沖縄県 慶良間諸島 渡嘉敷島のとかしくビーチで実際にシュノーケリングしたときのようすを詳細に写真多めで解説しています。
サンゴが綺麗なシュノーケリングポイントも図で解説しています。
この記事はこんな人におすすめ!
- あたりさわりのない情報ではなく真実の1次情報が知りたい
- とかしくビーチのシュノーケリングで見れる海中の景観が知りたい
- ビーチエントリーでシュノーケリングしたい
- シュノーケリングが大好き!
とかしくビーチはシュノーケリングが楽しめるビーチか否かについては結論から先に言います。
結論:阿波連ビーチと同様に、遊泳区域とライフジャケット着用を監視員から執拗に注意されるので居心地の悪いビーチです。
ただし、監視員のいない時間帯にビーチエントリーでシュノーケリングすると絶景が見れます。海中の絶景写真は当記事の後半に載せています。
このビーチエントリーのシュノーケリングで海中の絶景が見れる点が阿波連ビーチとの最大の違いです。※ただし航路になっている遊泳制限区域の先の沖まで泳ぐ必要があります
とかしくビーチの詳細情報
渡嘉志久ビーチ(とかしくビーチ)は渡嘉敷島では2番目に大きな海水浴場です。
ビーチ前の駐車場の近くには有料のシャワーやトイレも完備されています。
観光客よりも地元の人たちでにぎわっています。
ウミガメと一緒に泳げる可能性が高いことで知られています。
非常に残念なことに、阿波連ビーチと同様に遊泳区域が設けられており、ライフジャケット着用を強いられます。制限だらけで自由がありません。
なぜ公共の海で波が非常に穏やかなとかしくビーチに遊泳区域の制限を設け、ライフジャケット着用を強いられるのでしょうか?そういった理不尽な点についての理由は阿波連ビーチと同様です。こちらの記事で詳しく考察しています↓
【個人でシュノーケリング】渡嘉敷島 阿波連ビーチをおすすめしない5つの理由と注意点
渡嘉敷島の2大ビーチでシュノーケリングする際の最大の懸念事項である、厳格なローカルルールについて知らずに行くと後悔どころかストレスを感じ、嫌な思い出になってしまう可能性があります。
とくにビーチエントリーでシュノーケリングする予定の場合はなおさら目を通しておくことをおすすめします。
項目 | 情報 | 詳細 |
---|---|---|
海岸の種類 | 砂浜海岸 | – |
海岸の長さ | 約600m | – |
漂着ゴミの多さ | 少ない | – |
アクセス | 〇 | 渡嘉敷港から車で約8分 |
港からの距離 | 約3.3km | – |
駐車場 | 有り | 無料 |
マリングッズレンタル | 有り | とかしくマリンビレッジ他 |
マリンアクティビティ | 有り | とかしくマリンビレッジ |
シャワー | 有り | 5分300円 |
トイレ | 有り | 無料 |
ロッカー | 無し | – |
飲食 | 有り | とかしくマリンビレッジ他 |
屋根付き休憩所 | 有り | – |
遊泳区域制限 | 有り | 狭い |
監視員 | 〇 | 4月中旬~10月31日の9:00~18:00 |
クラゲ防止ネット | 無し | – |
潮流 | 無し | – |
リーフエッジまでの最短距離 | 約200m | – |
とかしくビーチの全景(景観)
渡嘉敷港と阿波連の間の幹線道路から「とかしくビーチ」の全景が見えます。
この撮影ポイントには以前は「慶良間海峡展望所」の案内版がありましたが現在はないので、車で通り過ぎてしまわないように注意してください。
しかも片側1車線の幹線道路の歩道に面した場所なので車の場合は長く滞在できないかもしれません。※バイクなら大丈夫です。
とかしくビーチの場所
阿波連の集落からは徒歩だと約30分、車やバイクだと5分程の距離です。
渡嘉敷港からだと徒歩1時間、車やバイクなら10分程で到着します。
ちなみに、道中の起伏が激しいので自転車や徒歩で行くことはおすすめしません。
とかしくビーチの行き方
幹線道路からとかしくビーチへの行き方は下記2つの方法があります。
- 幹線道路北側から行く方法
- 幹線道路南側から行く方法
道の路面状況が良く、起伏が緩い①の幹線道路の北側から行くことをおすすめします。
とかしくビーチの駐車場は無料です。
20台ほどのスペースがあるので満車の心配は不要です。
なぜなら観光客はあまり訪れないからです。
とかしくビーチへの行き方はレンタルバイクが一番おススメ
レンタルバイクを実際に借りたようすを記事にまとめています
渡嘉敷島でレンタルバイク
とかしくビーチの休憩所・シャワーとトイレ
ビーチ入り口の前には展望台を兼ねた大きな屋根付き休憩所があります↓
村営のシャワーは駐車場の脇にあります。5分で300円です。
更衣スペースはないので、シャワー室かその周辺で着替えるしかありません。
トレイはウォシュレット付きです。
村営なので無料で利用できます。
とかしくビーチまでの送迎
阿波連集落から直ぐなので、とかしくビーチまで送迎してくれるお店や宿があります。
一番良いのは宿泊先に送迎をお願いする方法です。
渡嘉敷港から出ているバスでは基本的にとかしくビーチに行くことはできないので注意してください。
阿波連集落にタクシー会社もあるのでそれを利用するのもありです。
米浜交通
098 -987-3215
090-3078-5895
日帰りで行く場合は送迎に頼らずレンタルバイクで行くのをおすすめします
とかしくビーチの遊泳区域について
とかしくビーチは下記の4つの区域に別けられています。
海洋研修利用区域がある以外は阿波連ビーチの遊泳区域と同じです。
- 遊泳監視区域
期間内は監視員が監視している区域 - 遊泳制限区域
自己責任で安全に配慮して遊泳する区域
- 航路(遊泳危険)
ツアー及びガイドが同行する場合のみ一部遊泳可能な区域 - 海洋研修利用区域
国立沖縄青少年交流の家 海洋研修利用区域
②の遊泳制限区域でシュノーケリングする場合はライフジャケットの着用は任意です。
付けていなくても監視員に注意されません。
ただし、航路(遊泳危険) にまで出てしまうと監視員が水上バイクで飛んできて注意されます。
とかしくビーチの監視員について
監視台はビーチ中央に1基あるだけですが、2人体制で監視しています。
これは阿波連ビーチと同様です。
航路などの遊泳危険区域に人が行くと水上バイクに乗って注意しにいきます。
監視員のいる遊泳監視期間は4月中旬~10月31日の9時~18時までです。
それ以外の期間や時間帯には監視員はいません。
とかしくビーチの遊泳危険区域やライフジャケット着用について
ライフジャケットを着用しないでロープで囲われた遊泳監視区域でシュノーケリングすると、監視員に注意されます。
ライフジャケットはビーチ中央にある監視台で無料で貸してくれます。
なぜなら、とかしくビーチは主に地元の人たちが利用する海水浴場だからです。
それと、阿波連ビーチと違い、とかしくビーチの直ぐ近くにレンタルショップがないため、観光客でも無料でライフジャケットを貸してもらえるのです。
※地元民からライフジャケットのレンタル代金は請求できないというのもあります。
このように2つの海水浴場ではかなりの温度差があります。
とかしくビーチのほうがアットホームな雰囲気です。
ただし、遊泳制限区域とライフジャケット着用を強いられる点は阿波連ビーチとまったく同じです。
ビーチエントリーでシュノーケリングする場合は朝の7時から8時台がおすすめです。
なぜなら監視員がいる時間帯は半ば強引的にライフジャケット着用と、海中の景観が抜群に綺麗な航路(遊泳制限区域)でシュノーケリングしようとすると監視員から執拗に注意されるため、非常に居心地が悪いからです。
ちなみに、監視員がいる時間帯に航路に出てシュノーケリングすると直ぐに水上バイクに乗った監視員に注意されます。
渡嘉敷島 とかしくビーチのシュノーケリングポイント
日中にシュノーケリング船が停まっている辺り、
とかしくビーチ沖の中央あたりがベストポイントです。
↑図の赤い丸の海中絶景ポイントが当記事に載せた海中写真の撮影場所です。
ここがビーチから最短距離で訪れることができる場所です。砂浜から片道150メートルほどの地点です。
他の海中絶景シュノーケリングポイントを探索する場合は上図の緑色の丸で囲んだ場所を探してみてください。
ハナレ島の東側と同様で湾外の沖に行っても砂地のため、沖に行くほどキレイなサンゴが群生してるわけではありません。
湾外の沖にどれだけ進んでも砂地が続いているだけです
海中絶景ポイントまでは約150メートル、往復300メートルほどの距離があるのでフィンが必要です。
Amazonで販売されている1000円前後の格安品で十分です。
実際にそれらのフィンを利用した感想などを別の記事にまとめています↓
おすすめシュノーケリング用フィンの選び方と製品比較
個人シュノーケリングには必須のドライシュノーケルの記事はこちらです↓
シュノーケリングにおすすめのドライシュノーケル比較
とかしくビーチでシュノーケリングしたときのようす
浅い場所は海水浴場になっていて人が多いので透明度はよくありません。
阿波連ビーチと同じく、沖にいくにつれ徐々に深くなります。
遊泳監視区域の海中のようす
遊泳監視区域の海中は殺風景なので、さっさと通過してしまいましょう。
遊泳制限区域の海中のようす
遊泳監視区域の少し先の海中のようすです。
遊泳監視区域を超えると透明度も、海中の景観も良くなります。
航路(遊泳危険)の海中のようす
↑水深は2メートルぐらいだと思います。
さすがに、遊泳危険区域だけあって、人に踏まれて傷んでいるサンゴは見当たりませんでした。
海中絶景ポイントのシュノーケリング船が停まっている場所の海中
↑日中はシュノーケリング船が停まっている場所付近です。
ここよりも沖に行っても水深が深くなるだけでサンゴ礁はありません。
↑白い砂地に慶良間ブルーの鮮やかな青色が映えていて素晴らしく綺麗です。
写真に一切加工はしていません。
泳ぎの得意な人ならここまではビーチエントリーで5分ぐらいで着きます。
もし他のシュノーケリングポイントを探す場合はこの場所よりも北側がよさそうです。
とかしくビーチの遊泳制限区域にいたアオウミガメ
浜に戻るときにアオウミガメが海底の藻を一生懸命に食べていました。
息継ぎのために海面に浮上し、また海底の藻を食べることを延々と繰り返しています。
しかもこのウミガメは人が近づいても全く逃げません。怖がる素振りもありません。
手を伸ばしたら触れられる距離まで近づいてもおかまいなしです。
これほど人に慣れているウミガメは初めて見ました!
↑このウミガメの甲羅には銛で突かれたような跡がありました。
とかしくビーチの湾内にはウミガメが住み着いているそうです
とかしくビーチ まとめ
イキイキとしたサンゴ礁をみることはできませんでしたが、
真っ青な海を優雅に泳ぐ魚の組み合わせの見事なまでに綺麗な海中風景をみることができました。
おまけに異様に人慣れしているウミガメにも遭遇することができました。
餌付けしていのかと思う程です。
※ウミガメのほうから近づいてくることはありませんでした。
朝の7時や8時台はビーチに監視員がいないので、ビーチエントリーでシュノーケリングする場合は朝の早い時間帯に訪れるのをおすすめします。
日中はとかしくビーチ沖に停まっているシュノーケリング船が早朝はいないので、目印代わりがなくなりますが、気がねなくシュノーケリングができます。
とはいえ、とかしくビーチ沖でのシュノーケリングはおすすめしません。
なぜなら、渡嘉敷島でビーチエントリーで行けるサンゴの最も綺麗な場所はヒジュイシビーチだからです。
海の青さに限っては海底に白い砂のある、とかしくビーチのほうが一枚上手です。
ヒジュイシビーチでシュノーケリングしたようすは別の記事にまとめています↓
渡嘉敷島 ヒジュイシビーチ シュノーケリング 徹底解説
記事前半で書いたように、残念ながらとかしくビーチも阿波連ビーチと同様に遊泳区域が設けられており、ライフジャケット着用を監視員に強いられるので自由がありません。
なぜ公共の海で阿波連ビーチよりも波が非常に穏やかな、とかしくビーチに遊泳区域の制限を設け、ライフジャケット着用を強いられるのでしょうか?そういった理不尽な点についての理由は阿波連ビーチとまったく同じです。
渡嘉敷島でビーチエントリーシュノーケリングする際の最大の懸念事項である、厳格な遊泳制限とライフジャケット着用しないと監視員に注意される理由について、何も知らないで行くと後悔どころかストレスを感じ、嫌な思い出になってしまう可能性が高いです。
そういった異常で可笑しな制限について、阿波連ビーチの記事で詳しく考察しています↓
とくにビーチエントリーでシュノーケリングする予定の場合は目を通しておくことを強くおすすめします。
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