スシローを実際に利用したときのようすを写真多めで詳細にレポートします。
この記事はこんな人におすすめ!
- スシローの詳細な様子や入店から会計までの流れと利用する方法が知りたい
スシローの詳細情報
スシローは大阪府豊中市で1984年に創業し、北海道から沖縄県の全都道府県に約630店舗展開している回転寿司チェーン店です。
回転寿司業界での売上高は首位です。
他の回転寿司チェーン店にはあるオーダー専用レーンが無いことが特徴です。
スシローを運営している会社は株式会社あきんどスシローです。
”あきんど”とは大阪弁で商人という意味です。
スシローの特徴
スシローの特徴は下記の2つです。
- 他の回転寿司店よりも寿司ネタのサイズが大きく新鮮、かつ安価でお得感がある
- 昔ながらの回転レーンだけの店舗が過半数。ごく少数の店舗にのみオーダー専用高速レーンがある
寿司ネタのサイズが大きく新鮮で安価
スシローの最大の利点は他の競合する回転寿司チェーン店よりもネタが新鮮でサイズも大きく安いことです。
ただし、2022年に1皿あたり10円~30円値上げしたので、価格面での優位性は薄れています。2022年10月の値上げ(価格改定)については後述しています。
昔ながらの回転レーンしかない店舗がほとんど
スシロー以外の大手回転寿司チェーン店のくら寿司、はま寿司、かっぱ寿司ではオーダー専用高速レーンを導入している店が殆どです。
ところが、スシローは従来の回転レーンしかない店が過半数で、オーダー専用高速レーンがある店舗は極々少数です。
つまり、スシローは他店と比較すると、良くも悪くもアナログ的な要素が残っているということです。
店舗にオーダー専用レーン(ベルトコンベヤー)が併設されていないのはスシローだけです。
大手回転寿司チェーン店のレーン状況:
- スシロー:回転レーンのみ
- くら寿司:回転レーンとオーダー専用レーンの併用
- はま寿司:オーダー専用レーン(2段)のみ
- かっぱ寿司:オーダー専用レーン(1段)のみ
スシローの値上げ
1984年の創業以来38年間1皿税込110円でしたが、2022年の10月1日から10円~30円程値上げしました。
スシローは店舗の場所によって価格が異なります。
「郊外型」、「準都市型」、「都市型」の3つの価格帯があります。
例えば、大阪府にある店舗でも国道沿いのロードサイド店は郊外型といった具合に、人口の少ない都道府県でも観光地にある店舗は都市型だったりします。
店舗区分 | 皿の色 | 旧税込価格 | 現税込価格 | 差額 |
---|---|---|---|---|
郊外型 | 黄色 | 110円 | 120円 | +10円 |
赤色 | 165円 | 180円 | +15円 | |
黒色 | 330円 | 360円 | +30円 | |
準都市型 | 黄色 | 121円 | 130円 | +9円 |
赤色 | 176円 | 190円 | +14円 | |
黒色 | 341円 | 370円 | +29円 | |
都市型 | 黄色 | 132円 | 150円 | +18円 |
赤色 | 187円 | 210円 | +23円 | |
黒色 | 352円 | 390円 | +38円 |
スシロー 店舗のようす
スシローの店舗を利用したときのようすです。
スシローお店の外観
スシローお店の内観
おもち帰りロッカー
↑ネット注文したテイクアウトの寿司をこのロッカーで受け取ることもできます。
↑スマホのQRコード画面を読込部分にかざすとロッカーの扉が開きます。
↑スシローでネット注文する方法はこちらの記事を参考にしてください↓
スシロー テイクアウト ネット注文する方法と詳細手順
スシロー座席のようす
スシローの座席はカウンター席とボックス席(テーブル席)があります。
カウンター席
ボックス席(テーブル席)
食器返却口
↑通路の奥にある扉は使用済みの食器を返却する時に店員さんが利用します。
レジカウンター
↑テイクアウトの寿司はこのカウンターでも受け取ることができます。
セルフレジ
セルフレジの使用方法
スシローのセルフレジでPayPayを使って支払う方法は下記のとおりです。
スシローのセルフレジでPayPayを使って決済する方法と手順
- 会計札のバーコード部分をセルフレジのバーコードリーダにかざして読み込ませる
- セルフレジの支払い方法選択画面内のモバイル決済を押す
- 自分のスマホのPayPayバーコードを表示させて、①と同様にバーコードリーダにかざして読み込ませる
- 支払い完了。レシートが発券される
支払いはPayPayなどのQRコードはOKだが電子マネーはNG
支払いは現金とクレジット、PayPayや楽天PayなどのQR決済が利用できます。
スシローではSuicaや楽天Edyなどの電子マネーは利用できません
給水機
↑冷たい水は店内の給水機で汲むことができます。
温かいお茶は各席に置かれたお茶の元(粉末緑茶)とお湯で作ります。
卓上調味料
スシローのテーブル上の調味料
- しょうゆ
- 甘だれ
回転レーン上の調味料
↑スシローの回転レーンの上に置かれている調味料は写真左から下記の4種類で個包装されています。
- わさび
- 七味唐辛子
- 塩
- 胡椒
お茶
↑温かいお茶は卓上にある粉末状のお茶の元(粉末緑茶)をお湯に溶かして作ります。
↑お茶の湯飲みは各席の頭上(レーンの上)にあります。
スプーンとおしぼりも置かれています。
↑お茶用のお湯は卓上にあるにある湯出し口から出ます。
黒く丸い部分がボタンになっているので湯飲みで押すとお湯がでます。
割り箸
↑テーブル上に割り箸と爪楊枝が置かれています。
割り箸の口側部分が汚れないようにカバー(蓋)が掛かっています。
甘酢生姜(ガリ)
↑甘酢生姜(ガリ)は卓上に置かれています。
回転レーン
スシローの回転レーンにはお客さんが注文した料理しか流れていません。
レーン上の寿司がぐるぐる回っている楽しい光景は見れません。
スシロー 店内飲食する方法
スシローの店舗内で飲食して支払う流れは下記のとおりです。
- 店内の受付機で案内札(座席番号レシート)を受け取る
- 卓上のタッチパネルから料理を注文/会計する
- 席で店員さんが皿を計算し、会計札を使ってレジで支払う
店内が満席の場合は受付機で”お呼び出し番号”レシートが発券されます。
空席が出来て自分の番号が呼び出されると、再度受付機で”お呼び出し番号”レシートを読み込ませて案内札(座席番号レシート)を発券し受け取ります。
受付機で出力される案内札(座席番号が書かれた紙レシート)は支払い時に利用しません。
※他の大手回転寿司チェーン店では座席番号レシートを支払い時にも利用しますがスシローは”お会計札”を利用して支払います。
①受付機で座席番号レシートを受け取る
↑スマホ等から席を予約していない場合は画面左側の【お店で受付の方】を押します。
↑利用人数を入力し、テーブルかカウンター(どちらでも良い)を選択して【発券】を押します。
↑案内札(座席番号レシート)が発券されるので、記載された番号の席を利用します。
この席番号が記載された紙レシートは会計時に利用しません。
満席時の流れ
↑満席時は受付機から”お呼び出し番号”の紙レシートが発券されます。
自分の番号が呼ばれたら、発券機のQRコードリーダーに読み込ませると案内札(座席番号レシート)が発券されます。
②卓上のタッチパネルから料理を注文する
卓上のタッチパネルを使ってすべてのメニューを注文します。
メニューを表示させる手順
↑最初、タッチパネル画面には案内札(座席番号レシート)の席番号が表示されているので画面を適当にタップします。
↑最初に表示させたいメニューカテゴリーをタップします。
どこを選択しても内部で繋がっています。
商品を注文する手順
↑注文したい商品の写真をタップすると右側に商品名が表示されるので必要に応じて数量を増減します。最後に【注文する】ボタンをタップします。
↑注文が完了するとこの画面が表示されるので料理が到着するまで待ちます。
スシローにはオーダー専用レーンが無いので、自分が頼んだ料理皿の下に、席毎に色が指定された受け皿の上に載せられて回転レーン上を流れてきます。
受け皿にはオーダ品と書かれています。
この色付き受け皿の色はタッチパネル画面から確認できます。
※受け皿の色は席毎に紐づかれているので、同じ席を利用している限りずっと同じ色です。
↑注文した商品が各席の回転レーンに流れてくる数秒前に、タッチパネル画面には到着した商品の内容が表示されます。
同時にタッチパネル端末からお知らせのメロディーが鳴ります。
↑オーダー専用レーンではないのでテーブルの真横で停止しません。
なので気づかなかったりトイレに行っていると先に流れて行ってしまうので取り損ねてしまいますが、レーンは循環しているのでまた流れてきます。
- オーダ品と書かれた赤色の受け皿はレーン上に残し、料理の皿だけを受け取ります
- 受け皿の色は全て赤色
- 各席毎に異なる受け皿の”色”は漢字の文言の違いだけで実際の見た目の色とは無関係
- 正確には受け皿に書かれた”赤色”や”黄色”など漢字のフレーズによって他席と自席の注文品か否かを識別します
- なので、誤って他人の注文品を取ってしまわないよう注意が必要です。
会計時の手順
↑タッチパネル画面の右上に表示されている”呼び出し/会計”ボタンをタップします。
↑料理提供状況を確認後に”呼び出し/会計”ボタンをタップします。
↑【はい】をタップして、お皿の計算に店員さんが来るのを依頼します。
店内にメロディーが鳴り、直ぐに店員さんが席に訪れます。
↑店員さんが実際に食べた料理皿を計算して小型端末に入力後、”お会計札”を受け取ります。
↑最後にこの画面が表示されます。以降は注文できなくなります。
③座席番号レシートを提示してレジで支払う
↑”会計札”をセルフレジのバーコードリーダーに読み込ませます。
↑画面内ボタンの左右が現金とクレジットカードで、PayPayなどのQRコード決済は真ん中のモバイル決済を押します。
モバイル決済は自分のスマホのQRコード画面を表示させて、バーコードリーダーに読み込ませます。
以上が注文から会計の流れです。
スシロー 実食
ここからはスシローの商品を実食したようすです。
利用時期によってメニュー内容と価格が変動するので写真に実際に食べた年月を記載しています。
なお、各ネタの姿形や脂の乗り具合は、魚のサクを切り出す部位によって変わるので参考程度にしてください。
まぐろ
↑まぐろ(税込110円)は普通に美味しいマグロです。
漬けまぐろ
↑漬けまぐろ(税込110円)は普通のまぐろよりも味が付いているので美味しいです。
大とろ(1貫)
↑期間限定で大とろ1貫が税込165円でした。
サーモン
↑サーモン(税込110円)は昔のほうがネタのサイズが大きい気がします。
味は普通に美味しいです。
オニオンサーモン
↑オニオンサーモン(税込110円)はオニオンの下にマヨネーズが載っています。
アボカドサーモンだったら文句無しなのですがスシローのメニューにはありません。最
焼とろサーモン
↑焼とろサーモン(税込110円)は普通のサーモンよりも脂の乗りが良く美味しいです。
おろし焼とろサーモン
↑おろし焼とろサーモン(税込110円)は普通の焼とろサーモンにネギとおろし大根が載っているのでお得です。さっぱり食べれるのでおすすめです。
炙りサーモンバジルチーズ
↑ 炙りサーモンバジルチーズ(税込110円)は焼とろサーモンよりも火が通っていて、上にチーズとバジルソースが載っています。
はまち
↑はまち(税込110円)は適度に脂がのっていて美味しかったです。
春から秋は”ぶり”の代わりに”はまち”になります。
寒ぶり
↑冬季にのみ販売される寒ぶり(税込110円)は昔はハラミの部分も混ざっていました。
ネタの厚さや部位がバラバラで最も安定していない寿司ネタでした。
この違いはネタの部位が背中側なのか腹側なのかによって違うからです。
現在は腹側のハラミ部位は混ざることはなく、別商品として販売されています。
昔は背中と腹側、どっちの部位が来るのか楽しみの一つでしたが、現在はハラミの部分は混在しなくなったので、お得感が無くなった要因のひとつです。
活〆ぶりとろ(1貫)
↑活〆ぶりとろ(税込165円)は1貫ですがネタのサイズは大きいので食べ応えはあります。
“とろ”なので必ず腹側の部位が提供されます。
活〆真鯛
↑活〆真鯛(税込165円)は白身なのであっさりしています。
とろかつお
↑とろかつお(税込165円)はネタの上に生姜とネギが載っています。”とろ”かつおですが脂の乗りは少ないのでアッサリしています。
ほたて貝柱
↑ほたて貝柱(税込165円)はサイズが不揃いな時もありますが味は美味しいです。
白とり貝
↑白とり貝(税込110円)は旨味が少なくイマイチでした。
フレンチ仕立てのサーモンアボカド
↑期間限定品のフレンチ仕立てのサーモンアボカド(税込165円)は炙りサーモンにチーズとアボカド、その上にカレー風味のクリームソースが載っています。味はイマイチです。
えびアボカド
↑ えびアボカド(税込110円)はオニオンとアボカドの上にマヨネーズが掛かっていてボリューム感があります。
いくら
↑以前は軍艦のいくらは2貫で税込110円でした。
↑税込110円から税込165円に値上がりしました。若干いくらの量も少なくなったような気がします。
↑期間限定で軍艦いくらが税込120円で販売されていました。
以前にも増してイクラの量が多いです。味はいつ食べても同じです。
まぐろユッケ(卵黄醤油)
↑まぐろユッケ(卵黄醤油) (税込110円)は見た目ほど醤油の味が濃くありません。
軍艦甘エビ
↑軍艦甘エビ (税込110円)はマヨネーズが美味しいです。エビの味はいまひとつです。
なっとう
↑納豆軍艦(税込110円)はひきわりです。現在は小粒になっています。
いくら包み
↑いくら包みは税込165円なので普通の軍艦いくらと同じ価格ですが、イクラの量は軍艦の方が多いです。
本鮪3貫盛り
↑ 本鮪3貫盛り(税込330円)はとにかくネタが新鮮でお買い得です。
サーモン3貫盛り
↑サーモン3貫盛り(税込165円)はお得感があります。
ジャンボとろサーモンは1貫110円なので、いろいろ食べたい場合に丁度良いです。
貝3貫盛り
↑貝3貫盛り(税込110円)はネタのサイズが小さいです。
軍艦3貫盛り
↑軍艦3貫盛り(税込110円)はお得感があります。
かけうどん
↑平日限定のかけうどんは税込160円です。
大手回転寿司チェーン店の中で1番容量が多く麺もつゆも沢山入っています。
かけうどんの具材は「天かす」、「かまぼこ」、「ねぎ」、「ごま」の4種類です。
デザート
ここからはデザートです。
北海道ミルクレープメルバ
↑北海道ミルクレープメルバ(税込253円)
ストロベリーソースと苺の果肉、ホイップクリームが添えられています。
クッキー&クリームパフェ
↑クッキー&クリームパフェ(税込308円)は期間限定パフェです。
ココアビスケットとチョコとバニラのアイスにはクッキーが入っています。味はイマイチでした。
パフェ・タルト・タタン
↑パフェ・タルト・タタン(税込385円)は期間限定パフェです。
一番上にかかっているのはりんご煮ソースで下はバニラアイスです。
一番下にはカスタードプリンも入っています。
とろーりクリームティラミス
↑とろーりクリームティラミス(税込330円)は期間限定スイーツです。
北海道ミルクカタラーナ
↑北海道ミルクカタラーナ(税込198円)は期間限定スイーツです。
北海道産の生クリームを使ってるのが特長ですが、味は普通です。
フローズンマンゴー
↑フローズンマンゴー(税込132円)はデザートの中で一番美味しいです。
スシローのランチメニュー
↑平日の15時迄限定のランチセットもあります。
8貫+4巻で税込580円なのでお得感はありませんが、+100円で茶碗蒸し、わかめの味噌汁、かけラーメン、かけうどんの4種類の中から1品を付けれるので好きな料理がある場合はお得かもしれません。
※ランチセットは店舗によっては実施していない可能性があります。
まとめ
スシローは寿司ネタが美味しく新鮮でお得感が強いのが最大の特長です。
外食産業全体の原価率は35%前後と言われていますが、スシローの原価率は約50%と薄利多売なので、会社側よりも利用者側のメリットを第一に考えている希少なお店です。
それは数値上ではなく、お店での実食で感じ取ることができます。
なぜなら、明らかに他の回転寿司店よりもネタのサイズは大きく、新鮮なのにも関わらず安価だからです。
なので、他の回転寿司屋よりも、明らかに美味しくて安いので最も利用回数の多い回転寿司チェーン店だった人も多いはず。
ところが、値上げなどが原因で他店との差が無くなってきました。
とくにはま寿司とかっぱ寿司の追い上げが顕著で、まぐろやサーモンなどの人気のメニューはスシローよりも若干安いです。
今までが安過ぎただけなのか、スシローの価格面での利点は確実に薄れてきています。
昔ながらの回転レーンしかない唯一の大手回転寿司チェーン店になってしまいました。
オーダー式だけを採用している店は回転レーン上に食べ物が回っていないので、素っ気なく機械的です。もはや回転寿司ではありません。
老若男女に関わらず、娯楽要素があるのは明らかに回転レーン上に食べ物が回っているスシローだと思うので、競合店との差別化という意味でも、見て楽しめる回転レーンは継続してほしいですね。
- 2021年までは他社よりも圧倒的な値打ち感に差があったが、現在その差は急速に縮まっている
- はま寿司とかっぱ寿司の追い上げで価格面での利点は無くなっている
- それでも回転寿司チェーン店の中ではネタの鮮度と美味しさは頭一つ抜けている
- ただし、最近の値上げでスシローよりも”はま寿司”のほうがお得感はある
- 極一部の店舗にしかオーダー専用高速レーンがない
- 回転レーンしかないので”はま寿司”や”かっぱ寿司”よりもレトロ感がある
スシローの期間限定品100円大とろはこちらの記事を参考にしてください↓
スシロー 100円大トロの実食口コミ評判レビュー
スシローのネット注文する方法はこちらの記事を参考にしてください↓
スシロー 持ち帰りネット注文(テイクアウト)する方法と詳細手順