沖縄県 慶良間諸島 座間味島の南側にある安慶名敷島でシュノーケリングした時のようすを感想もまじえて解説します。
海中の風景写真を80枚以上載せています。
この記事はこんな人におすすめ!
- 実際に現地に行ってシュノーケリングした人の体験談を聞きたい
- ビーチエントリーシュノーケリングで見れる海中風景が知りたい
- シュノーケリングが大好き!
- 安慶名敷島でビーチエントリーシュノーケリングした感想
- 安慶名敷島の詳細情報
- 安慶名敷島の海中撮影箇所
- 安慶名敷島でシュノーケリングした時のようす
- 安慶名敷島にいた生き物
- 安慶名敷島でビーチエントリーシュノーケリングする時の注意点
- まとめ
安慶名敷島でビーチエントリーシュノーケリングした感想
実際に安慶名敷島でシュノーケリングした感想です。
安慶名敷島でシュノーケリングして良かった点
安慶名敷島でシュノーケリングして良かったのは次の4つです。
- 十分に発達したサイズの大きいサンゴが広範囲に群生している
- 枝サンゴやテーブル状サンゴなどの他種多様なサンゴを見ることができる
- 沖は透明度が高い
- グラデーションしたケラマブルーの綺麗な海中の風景が見られる
安慶名敷島でシュノーケリングして残念だった点
残念な点は良かった点で十分にカバーできますが敢えていうと次の3つです。
- 座間味島にある3つの無人島の中で最も潮流が強い
- とくに西の沖は潮流があり、流れと反対方向に進むのに苦労する場所がある
- シュノーケリング中ではないですが、砂丘の上にはトゲのある植物が広範囲に生えていて足の肌が露出した格好だと歩くのが困難
安慶名敷島の詳細情報
安慶名敷島は座間味島の南にある無人島です。
座間味島にある3つの無人島の真ん中に位置していて、面積は一番小さい島です。
項目 | 情報 | 詳細 |
---|---|---|
海岸の種類 | 砂浜海岸 | 南側は岩石海岸 |
海岸線の長さ | 約2.1km | – |
漂着ゴミの多さ | 少ない | – |
アクセス | 〇 | 港から渡し船で約5分 |
港からの距離 | 約800m | – |
駐車場 | 無し | – |
マリングッズレンタル | 無し | – |
マリンアクティビティ | 無し | – |
シャワー | 無し | – |
トイレ | 無し | – |
ロッカー | 無し | – |
飲食 | 無し | – |
屋根付き休憩所 | 無し | – |
遊泳区域制限 | 無し | – |
監視員 | × | – |
クラゲ防止ネット | 無し | – |
潮流 | 有り | – |
リーフエッジまでの最短距離 | 約10m | – |
安慶名敷島の景観
安慶名敷島は標高が低く、最も高いところは島の南側で42メートルです。
アゲナシクの浜
↑安慶名敷島の北側のビーチにはアゲナシクの浜という名前が付いています。
日陰がないので日除けにはビーチパラソルや小型テントが必要です。
座間味島の海岸よりも石やゴミが少ないほうなので比較的綺麗ですが波打ち際には軽石が打ち上げられていました。
安慶名敷島の場所
座間味島の港(フェリーターミナル)から安慶名敷島までは渡し船を利用して5分程で到着します。
安慶名敷島へのアクセス
↑写真奥が嘉比島で、手前が安慶名敷島です。
嘉比島の砂浜の先端から、安慶名敷島までは距離にすると350メートル程です。
座間味島のマリリンの像の前の海岸からの距離も同じぐらいです。
自力で泳いで安慶名敷島に行くのは距離があり遠いです。
体力も必要で船も往来していて危険なので渡し船を利用したほうが良いです。
安慶名敷島への行き方はこちらの嘉比島に行ったときの記事を参考にしてください↓
安慶名敷島のシャワーとトイレ
安慶名敷島は無人島なのでシャワーや更衣室、トイレはありません。
安慶名敷島の海中撮影箇所
↑当記事の写真を撮影した箇所は上図のピンク色の〇で囲った下記3カ所です。
- シュノーケリングポイント①:安慶名敷島の南西
- シュノーケリングポイント②:安慶名敷島の西
- シュノーケリングポイント③:安慶名敷島の北西
上記のシュノーケリングポイントはどこも海岸から泳いで10メートル位で到達するので体力をほとんど使いません。
安慶名敷島でシュノーケリングした時のようす
ビーチーエントリーで安慶名敷島をシュノーケリングしたときの海中の様子です。
安慶名敷島の西と北にはハッキリしたリーフエッジはありません。
南西にはサンゴ礁のリーフエッジはあります。
安慶名敷島の南西のシュノーケルポイント①のエントリー場所
安慶名敷島の西側の海岸を南側に進むと岩場があり、それ以上進むには岩登りしないといけなくなります。その岩場を歩いて行けるところの終端からビーチエントリーしました。
↑海岸沿いは凸凹で足元が悪いので砂丘の上を歩きました。砂丘の南側は低木が生い茂っていて先に進めないので海岸に降りないと南下できません。
↑安慶名敷島の南西の海岸のこの辺りからビーチエントリーしてシュノーケリングを開始しました。南西側の海岸は岩場で足場が悪いので進むのに時間が掛かります。
対岸に見えるのは阿嘉島の北浜ビーチ(ニシバマビーチ)です。
安慶名敷島の南西のシュノーケルポイント①の海中の様子
安慶名敷島の南西の岩場からビーチエントリーした時の様子です。
安慶名敷島の南西のシュノーケルポイント①浅い場所の海中のようす
安慶名敷島の南西のシュノーケルポイント①リーフエッジ付近の海中のようす
リーフエッジはテーブル状のサンゴがこれでもかというぐらい大きく育っています。
↑サイズの大きい年代物のサンゴが非常に多いです。
安慶名敷島の西のシュノーケルポイント②のエントリー場所
安慶名敷島の西側の海岸からビーチエントリーしました。
↑砂丘の南端の西側からビーチエントリーしました。
安慶名敷島の西のシュノーケルポイント②の海中の様子
安慶名敷島の西側でシュノーケリングした時の様子です。
安慶名敷島の西のシュノーケルポイント②浅い場所の海中のようす
安慶名敷島の西側はサンゴ礁で出来たリーフエッジはありません。
砂とサンゴ礁が混じった海底が徐々に深くなっていきます。
なので浅い場所、沖、深い場所の3つに分けています。
安慶名敷島の西のシュノーケルポイント②浅い場所の海中のようす
ここからは海岸に近い浅い場所の海中のようすです。
↑デバススメダイ等のカラフルな熱帯魚は様々なところで見ることができます。
↑海岸沿いの浅瀬では稚魚の群れが様々な場所で見ることができます。
小さいサイズのサンゴ礁
↑浅い場所の海底には小さいサンゴ礁が多いです。
↑中ぐらいのサイズのサンゴ礁です。
↑海岸近くの浅い海底に生えている小さなサンゴには熱帯魚の稚魚が隠れています。
↑小さなサンゴにデバススメダイの稚魚が群れています。
安慶名敷島の西のシュノーケルポイント②沖の海中のようす
ここからは沖の海中のようすです。
↑大きく発達したテーブルサンゴが目を引きます。
安慶名敷島の西のシュノーケルポイント②深い場所の海中のようす
ここからは安慶名敷島の西側の深い場所でシュノーケリングした時のようすです。
このポイントは水深の違いによって海水の濃淡が変わるので綺麗なグラデーションのケラマブルーの景観を見ることができます。
↑この辺りのポイントは海流が強かったので流れに逆らって進むのが少し大変でした。
安慶名敷島の北西のシュノーケルポイント③のエントリー場所
安慶名敷島の北西の渡し船が着岸する海岸からビーチエントリーしました。
安慶名敷島の北西のシュノーケルポイント③の海中の様子
安慶名敷島の北西でシュノーケリングした時の様子です。
安慶名敷島の北西のシュノーケルポイント③浅い場所の海中のようす
安慶名敷島の北西にもサンゴ礁のリーフエッジはありません。
砂地の海底が沖に延々と続いているだけです。
なので浅い場所と深い場所の2つに分けています。
安慶名敷島の北西のシュノーケルポイント③深い場所の海中のようす
↑深い場所には何も無く殺風景です。
安慶名敷島にいた生き物
安慶名敷島でのシュノーケリング中に遭遇した生き物です。
ウミガメ
↑安慶名敷島の北西の沖で海岸に向かっているアオウミガメと遭遇しました。
ナンヨウハギ
↑沖縄ではポピュラーな蛍光ブルーのカラフルな熱帯魚ナンヨウハギの稚魚が小さなサンゴに隠れています。
クラゲ
種類は不明ですが無毒のミズクラゲの仲間だと思います。
ハマクマノミ
↑水深1.5メートル位の場所にいたイソギンチャクとハマクマノミです。クマノミを見たのはこの場所だけで他には発見できませんでした。
クマノミが少ないのは流れがある場所が多いのが原因のようです。
今回のシュノーケリング中にウミヘビには遭遇しませんでした。
安慶名敷島でビーチエントリーシュノーケリングする時の注意点
安慶名敷島の西側は海岸に対して横方向の潮流がありました。
※浅瀬から沖に向かう流れではないので危険性は低いです。
海底の地形からして離岸流は発生しません。
とくに西側の沖は北から南方向への流れが強い個所がありました。
しかもその潮流の強い場所は小魚が多くサンゴも綺麗でケラマブルーも色濃い安慶名敷島でも指折りの絶景ポイントです。さらに海岸からも距離が近いのできっと訪れたくなるはずです。
ですが、そんな状態でショートフィンを使っていた場合、進みたい方向に泳ぐことが出来ずに地団駄を踏んで後悔するかもしれません。
なので安慶名敷島でシュノーケリングする際は長いフィンを装着してシュノーケリングすることをおすすめします。ただしその場合は浅瀬のサンゴを壊さないよう注意してください。
流れに逆らって進むのが大変だった場所は西側のその一カ所だけで、他はそれほど潮流は強くありませんでした。
もし西側の沖に行って流れが強かった場合、ショートフィンだと流れに逆らって進めないのでしんどいです。
ちなみに長いフィンは渡し船の船頭さんにお願いすれば1日500円位でレンタルできます。ただし、ゴム製のフルフィットタイプのフィンなので足のサイズにピッタリ合うかはわかりません。
安慶名敷島でシュノーケリングする時にあると便利なフィンとドライシュノーケル
慶名敷島のビーチエントリーシュノーケルリングには欠かせないフィンとイチオシ装備のドライシュノーケルは別の記事にまとめています。
個人シュノーケリングにおすすめのフィンはこちらの記事です↓
おすすめシュノーケリング用フィンの選び方と製品比較
個人シュノーケリングには必須のドライシュノーケルの記事はこちらです↓
シュノーケリングにおすすめのドライシュノーケル比較
まとめ
安慶名敷島の西側の沖のサンゴとケラマブルーの綺麗な海中は絶景です。
とくに足場の悪い岩場からエントリーした南西の海岸(南西のシュノーケルポイント①)は年月を経て大きく育った立派なサンゴでビッシリでした。
そこのサンゴの群生密度はビーチエントリー可能な慶良間諸島のシュノーケリングスポットの中でダントツでナンバーワンです。
安慶名敷島の西の沖のシュノーケリングポイントもグラデーションに濃淡が変化する綺麗なケラマブルーの海中の絶景を見ることができます。
人によってはそこだけでも十分に満足できるはずです。
いっぽう、渡り船の着岸場所に近い北側の海底は砂しかなく、殺風景なので完全にスルーして他のシュノーケリングスポットに時間を費やしたほうがいいです。なお、ウミガメがいたのは北側だけでした。
安慶名敷島の滞在時間ですが、当記事に載せているシュノーケリングスポットだけを巡る場合は、2時間で大丈夫です。
もし当記事で紹介していない島の東側や南側(真南)の岩礁地帯からエントリーする場合は移動時間が余計にかかるため、プラス1時間の3時間は最低限必要です。
座間味島から渡船で行ける3つの無人島の中で安慶名敷島が一番海中の景観が綺麗です。
なので1日に3島全部巡る場合は安慶名敷島に時間を多く割くのをおすすめします。
なぜなら安慶名敷島と比べて安室島の東側は、サンゴが茶色く海中の景観が地味で残念だったからです。嘉比島が一番イマイチな海中景観です。
安室島と嘉比島でシュノーケリングした時の様子も記事にしているので参考にしてください。各島の滞在時間を決める手掛かりになるはずです。
- 渡し船で行ける3つの無人島のなかで海中の景観はダントツのナンバーワン
- サンゴや魚のいるポイントが海岸から非常に近いので泳ぐ体力が不要
- 沖は海岸に対して横方向の潮流があるのでフィンが長いと楽
- 沖は潮流があるので海水の透明度は高い
- 安慶名敷島の南西のビーチエントリーシュノーケリングポイントの景観は沖縄県全域に範囲を広げても随一
- ただしケラマブルーの鮮明さだけはナンバーワンでは無い
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