小笠原諸島 母島内を移動した実体験にもとづいたおすすめの交通手段や道路情報をレポートする
この記事はこんな人におすすめ!
- 小笠原諸島の父島内での移動手段を知りたい
- レンタカーとレンタルバイクのどちらがおすすめか知りたい
- レンタカー屋さんの場所と料金を知りたい
この記事を読むことで得られるメリット
- 父島内でのレンタカー利用のデメリットがわかる
実際に母島に行った経験から、何が一番移動手段として適しているか解説していく。
記事の最後に島内の道路状況がわかる写真を載せている。
母島内での交通手段は4つ
母島は小さな島なので島内での移動手段は4つ。
- レンタカー
- レンタルバイク
- レンタルサイクル
(電動アシスト自転車) - 有償運送
(乗合タクシー)
バスやタクシーは無い。
レンタカー
レンタカーを扱っているのは母島で1か所だけしかない。
小笠原サービスレンタカー | TEL:04998-3-7030 |
---|
軽自動車・小型自動車
料金:
5時間 5500円
10時間 6600円
24時間 7700円
以後1日 6600円
超過1時間 1100円
レンタルバイク
レンタルバイクを扱っているのは
母島で2か所ある。
基本は原付しかない。
ただし、アンナビ-チ母島ユースホステルの駐車場に二人乗りができるピンクナンバーのバイクが1台だけ止まっていたのを確認している。※2019年7月に確認
料金はお店によって異なるが参考例として
4h:3000円
24h:6000円
ダイブリゾート母島 | TEL 04998-3-2442 |
---|---|
アンナビ-チ母島ユースホステル | TEL 04998-3-2468 |
レンタルサイクル
レンタル自転車を扱っているのは
母島で1か所
ダイブリゾート母島
電動アシスト自転車
4h:2000円
24h:5000円
母島で自転車は見なかった。
有償運送(乗合タクシー)
運輸局に許可を受けた自家用車での有料送迎サービス。
料金は、乗車距離・利用人数により異なる。
小笠原母島観光協会 TEL 04998-3-2300
集落から都道最南端までは片道約2000円
集落から北港までは片道約4000円
この価格に送迎料金が含まれているかは不明。
そこらへんは要相談なのかも。
母島おすすめの交通手段はレンタルバイク
1位 | レンタルバイク 125cc |
2位 | レンタカー |
3位 | レンタルバイク 原付 |
- 二人乗り出来るレンタルバイク125ccが一番おススメ。
ただし母島ではレンタルしていないので、父島から貨物として「ははじま丸」で運ぶ必要がある。費用は片道約4000円
- 次におススメなのはレンタカー。大人数や二輪免許が無いとなると必然的にレンタカーになる。ほとんどの道は大丈夫だが、北部の山道では、すれ違えないと思うような道幅が狭い箇所があるので要注意。さらに見通しの悪いカーブでは正面衝突の可能性もある。というように道幅が狭い理由で125cc バイクに比べると車は機動性が劣る。
ちなみに125ccバイクで移動中に北部の山道で車とすれ違った際にヒヤリとした経験があるのでスピードの出し過ぎには注意が必要父島の山岳部の道よりも母島北部の山岳部の道のほうが交通量は多い
- 原付は 125cc との金額差が無くコスパが悪いのと、母島の北側は険しい山道でアップダウンが激しく急な坂が多いため原付だとあきらかにパワー不足。だが行けないことはない
- レンタルサイクルは選択肢に入れない方が賢明だ。集落を周遊するには丁度いいが、遠出には全くおススメ出来ない。とくに北港に行くには山岳ルートを通らないといけないので電動自転車でも歯が立たない。ちなみに集落内の移動には徒歩で十分
ははじま丸で父島からバイクや車は持ち込み可能
父島から出ているははじま丸にバイクや車を貨物扱いで積み込んで母島に持ち込みできる。
ははじま丸の貨物料金はバイクだと排気量によるが約4000円。
車は片道だけでも数万円するので、母島でレンタルしたほうが安上がりになる。
2人乗りバイクも、父島から母島に運ぶのに往復8000円かかるので、可能な限り母島内でバイクを借りたほうが安い。
母島内での2人乗りバイクレンタルの有無については宿泊先に確認するのが確実。
母島の一周地図
- 都道最南端から最北の北港まで約13キロ。車で約30分。集落から南側は比較的起伏はさほどでもないが、北側は険しい山道になっている。
- 集落から北港まではバイクで約20分だった。途中にトンネルもある。道中は都関係の清掃車や環境省の車が多く、何度もすれちがった。
- 財政状況が黒字の東京都に母島は属しているため、道路の整備や清掃が行き届いていて他県の離島よりも道は遥かに綺麗だと感じた。
母島の道路状況
ここからは実際に2人乗りレンタルバイクで走った母島の道路のようす。
母島のメインストリート
ここが母島内での一番交通量の多い生協(売店)前になる。
他の売店もこの近所に集中している。
母島の道路は非常に綺麗
↑さすがは東京都内だけあって道路状況はびっくりするぐらい綺麗。
沖縄県の離島とは比較にならないほどだ。
バイクで移動してもゴミや落ち葉もほとんど落ちていない。
なぜなら清掃作業が頻繁に行われているからだ。
母島の北側は山道
母島の北部の道は山深い峠越えの道になっている。
軽自動車ならばどこの道でもすれ違えるだけの道幅はギリギリ確保されているが、スピードを出し過ぎたり反応が遅れると正面衝突の危険もある。
↑道路両脇の木々が生い茂っていて緑のトンネルのような場所もある。
母島北側はトンネルが多い
↑こちらのトンネルは短く真っすぐなので先がみえる。
↑このトンネルは長く真っすぐではないので先が見えず真っ暗。
母島の道路沿いには戦跡もある
母島の道路整備のようす
都道241号の北側は山道で見通しが良くないので、対向車には注意が必要だ。とにかく観光の車両は極端に少なく、見かけるのはほぼすべて作業車両というのが母島の実態。
母島は速度制限の道路標識がない
母島は速度制限の道路標識はないのでレンタカーと2人乗りレンタルバイクは60キロまで、原付は30キロが最大速度になる
レンタカーとレンタルバイクを比較
母島内ではレンタカーもレンタルバイクも利用者は半々といった感じだった。
レンタカーもレンタルバイクもないと不便だ。
レンタカーのほうはデメリットもあるので2人乗りレンタルバイクとの比較をまとめてみた
母島内は道路整備のため清掃車が多く道幅も狭いことを考慮している。
機動性:
- レンタカー ★★★☆☆ 3点
- 2人乗りレンタルバイク ★★★★★ 5点
手軽さ:
- レンタカー ★★★☆☆ 3点
- 2人乗りレンタルバイク ★★★★★ 5点
危険性:
- レンタカー ★★★☆☆ 3点
- 2人乗りレンタルバイク ★★☆☆☆ 2点
母島の南側だけ行く場合はレンタカーも2人乗りレンタルバイクもほとんど変わらない。
北側の山道を利用する場合は2人乗りバイクのほうが小さいぶん機動性は上になる。
とくに北側に行く場合は2人乗りレンタルバイクをおすすめしたい。
まとめ
母島内のおすすめ移動交通手段はレンタルバイク。
レンタカーもありだが、母島北側の山道の道幅は狭い箇所が多いのでバイクのほうが便利だし楽。
レンタルバイクは原付ではなく、よりパワーのある2人乗りじゃないと北側の山越え道の急こう配はキツイと思う。。
でも原付で行っている人も実際に見かけたので、のんびりマイペースで走るのには原付もいいかもしれないが道幅が狭いので車の邪魔になって後ろに渋滞ができるかもしれない。。
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