沖縄県 慶良間諸島 座間味島の南側にある安室島でシュノーケリングした時のようすを感想もまじえて解説します。
海中の風景写真を50枚以上載せています。
この記事はこんな人におすすめ!
- 商業目的や宣伝ではなくリアルな安室島の海中の状態が知りたい
- 実際に現地に行ってシュノーケリングした人の体験談を聞きたい
- ビーチエントリーシュノーケリングで見れる海中風景が知りたい
- シュノーケリングが大好き!
安室島でビーチエントリーシュノーケリングした感想
実際に安室島でシュノーケリングした感想です。
安室島でシュノーケリングして良かった点
安室島でシュノーケリングして良かったのは次の4つです。
- 海岸から近い場所に魚とサンゴのあるので泳ぐ体力があまり必要ではない
- シュノーケリング船の停泊している沖に綺麗な魚が集まっている
- 海中はケラマブルーで綺麗
- 潮流が無い
安室島でシュノーケリングして残念だった点
サンゴがとにかく残念でした。
- 大きく発達したサンゴが少ない
- 茶色くて小さい地味なサンゴが多いので海中の景観が乏しい
- 海岸に漂着ゴミが多い
上記は安室島の東側の船着き場北側と南側でシュノーケリングした感想なので、それ以外のポイントは綺麗な可能性はあります。
以前は綺麗だったかもしれませんが、現在は当記事の写真のような状態です。
安室島は慶良間諸島の中で最も期待していたシュノーケリングスポットでしたが、実際にシュノーケリングしてみて最も残念だったスポットです。
安室島の詳細情報
安室島は座間味島の南にある無人島です。
座間味島にある3つの無人島の東に位置していて、面積は一番大きい島です。
項目 | 情報 | 詳細 |
---|---|---|
海岸の種類 | 砂浜 | – |
海岸線の長さ | 約5.2km | – |
漂着ゴミの多さ | 多い | – |
アクセス | 〇 | 港から渡し船で約8分 |
港からの距離 | 約1.2km | – |
駐車場 | 無し | – |
マリングッズレンタル | 無し | – |
マリンアクティビティ | 無し | – |
シャワー | 無し | – |
トイレ | 無し | – |
ロッカー | 無し | – |
飲食 | 無し | – |
屋根付き休憩所 | 無し | – |
遊泳区域制限 | 無し | – |
監視員 | × | – |
クラゲ防止ネット | 無し | – |
潮流 | 無し | – |
リーフエッジまでの最短距離 | 約25m | – |
安室島の景観
安室島の最も高いところは99メートルあります。
安室大浜
↑安室島の東側のビーチには安室大浜という名前が付いています。
天然の日陰
↑砂浜の後ろ側に木陰があるのでビーチパラソルがなくても日除けできます。
安室島の海岸は座間味島で最も漂流ゴミが多いです。
大きなゴミは木の下の目立たない場所に集められています。
波打ち際には軽石も打ち上げられていました。
安室島の場所
座間味島の港(フェリーターミナル)から安室島までは渡し船を利用して5分程で到着します。
安室島へのアクセス
座間味島の南端から安室島の北端までは150メートルなので自力で泳いで行くことも不可能ではありません。
干潮時は水深が浅くなるので歩いて渡れます。
ですが、日中は船の往来もあり、安室島の東側にある海岸まで行く場合は距離があるので、渡し船を利用したほうが楽です。
安室島への行き方はこちらの嘉比島に行ったときの記事を参考にしてください↓
安室島のシャワーとトイレ
安室島は無人島なのでシャワーや更衣室、トイレ等の施設は一切ありません。ビーチにも監視員はいません。
安室島の海中撮影箇所
↑当記事の写真を撮影した箇所は上図のピンク色の〇で囲った下記3カ所です。
- シュノーケリングポイント①:安室大浜の南
- シュノーケリングポイント②:安室大浜の北
安室大浜は渡し船が着岸する場所です。着岸場所を中心に南北に分けています。
上記のシュノーケリングポイントはどこも海岸から25メートル位の距離です。
安室島でシュノーケリングした時のようす
ビーチーエントリーで安室島をシュノーケリングしたときの海中の様子です。
今回、安室島でシュノーケリングしたポイントにはハッキリしたリーフエッジはありませんでした。斜めに深くなっていきます。
安室島の東側のシュノーケルポイント①安室大浜の南の海中の様子
安室島の東側の安室大浜中央付近にある船着き場の南側からビーチエントリーした時の様子です。
浅い場所のようす
深い場所のようす
シュノーケリング船の下の海中の様子
↑日中の沖はボートエントリーでシュノーケリングしている人で賑わっています。
↑青い小魚は「デバススメダイ」です。沖縄ではどこにでもいる魚です。
↑餌付けされているのか人に近寄ってくる魚が多いです。
安室島の東側のシュノーケルポイント②安室大浜の北の海中の様子
安室島の東側の安室大浜中央付近にある船着き場の北側からビーチエントリーした時の様子です。
浅い場所のようす
深い場所のようす
安室島にいた生き物
安室島でシュノーケリング中に遭遇した生き物です。
フウライチョウチョウウオ
↑沖縄ではどこにでもいるフウライチョウチョウウオです。
ウミヘビ
↑息継ぎして海底に戻るウミヘビです。
安室島ではウミヘビに4回以上遭遇しました。
クマノミやウミガメとは遭遇しませんでした。
安室島の東側のサンゴはイマイチ
安室島の東側にある安室大浜の周辺をくまなくシュノーケリングしましたが、全体的にサンゴの色が茶色く地味でした。
わずかな場所にテーブル状のサンゴや枝サンゴは生えていますが、数が少なすぎます。
他の座間味島のビーチエントリー可能なシュノーケリングスポットと比較しても、サンゴ礁の迫力や綺麗さはイマイチで魚も多くありません。
安室島の東側でシュノーケリングするのはおすすめしない
わざわざ渡し船の料金を払って安室島の東側でシュノーケリングする価値を感じませんでした。
なのでもし、滞在時間に余裕がある場合は安室島の西側を探索し、そこでシュノーケリングすることをおすすめします。
もしくは当記事に載せているポイント以外のシュノーケリングポイントを探索してみてください。
安室島の西側に行く方法
渡し船は安室島の東側の安室大浜の中央に着岸します。
そこから反対側にある安室島の西側の海岸に行く方法を記載します。
反対側に抜けれるルートは1カ所だけ
安室島の東側の安室大浜の船着き場にはコンクリートブロックが置いてあります。
そのブロックの斜め後(海を背にして左側)に西側の海岸に続く道の入り口があります。
一見すると内陸のどこを通っても西側に抜けれそうですが、砂丘の上に草木が生い茂っていて先に進むことができません。人が通れるのは1ヵ所だけでした。
↑渡し船が着岸する砂浜の前に置いてあるブロックの斜め後方に西側の海岸に続くルートの入り口があります。
砂丘で傾斜があって滑るので上まで登るのが少々大変です。
↑海岸までのルートには人が踏みしめた痕が残っているので迷うことはありません。
↑3分ほどで西側の海岸に到着します。
行よりも帰りのほうがルートが判りにくいです。
安室島の滞在時間
安室島の滞在時間は当記事に載っているシュノーケリングポイントしか訪れない場合は2時間あれば十分です。1時間でも足りるかもしれません。
もし安室島の西側の海岸からエントリーしてシュノーケリングする場合でもプラス2時間ぐらいで大丈夫だと思います。なので合計3時間です。
座間味島から渡船で行ける3つの無人島の中だとダントツで安慶名敷島(あげなしくじま)が一番海中の景観が綺麗です。息を呑むぐらいの絶景です。
なので1日に3島全部巡る場合は安慶名敷島に多くの時間を割くことをおすすめします。
安室島と嘉比島の海中の景観の綺麗さはどちらもほとんど一緒です。わずかに安室島のほうが綺麗かなという程度の差しかありません。
嘉比島と安慶名敷島でシュノーケリングした時の様子も記事にしているので参考にしてください。滞在時間を決めるヒントになるはずです。
安室島でビーチエントリーシュノーケリングする時の注意点
安室島でシュノーケリングするときの注意点はとくにありません。潮の流れもほとんど無いからです。
沖はシュノーケリング船のボートエントリーでシュノーケリングしている人で賑わっているし、人気がある場所なので常に誰かしら人がいるので、万が一の際も安心です。
安室島でシュノーケリングする時にあると便利なフィンとドライシュノーケル
安室島のビーチエントリーシュノーケルリングには欠かせないフィンとイチオシ装備のドライシュノーケルは別の記事にまとめています。
個人シュノーケリングにおすすめのフィンはこちらの記事です↓
おすすめシュノーケリング用フィンの選び方と製品比較
個人シュノーケリングには必須のドライシュノーケルの記事はこちらです↓
シュノーケリングにおすすめのドライシュノーケル比較
まとめ
安室島でのシュノーケリングは期待値が高かっただけに、サンゴの乏しさと魚の少なさにはすっかり失望してしまいました。
残念度でいえば嘉比島よりも上です。
なぜなら、3つ無人島の中で一番高額な渡し船代を支払って時間を割いて訪れているので、否が応にも期待値が高くなっていたからです。
さらに他のビーチエントリー可能なシュノーケリングスポットと比較しても安室島はワーストに近いからです。
お金と時間を費やしてまで安室島でシュノーケリングする価値はありません。
なぜなら安室島よりも綺麗なシュノーケリングスポットは多数存在するからです。
とはいえ、もし他のビーチエントリー可能なシュノーケリングスポットの綺麗さを知らなかった場合は、安室島は残念に感じないかもしれません。
他の座間味島のビーチエントリー可能なシュノーケリングスポットは他の記事に載せているのでぜひ参考にしてみてください。
人によって遠くまで泳ぎたくなかったり、監視員が必要だったり、安心感が必要だったり、ニーズが異なるので一概には言えませんが、ある程度シュノーケリングをしてきた人は安室島には多くの時間を割かないことをおすすめします。もしくは当記事とは違う場所を探索してみてください。
少なくても安室島に過度に期待するのは禁物です。
- 慶良間諸島のビーチエントリー可能なシュノーケリングスポットの中で最も期待値が高かっただけに、最も失望の大きかったシュノーケリングスポット
- サンゴが少なく茶色く地味で、魚も少ないので海中の景観はイマイチ
- カラフルな魚が多い場所は、沖のシュノーケリング船が停泊している周辺
- 渡し船で行ける3つの無人島のなかで海中の景観の良さは嘉比島と同程度
- サンゴや魚のいるポイントが海岸から比較的近いのでさほど体力を必要としない
- 海水の色はケラマブルーで綺麗
- 海中の景観よりも、海岸から見る風景のほうが綺麗
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