小笠原諸島 父島内を移動した実体験にもとづいたおすすめの交通手段や道路情報をレポートする
この記事はこんな人におすすめ!
- 小笠原諸島の父島内での交通手段を知りたい
- レンタカーとレンタルバイクのどちらがおすすめ知りたい
- レンタカー屋さんの場所と料金を知りたい
この記事を読むことで得られるメリット
- 父島内でのレンタカー利用のデメリットがわかる
実際に父島に行った経験から、何が一番移動手段として適しているか解説していく。
最後に島内道路の写真を載せている。
母島での交通手段の記事はこちら↓
【旅行記】小笠原諸島 母島内のおすすめの移動手段はレンタルバイクそれともレンタカー?
父島内での交通手段は5つ
小笠原諸島の父島内を移動する交通手段は下記の5つある。
- レンタカー
- レンタルバイク
- レンタルサイクル
- タクシー
- 村営バス
それぞれの長所と短所を解説していく。
レンタカー
レンタカーを扱っているのは
父島で4か所。
料金は1日:7000円 以降1日につき5500円 が父島のレンタカーの平均
軽自動車だけ扱っている店が多い。
ササモク レンタカー | TEL:04998-2-2987 |
---|---|
小笠原整備工場レンタカー | TEL:04998-2-2626 |
サン・フラワー | TEL:04998-2-2801 |
アイランダー・レンタル | TEL:080-2945-5977 |
いずれのレンタカー屋もおがさわら丸が停泊している父島の沖港までの行き帰りの送迎付き
レンタルバイク
レンタルバイクを扱っているのは
父島で3か所。
料金はお店によって異なるが参考例として
50ccバイク 1日:2500円
125ccバイク 1日:4000円
小笠原観光(有) | TEL:04998-2-3311 |
---|---|
パパヤマリンスポーツ | TEL:04998-2-2377 |
下記は原付のみ扱っているお店
ペンション ジガー | TEL:04998-2-3615 |
---|
レンタルサイクル
レンタル自転車を扱っているのは
父島で1か所。
- 小笠原観光(有) TEL:04998-2-3311
料金は3時間で1000円。
電動アシスト付き自転車は1700円。
島内で自転車はほとんどみかけなかったが、高台にある「ウェザーステーション」まで人力自転車で来ている猛者もいる。
電動アシスト付き自転車は当日レンタルしかしていないので18時までに返却する必要がある
タクシー
父島内でタクシーを運営している会社は一個所のみ。たまに走っているのを見かけた。
- 小笠原観光(有) 父島タクシー TEL:04998-2-3311
村営バス
便数が1時間に1本以下と非常に少ないので観光向きではない。
市街地を周遊する「循環線」と小港海岸に向かう「扇浦線」の2つの路線がある。
バスの車体は東京都内を走っている車長が短い都営のミニバスと同様に綺麗で可愛い。
小笠原村村営バスのサイト
TEL:04998-2-3111
乗車料金:大人200円、小人100円
予約はできるの?
電話で予約できる。
- 実際に小笠原観光(有)で借りた125ccバイクは訪れる1か月程前に電話予約した。
おススメの交通手段は?
1位 | レンタルバイク 125cc |
2位 | レンタカー |
3位 | レンタルバイク 原付 |
- 二人乗り出来るレンタルバイク125ccが一番おススメ。理由はオススメな6つの理由として下にまとめた
- 次におススメなのはレンタカー。大人数や二輪免許が無いと必然的にレンタカーになる。
父島は道幅があるのでレンタカーはありだと思うが、車の駐車スペースが無い場所があるのであまりおススメしない。
例えば「初音浦」に行く山道の駐車スペースは車2台分程しかない。
さらに、「小港海岸」は近くに駐車場が無いので、かなり手前の駐車場に止めてから歩いて行くことになる。
というように駐車スペースの問題が理由で125cc バイクに比べると車は利便性が劣る
- 原付は 125cc との金額差が無くコスパが悪いのと、島内はアップダウンが激しく急な坂もあるため原付だとパワー不足を感じそう。ただし、島の西側は平たんなので山側に行かない場合は原付でも大丈夫
- レンタルサイクルは 近場の移動には良いかもしれないが、父島で一番の人気スポット「ウェザーステーション」に行く道のりには、かなり急な坂道があるので自転車で行くには苦行すぎる。なお、電動アシスト付き自転車は10時間までしか借りれず、しかもレンタルバイク屋は18時が返却期限なので、夕焼け時には使用不可能
レンタルバイク125ccが最もオススメな6つの理由
- 父島の外周道は一周約30分なので、バイクでも疲れない
- 道の整備と清掃が行き届いている父島では路面状況が良いため、二輪でも快適に走行できる
- 長期レンタルだと安い。10日間で約15000円
- 母島にも行く場合は貨物として「ははじま丸」で運べる。費用は片道約4000円
- 二人乗りできる。ヘルメットのレンタルは無料
- 125cc は二人乗りでの坂道も平気
- 母島にも行く予定の人は母島には125ccのバイクレンタルが無く、原付しかないので要注意
- 母島内を125ccで移動したい場合は父島で借りて「ははじま丸」で母島に運ぶ必要がある。※母島内でも一部の宿は二人乗りバイクのレンタルをしている
父島の一周地図
- 父島の東側は山岳のため山道になっている
- 西側の海沿いは平たんな道が多い
- 父島は財政状況が黒字の東京都に属しているため、道路の整備や清掃が行き届いていて離島のなかでは全国で一番道が綺麗だと感じた。少なくとも沖縄離島の比ではない
父島の道路状況
父島の西側はトンネルが多い。
父島は速度制限40キロ
父島内の道路は速度制限40キロが多い。
小港海岸は駐車場から遠い
↑ここが「小港海岸」に一番近い駐車場。この駐車場から「小港海岸」まで約600メートル。徒歩で約6分かかる。
↑この先を少し進むと「小港海岸」のある北袋沢に着く
父島の道路はどこも綺麗に整備されている
↑新しい道が多く綺麗に整備されている。
太平洋上の孤島でも、父島は東京都内なのだから綺麗なのも納得できる。
ウェザーステーション展望台の坂道
↑ウェザーステーション展望台に向かう途中にある急坂。
バイクか車じゃないとかなりしんどい。125ccバイクだと二人乗りでも大丈夫。
レンタカーとレンタルバイクの比較
父島内での移動方法はレンタカーとレンタルバイクのどちらでも便利なのは確か。
とはいえ、父島だとレンタカーにはデメリットもあるので2人乗りレンタルバイクとの比較をまとめてみた。
機動性:
- レンタカー ★★★☆☆ 3点
- 2人乗りレンタルバイク ★★★★★ 5点
手軽さ:
- レンタカー ★★★☆☆ 3点
- 2人乗りレンタルバイク ★★★★★ 5点
安全性:
- レンタカー ★★★★★ 5点
- 2人乗りレンタルバイク ★★★☆☆ 3点
父島は駐車スペースの無い場所もあるのでレンタカーは不利。
安全性が高いのはレンタカーのほうだが、父島は道路状況も良く山側は交通量も少なく道幅も広いのでバイクでも本州の都内よりもはるかに安全だ。
まとめ
小笠原諸島の父島内を移動するのにレンタカーでも全く問題はない。
でも、おすすめの交通手段はレンタルバイク。
レンタカーはレンタルバイクと比較すると、海に入った後に濡れた状態のまま車の座席に座るのは抵抗があるし、父島には小港海岸のように駐車スペースが無い場所もあるので機動力と気軽さが劣る。
なにより、肌で空気を感じることができるので小笠原の大自然を満喫できるのはバイクのほうなのは間違いない。
利用人数や免許の都合もあるけれど、せっかく往復48時間かけていくのだから、普段レンタカーを利用している人も父島ではレンタルバイクを利用してみるのを検討してみてはいかがだろう。きっと良い想いでになるはずだ。
- 晴天の多い夏季は小笠原の大自然を肌で感じることのできるレンタルバイク(2人乗)がおすすめ
- 父島の全ての観光スポットを周る場合は機動性に優れた2人乗りバイクがもっとも効率が良い
- レンタルバイクの原付はパワー不足なので急こう配の多い山側に行く場合はおすすめできない
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