沖縄県 慶良間諸島 座間味島にあるイノーの浜でビーチエントリーシュノーケリングした時のようすを感想もまじえて解説します。
海中の景観写真を60枚以上載せています。
この記事はこんな人におすすめ!
- 実際に現地に行ってシュノーケリングした人の体験談を聞きたい
- ビーチエントリーシュノーケリングで見れる海中風景が知りたい
- シュノーケリングが大好き!
イノーの浜の詳細情報
唐馬の浜は座間味島の東にある海岸です。
座間味島のフェリーターミナルからは遠いのでレンタルバイクまたはレンタカーで行く必要がありますが、海中の景観は良いのでシュノーケリングしに訪れる価値はあります。
項目 | 情報 | 詳細 |
---|---|---|
海岸の種類 | 砂浜 | |
海岸の長さ | 約250m | – |
漂着ゴミの多さ | 少ない | – |
アクセス | △ | 港からバイクで約22分、徒歩で約85分 |
港からの距離 | 約6.4km | 阿佐港からは約4.2km |
駐車場 | 〇 | – |
マリングッズレンタル | 無し | – |
マリンアクティビティ | 無し | – |
シャワー | 無し | – |
トイレ | 無し | – |
ロッカー | 無し | – |
飲食 | 無し | – |
屋根付き休憩所 | 無し | – |
遊泳区域制限 | 無し | – |
監視員 | × | – |
クラゲ防止ネット | 無し | – |
潮流 | 有り | – |
リーフエッジまでの最短距離 | 約200m | – |
イノーの浜
訪れた時は干潮の時間でした。
泳いでいる人は誰もいません。
↑南北に幅約250メートルある大きな砂浜です。
波打ち際に軽石が打ち上げられていました。
イノーの浜にはシャワーや休憩所はない
イノーの浜は集落から離れた無人の海岸なので、トイレはもちろんシャワーはありません。
イノーの浜の場所
座間味島の港(フェリーターミナル)からイノーの浜までは車やバイクで20分程で到着します。徒歩だと約1時間半かかります。
阿佐集落からは徒歩約1時間、車やバイクで約15分です。
イノーの浜の行き方
↑座間味島の東側の道路を突き当りまで進むと、左側にアスファルトで舗装されていない道があるのでそこを進みます。
バイクや車はこのスペースに停めることもできます。
写真左側の未舗装路を歩いて5分ほどでイノーの浜に到着します。
イノーの浜への道は舗装されていない
未舗装路はバイクや車で通ることもできます。
もしレンタカーで運転に慣れていない場合はこの場所に車を停めてから徒歩で浜に向かったほうが良いです。なぜなら未舗装路では万が一、対向車が来た場合、すれ違える道幅がないので後退しないといけないからです。
ちなみに未舗装路は”わだち”がありますが、石は少ないので慎重に進めば自転車やバイクで通ることも十分可能です。
↑写真左側を真っすぐに進みます。
右側(南側)に進むと唐馬の浜です。
↑車止めのコンクリートブロックが置かれているので車はこれ以上進めません。
手前に駐車できるスペースがあるのでそこに停めれます。
↑50メートルほど未舗装の道を進むとイノーの浜に到着します。
↑海岸の後ろ側に木々の日陰があるので荷物を置くのに丁度いいです。
イノーの浜の海中撮影箇所
↑当記事の写真を撮影した箇所は上図のピンク色の〇で囲った部分です。
海岸からリーフエッジまでの距離は非常に遠く、約200メートル以上あります。
慶良間諸島の中で最もリーフエッジまでの距離が長い海岸です。
ハッキリとしたサンゴ礁のリーフエッジがあるのは座間味島ではこのイノーの浜とチシ展望台の下にあるチシ海岸だけです。
他の座間味島のビーチエントリー可能なシュノーケリングスポットは徐々に水深が深くなる海岸で、砂地の海底にサンゴが点在しています。
干潮時は泳いでリーフエッジまで行けない
イノーの浜は干潮時、水深が浅くなるので泳いでリーフエッジまで行くことはできません。水深0~30センチぐらいです。
海岸からリーフエッジまで片道200メートル以上あるので、もしロングフィンがあれば泳いでリーフエッジまでいくほうが楽なので満潮時に訪れるほうがいいかもしれません。
一方、ストラップタイプのフィンとマリンブーツを併用して使う場合は干潮時に訪れても歩いてリーフエッジまで行くことは可能です。
干潮時に訪れたのでリーフエッジまで片道徒歩5~10分程掛かりました。
干潮時のイノーの浜のようす
写真は干潮時間から1時間後のようすです。
潮位(潮高)107センチの時に訪れています。
↑海岸の手前部分は完全に干上がっています。
なお、リーフエッジの手前数十メートルの沖まで進まないとサンゴは一切ありません。
↑リーフエッジに向かう途中にも干上がりかけている個所があります。
↑リーフエッジの数十メートル手前から海底にサンゴがびっしりになるので歩いて進めなくなります。ここでフィンを装着します。
イノーの浜の海中のようす
ビーチーエントリーでイノーの浜をシュノーケリングしたときの海中の様子です。
リーフエッジ手前の浅い場所のようす
リーフエッジに向かう途中に沢山のサンゴが生えていました。
↑やや小さいサイズでしたが色とりどりのサンゴが生えています。
透明度も高いので海中の景観は綺麗でした。
リーフエッジ直前はサンゴがビッシリで歩いて行くのは無理です。
とはいえ、中央らへんにサンゴの生え方がまばらな場所があるので、その個所を探せばリーフエッジの端まで歩いて行くことは不可能ではありません。
リーフエッジのようす
ここからは主にアウトリーフから見た海中の景観のようすです。
↑海面の水温が高い層と、その下の海水温が低い層が分離しています。
イノーの浜の沖に停泊している船の下のようす
訪れた時にイノーの浜の沖にダイビング船かシュノーケリング船かわかりませんが、船が停泊していました。その船の下の海中のようすです。
↑海底にアンカーを降ろして、その周りで数人がロングフィンを付けて潜水していました。
リーフエッジ付近の魚
ここからはリーフエッジ付近にいた魚の一部です。
↑周囲と同じ色をしたネズミフグが海底にいました。
↑青くてカラフルなブダイの仲間は他にも沢山いました。
↑リーフエッジ付近は魚の数も種類も多いです。
とくに綺麗な色をしたブダイの仲間が多かったです。
サンゴ礁の上で泳ぐ魚の群れも頻繁に見ました。
訪れた時は、クマノミ、ウミヘビ、ウミガメとは遭遇しませんでした。
干潮時に戻るときの注意点
↑干潮時はリーフエッジのサンゴ礁に白波が発生します。
上の写真の場所の下にはサンゴが密集していて人が泳いで通ると波に揉まれて危険です。
↑イノーの浜の沖の中央付近にサンゴの生え方がまばらな個所があるので、そこを通るとサンゴに引っかかることなく安全に陸に戻れます。
イノーの浜でビーチエントリーシュノーケリングする時の注意点
イノーの浜の沖のリーフエッジを超えた海中(アウトリーフ)は海岸に対して横向きの潮流がありました。
流れに逆らって進むことはできたので強い流れではありませんが、ショートフィンだと厳しいかもしれません。長めの推進力のあるフィンを使ったほうが良いです。
それと、干潮時に限ったことですが、沖のリーフエッジのサンゴ礁に波が発生するので、海岸に戻るときはサンゴの少ない帰路ルートを探す必要があります。
一番確実なのは元来たルートから戻ることですが、時間経過で潮位が変化して元来たルートでも戻れない時や忘れてしまったときは、中央らへんにサンゴの生えている密度が低い個所(サンゴの少ない個所)があるのでそこを目指すと大丈夫です。
ちなみにリーフエッジの南側はサンゴがビッシリで足の踏み場がありませんでした。
- ドライシュノーケルとフィンがないとアウトリーフで泳ぐのは危険
- サンゴを壊さないように要注意!
- アウトリーフからインリーフに戻る時は沖からくる波(潮)の流れに乗るとフィン(足)を使わずに前進できるのでサンゴに触れずに戻ることが可能
イノーの浜のシュノーケリングはフィンとドライシュノーケルは必須
ビーチエントリーシュノーケルリングには欠かせないフィンとイチオシ装備のドライシュノーケルは別の記事にまとめています。
個人シュノーケリングにおすすめのフィンはこちらの記事です↓
おすすめシュノーケリング用フィンの選び方と製品比較
個人シュノーケリングには必須のドライシュノーケルの記事はこちらです↓
シュノーケリングにおすすめのドライシュノーケル比較
まとめ
イノーの浜の海中のサンゴはややサイズが小さいですが、テーブルや枝サンゴが広範囲に群生していました。
魚も多種多様で比較的大きな魚も多かったです。
沖のリーフエッジ付近(アウトリーフ)は波が発生して潮流があるため、透明度は高く、ケラマブルーの鮮やかな海水と合わさって非常に綺麗な海中の景観を醸し出しています。
唯一の難点は綺麗な海中景観を見るために少々苦労が必要なことです。
まず、座間味島の東の端にある海岸なので集落から遠いのでバイク、自転車、車などの移動手段が必要です。
そして、海岸から片道200メートル以上は泳ぐか歩かないとリーフエッジまでたどり着けないので多少体力が必要です。
座間味島に1泊以上する場合で時間があるなら訪れる価値は十二分にあるビーチエントリーシュノーケリングスポットです。
- 海中の景観の綺麗さは座間味島でも指折り
- アウトリーフは海岸に対して横向きの潮流があるので長いフィンのほうが楽。ショートフィンだと厳しいかも
- 干潮時のリーフエッジ付近は足の踏み場もないほどサンゴがビッシリなので、踏まないように注意!
- 干潮時はストラップタイプのフィンがおすすめ!
- 沖のリーフエッジの真ん中付近にサンゴの密集度が低い個所があるので干潮時はそこを通らないと、サンゴに触れずに陸に戻ることはほぼ無理なので要注意!
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