くら寿司を利用したときのようすを写真多めでレポートします。
この記事はこんな人におすすめ!
- くら寿司のようすが知りたい
くら寿司の詳細情報
くら寿司は大阪府堺市で1977年に創業し、北海道から沖縄県の全都道府県に約500店舗展開している回転寿司チェーン店です。
回転寿司業界での売上高はスシローに次ぐ第2位です。
他の回転寿司チェーン店には無いオリジナル要素が多いことが特長です。
くら寿司の特長
くら寿司の特長は下記の4つです。
- 寿司カバー
- 空き皿を投入して回すくじ引き”ビッくらポン”
- 皿カウンター水回収システム
- 回転レーンとオーダー専用レーンが併設
①寿司カバー
回転レーンを回っている料理の上に寿司カバーが掛けられており、ホコリの付着を防いでいます。
このオリジナルの寿司カバーはくら寿司の最大の特長です。
他の大手回転寿司チェーン店に寿司カバーが導入されていない理由は、くら寿司が”寿司カバー”の特許を取得しているからです
②ビッくらポン
各座席に設けられている皿回収システムの投入口に、食べ終わったお皿を投入すると、5皿に1回”ビッくらポン”という名称が付いたくじ引きが回り、くじに当たると景品がもらえます。
景品は子供用の玩具です。
③皿カウンター水回収システム
くら寿司は食べ終わった皿を各席の中央に設けられている投入口に投入します。
この仕組みは「皿カウンター水回収システム」という名称が付いています。
この仕組みはくら寿司だけです。
上記①寿司カバーも②ビッくらポンもくら寿司だけのオリジナルです。
④回転レーンとオーダー専用レーンが併設
レーンが二段になっており、下段に回転レーン、上段がオーダー専用高速レーンになっています。
下段の回転レーンは従来の蛇腹レーンで、料理がエンドレスで循環しています。
上段は注文商品を高速で席に届けるストレートレーンで、一方通行のベルトコンベヤー(自動ベルト)になっています。
上段のレーン(自動ベルト)が稼働するのは、お客さんが卓上のタッチパネルからメニューを注文後、各席に注文した料理を届けるときだけです。
しかも、自分の席の前で自動ベルトがピタッと停止するので注文した寿司を取り損ねて他のお客さんの席に流れてしまうこともありません。
なので、他のお客さんが注文した商品を間違えて取ってしまうこともありません。
昔ながらの回転レーンと、オーダー専用レーン(ベルトコンベヤー)が併設されているのはくら寿司だけです。
大手回転寿司チェーン店のレーン状況:
- スシロー:回転レーンのみ
- はま寿司:オーダー専用レーン(2段)のみ
- かっぱ寿司:オーダー専用レーン(1段)のみ
※店舗によってレーン状況は異なります。
くら寿司 店舗のようす
くら寿司の店舗を利用したときのようすです。
くら寿司お店の外観
くら寿司お店の内観
くら寿司座席のようす
くら寿司の座席はボックス席(テーブル席)とカウンター席があります。
ボックス席(テーブル席)
カウンター席
レジカウンター
↑有人レジは無くセルフレジだけです。
テイクアウトの寿司もこのカウンターで受け取ります。
支払いはQRコードや電子マネーが利用可能
支払いは現金とクレジットカードはもちろん、Suicaや楽天Edyなどの電子マネー、PayPayや楽天PayなどのQR決済などが利用可能です。
給水機
↑冷たい水は店内の給水機で汲むことができます。
温かいお茶は各席に置かれたお茶の元(粉末緑茶)とお湯で作ります。
卓上調味料
くら寿司のテーブル上の調味料
- しょうゆ
- 甘だれ
- わさび
しょうゆと甘だれの容器はプッシュ式になっています
わさび
↑くら寿司のわさびは化学合成された添加物が入っておらず、粗めにすりおろした状態です。風味が良いので他のチェーン店のわさびよりも段違いに美味しいです。
回転レーン上にある調味料
くら寿司の下段の回転レーンの上に置かれている調味料は下記の3種類で個包装されています。
- ポン酢
- 塩
- 七味唐辛子
お茶
↑温かいお茶は卓上にある粉末状のお茶の元(粉末緑茶)をお湯に溶かして作ります。
↑お茶の湯飲みは各席の頭上(レーンの上)に置かれています。
↑お湯は卓上にあるにある湯出し口から出ます。
割り箸
↑テーブル上に割り箸と爪楊枝が置かれています。
割り箸の口側部分がむき出しになって汚れないようにカバー(蓋)がされています。
スプーン
↑デザートや茶碗蒸しを食べるときに使うスプーンも卓上に置かれています。
甘酢生姜(ガリ)
↑甘酢生姜(ガリ)は卓上に置かれています。
おしぼり
↑おしぼりは給水機の横に置かれています。各テーブル上には置かれていません。
お皿投入口(皿カウンター水回収システム)
↑各テーブルには空き皿を回収する投入口が設けられています。
回転レーンとオーダー専用レーン
くら寿司のレーンは循環式の回転レーンとオーダー専用高速レーンのベルトコンベヤー(自動ベルト)が併設されています。
オーダー専用高速レーンは他のお客さんと共有しています。
届いた料理は早めに自席のテーブルに移動させないと他のお客さんの注文が滞ります。
寿司カバー
くら寿司が特許を取っている寿司カバーはレーン下段を循環している回転レーン上の料理にホコリが着かない役目があります。この寿司カバーは外すコツがあります。
寿司カバーの開け方
↑寿司カバーには一切触れずに料理の皿だけ取ることが最大のポイントです。
↑皿を上に上げると自動的に皿カバーが開く仕組みになっています。
それを知らずに皿カバー部分に触れて開こうとしても全く開きません。
くら寿司 店内飲食する方法
くら寿司の店舗内で飲食して支払う流れは下記のとおりです。
- 店内の受付機で座席番号レシートを受け取る
- 卓上のタッチパネルから料理を注文/会計する
- ①の座席番号レシートを使ってレジで支払う
受付機で出力される座席番号レシートは支払い時にも利用します
※くら寿司を利用する流れは他の大手回転寿司チェーン店と同様です
①受付機で座席番号レシートを受け取る
↑スマホ等から席を予約していない場合は画面右側の【お店での受付の方】を押します。
↑利用人数を入力します。
↑【決定】ボタンを押します。
1名利用の場合はテーブル席は選択できず、自動的にカウンター席に案内されます。
↑席番号が記載されたレシートが発券されるので、記載された番号の席を利用します。
↑この席番号が記載された紙レシートは会計時にも利用するので保管しておきます。
②卓上のタッチパネルから料理を注文する
卓上のタッチパネルを使ってすべてのメニューを注文します。
メニューを表示させる手順
↑最初、タッチパネル画面にはスマホ注文の案内が表示されているので【タッチパネルでご注文の方はこちら】をタップします。
↑お皿5枚で回せるゲームくじ引きのビッくらポンをするか否かを選択します。
↑最初に表示させたいメニューカテゴリーをタップします。どこを選択しても内部で繋がっています。
商品を注文する手順
↑注文したい商品のシャリの量と数量を選択して【注文する】ボタンをタップします。
↑注文が完了するとこの画面が表示されるので料理の到着まで待ちます。
↑注文した商品が各席のオーダー専用レーン(上段)に到着する数秒前に、タッチパネル画面には到着した商品の内容が表示されます。
↑オーダー専用レーンがテーブルの真横で停止するので、取り損ねて先に流れることもなく楽に受け取れます。
会計時の手順
↑タッチパネル右下の【会計に進む】ボタンをタップすると店員さんが来て、会計処理してくれます。
③座席番号レシートを提示してレジで支払う
↑最初に店頭の受付機で受け取った座席票の紙レシート使ってセルフレジで支払います。
以上が注文から会計の流れです。
くら寿司 実食
ここからはくら寿司の商品を実食したようすです。
極み熟成まぐろ
↑極み熟成まぐろ(税込110円)は普通に美味しいマグロです。
熟成させているので普通のマグロよりも若干ですが味の深みを感じます。
極み熟成中とろ(1貫)
↑極み熟成中とろ(税込220円)は熟成させているので表面が乾燥しています。
”極み”が名称に付いていますが、”熟成大とろ”のほうが脂のノリが良く味も美味しかったです。それにも関わらず同じ価格なのはマグロの種類が違うからなのでしょうか。。
熟成大とろ(1貫)
↑熟成大とろ(税込220円)も寝かせて熟成させているので水分量が少なく、表面はやや乾燥しています。熟成させていない普通の新鮮な大とろのほうが美味しいです。
サーモン
↑サーモン(税込110円)の味は普通ですがネタが乾燥して艶がありません。まるで熟成させているかのようです。おまけに厚さも薄いのでお得感はありませんでした。
はまち
↑はまち(税込110円)は適度に脂がのっていて美味しかったです。
いくら軍艦
↑軍艦のいくら(税込110円)は2貫です。いくらの量は少な目ですが美味しいです。
かけうどん
↑平日限定のかけうどん(税込165円)は他の回転寿司チェーン店のうどんよりも鰹出汁が効いていて美味しいです。
くら寿司のかけうどんの詳細はこちらの記事を参考にしてください↓
くら寿司 かけうどん 口コミ評判レビュー
ビッくらポン
↑ビッくらポンはくじ引きゲームです。
くじの景品が入った容器はレーン上に設置されています。
お皿を各テーブル上に設けられている皿回収用の投入口に5枚入れると1回抽選できます。
ゲーム(抽選)の様子は各席に設置されているタッチパネルに表示されます。
↑写真は射的になっていますが、時期などによって内容は変わります。
↑タッチパネル内のキャラクターのアニメーションが表示され結果が表示されます。
当たると、景品の入ったカプセルが1個出てきます。
まとめ
くら寿司は無添加をウリにしているので他の寿司チェーン店よりも醤油や甘だれ、わさび等の調味料が美味しいです。
無添加以外にもホコリ等の付着を防ぐ寿司カバーや、オーダー専用レーンを他店よりも早く導入している点などから、利用者側のメリットを優先している傾向が強いと感じます。
ただし、寿司ネタの鮮度や、キャンペーン(フェア)の期間限定品のコスパは他店よりも劣っています。
それと、カウンター席のタッチパネル端末が頭上の高さで固定されており、他の大手回転寿司チェーン店のように自由に取り外して手元で操作できません。
なので注文する時に頭の高さに腕を上げっぱなしにする必要があるので腕が疲れます。
自分の個人スマホから注文することもできますが通信が発生するので面倒です。
とはいえ、他の大手回転寿司チェーン店の中では最もシステムが先進的かつ合理的で、バランスが取れています。
とくに従来の循環式回転レーンとオーダー専用高速レーン、2つの異なる役割のレーンが併設されている点がユニークです。
- 回転寿司のパイオニア的オリジナル要素が多く”先見の明”がある
- 要所に衛生的な工夫が施されている
- 肝心の寿司ネタの美味しさとお得感はイマイチ
- 自動発券機とセルフレジ、オーダー専用レーンで殆ど人を介さずに飲食できる
- タッチパネル端末が取り外し不可で頭上の高い位置にあるため料理注文時に腕が疲れる
- ネタ切れ(品切れ)情報の告知が無く、明瞭化されていないことが最大のデメリット