尋の神隠し」のモデルは本当だった!

元禄の湯は混浴ではありません。女湯と男湯に別れています。

元禄の湯の泉質と特徴

四万温泉 積善館 元禄の湯の泉質はナトリウム・カルシウム 塩化物硫酸塩温泉です。

源泉は明治の湯です。

温泉の効能はリウマチ性疾患、運動器障害、創傷、慢性疾患及び角化症、更年期障害などです。

温泉は飲むこともできます。
飲泉の効能は慢性消化器疾患、慢性便秘、慢性肝胆道疾患、肥満症などです。

元禄の湯の建物「前新」の外観

元禄の湯の建物「前新(まえしん)」元禄の湯のある建物の名前は「前新」

元禄の湯の建物は「前新(まえしん)」と呼ばれていて、
1階部分が鉄筋コンクリート造、2階と3階部分は木造です。

元禄の湯の入り口

浴場は男女別になっています。混浴ではありません。
混浴なのは積善館本館1階の岩風呂です。

元禄の湯 男湯の入り口元禄の湯 男湯の入り口
元禄の湯 女湯の入り口元禄の湯 女湯の入り口

↑入り口の前で靴を抜いて下駄箱に入れます。
貴重品ロッカーはありません。

「前新」2階に上がる階段

元禄の湯の男女それぞれの入口の間には「前新」2階に上がる階段がありますが、現在は見学できません。

「前新」2階に上がる階段「前新」2階に上がる階段

飲泉所

男湯の入り口の横には飲泉所があります。

積善館の 元禄の湯横の飲泉所積善館 元禄の湯の飲泉所

↑元禄の湯の中はもちろん、周囲にウォータークーラーや給水所はないので、その代わりに飲むのもいいかもしれませんが、コップや水杓子はないので、コップを持参する必要があります。素手だとかなり熱いです。

もっとも近い自動販売機はこの近くにある壱番館の中にあります。

元禄の湯 5つの特徴

いちばんの特徴は浴室と脱衣所が一体になっていることです。
入口の扉を開けたら直ぐ浴室になっています。

  1. 脱衣所と浴室が一体になっている
  2. 1つの浴室に湯舟が5つある
  3. 湯舟から溢れたお湯が床面を浸している
  4. 大正ロマネスク様式の上部がアーチ型の窓
  5. 昔のサウナの蒸し風呂(蒸し湯)がある

窓はすべてすりガラスなので外の景色は見えないです。
身体を洗う場所は入って奥の右側にシャワールームが一か所あります。

源泉は新湯川の川底にあって、毎分900リットルも湧き出ているそうです。

源泉名は「明治の湯(四万温泉)」で、
泉質はナトリウム・カルシウム、塩化物・硫酸塩温泉で飲むと少し塩味を感じます。
温度は62.9度あるそうです。

では、5つの特徴を順に見ていきましょう。

①脱衣場と浴室が一体

いちばん最初に戸惑うのが脱衣所と浴室の境目がないことです。
お風呂というよりプールに近い感覚になります。
鍵のかかるロッカーはありません。

元禄の湯の浴室と脱衣所を遮るものはなにもない元禄の湯の浴室と脱衣所を遮るものはなにもない

脱衣スペースには扇風機と脱衣籠しかありません。

元禄の湯の脱衣スペース元禄の湯の脱衣スペース

②湯舟が5つ

元禄の湯の湯舟は合計5つ元禄の湯の湯舟は合計5つ
同じ湯舟が5つあり、手前の浴槽が一番大きくて他の4つと比べて2倍ほどの大きさがあります。深さはすべて一緒です。

他の4つの湯舟のサイズは同じです。

お湯の温度はどの浴槽も全く同じです。

湯舟の蛇口からではなく、湯舟の底からお湯が出ています。

手前にある一番大きな浴槽手前にある一番大きな浴槽

私が利用したときは各湯舟に付いている蛇口のレバーを動かしてもお湯は出ませんでした。
元栓が閉められているせいなのかもしれません。

元禄の湯の浴槽の蛇口元禄の湯の浴槽の蛇口

③溢れたお湯が床を浸している

元禄の湯の床はお湯に浸されている元禄の湯の床はお湯に浸されている

最初に戸惑うのが浴室の床にお湯が溢れて浸っていたことです。
滑りやすいと思って慎重に歩いていましたが、まったく滑りません。

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というもの、私は昔、とあるスーパー銭湯の濡れた床でスッテンコロリと勢いよく滑ってしまい、危うく頭を強打しかけてことがあるので、そのときの記憶がよみがえりましたが、
この”元禄の湯”の浴室の床は掃除が行き届いているせいなのか、まったく滑りません。

温泉の成分で普通よりも滑りやすいと思ったのですが、
逆に全く滑る気配すらありませんでした。温泉の成分がそうしてるのか、行き届いた清掃がそうさせているのかは定かではありません。

④大正ロマネスク様式のアーチ型の窓

元禄の湯の雰囲気を醸し出している最大の特徴はなんといっても、このアーチ状の形をした窓です。
もし、これが普通の四角い窓だと雰囲気はまるで違っていたことでしょう。
それぐらいインパクトのある形状をしています。

なぜなら、上部がアーチ型になっている窓はここに限らず古い建物ではよくある形状なので、誰でも一度は見たことはあると思いますが、
浴場でこの形状の窓は他にないからです。

窓に限らず、蒸し湯の入り口もアーチ形になっています。

元禄の湯の窓は上部がアーチ状になっている元禄の湯の窓は上部がアーチ形になっている

ちなみに、大正ロマネスク様式の”ロマネスク”は”ローマ風”という意味です。

⑤サウナの原形 蒸し風呂

元禄の湯 蒸し湯元禄の湯 蒸し湯

元禄の湯でもっとも異形の存在感を放っているのがこのサウナの原形と言われる”蒸し湯”です。

元禄の湯 蒸し湯は2室が横並びになっている元禄の湯 蒸し湯は2室が横並びになっている

2室横並びになっていて、扉が付いています。
内部に照明はなく、入り口の右側に小さな窓が付いていますが、ほとんど光を通さないので扉を閉めるとほとんど真っ暗闇です。

元禄の湯 蒸し湯の中元禄の湯 蒸し湯の中

人によっては雰囲気も合わさって怖く感じるかもしれません。
扉に鍵は付いていません。

もちろん、これらの”蒸し湯”は現役で使用可能です。
”蒸し湯”跡ではありません。

元禄の湯 蒸し湯の中の椅子元禄の湯 蒸し湯の中の椅子

5分間ぐらい扉を閉めて”蒸し湯”の熱さを体感しましたが、
あまり熱くありませんでした。
椅子はタイル製で固いので寝心地は良くありません。
その椅子の背面下に湯だまりがあって、そこから熱が出ています。
なので、お湯の温度に左右されるので、サウナほどの熱さはなく、生ぬるい程度です。

元禄の湯 蒸し湯の椅子の背後にある湯だまり元禄の湯 蒸し湯の椅子の背後にある湯だまり

見た目がレトロすぎるのと合わさって何となく怖さもあるので、入るのに躊躇しました。
実際に入ってみると、90年間に沢山の人が利用した様々な思い出が詰まった空間だと思うと何とも言えない気持ちになりました。

元禄の湯 蒸し湯の扉元禄の湯 蒸し湯の扉

扉はそっと開けましょう

”蒸し湯”の扉を中から勢いよく開けると、近くにいる他のお客さんが腰を抜かすほどびっくりするので、気をつけてください。
私はびっくりさせてしまった側のほうです。

夜だったので、まさか壁の扉から人が出てくるとは思わなかったのでびっくりしたと言われました(笑)
初めて元禄の湯を利用する人にとっては、こんな壁の小さな扉の中から人が出てくるとは思わなかったそうです。

まあ、そのおかげで、そのあとの話は弾みました。

シャワールーム

”蒸し湯”の隣りにはシャワールームがあります。シャワーはこの1つだけです。

鏡らしきものもあるのですが、まったく映りません。
元禄の湯のシャワールーム元禄の湯のシャワールーム

よくあるシャワーレバーが付いているタイプですが、上には当時のシャワーヘッドが残っています。

昔のシャワー昔のシャワー

まとめ

元禄の湯は90年の歴史を感じる非常にユニークな雰囲気のある温泉です。

湯舟に入っていると昔の人の気持ちをうかがい知ることができました。

私は夜と朝の二回利用しましたが、元禄の湯の中で人に遭遇したのは夜に一人だけで、
それ以外は貸し切り状態でした。

ちなみに、夜のほうが窓の外が暗いのでレトロな雰囲気が増すと思います。
夜にひとりで蒸し風呂に入ると少し怖いですが。

この温泉目当てに訪れても良いぐらい価値のある体験ができます。
四万温泉に寄った際には是非行ってみてください。

積善館佳松亭の杜の湯(内湯と露天風呂)の記事はこちらです↓
【実体験レビュー】四万温泉 積善館 佳松亭 内湯・露天風呂 杜の湯の日中と夜の景観を比較

積善館本館1階にある混浴の岩風呂の記事はこちらです↓
【実体験レビュー】四万温泉 積善館 岩風呂(混浴)